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改めて自己紹介と腐女子になってしまった訳

簡単に自己紹介させて頂きますと、私は、夫一人、幼い娘一人の、ごく普通の40代主婦でして
まあ、腐女子と言っても女子という年齢ではない、いい年したおば様です。

私が腐女子への道を歩み始めてしまったのは、腐女子なんて言葉も、BLという言葉もなかった30年前。高校受験真っ只中の15歳という多感なお年頃の時です。

私はリア充な可愛い女の子達とは程遠く
地味(何度も言いますがブスという言葉は自分にも人にも使いませんよ!)、デブ、髪は剛毛、漫画オタクという、所謂スクールカーストでいえば底辺な女子でしたが、それなりに楽しく中学ライフを送っておりました。

そんなある日、受験のストレスの暇つぶしに、行きつけの古本屋に寄った私は、男の顔がドアップで描かれている漫画をなんとなく手に取りました。

それこそが、40代の腐女子なら一度は手にした事があるであろう、あの有名な尾崎南先生の「絶愛」だったのです。

きっと若い腐女子の方は、なんのこっちゃかわからないかもしれませんが
尾崎南さんとは、今のいわゆるBL二次元創作の先駆け的な同人作家さんで
そっちの世界であまりに人気が出すぎて、しまいには少女漫画家として商業誌でデビューした、同人界では知らぬ人のいない伝説的な方でした。

とはいえ私、中3になるまでは、男同士の恋愛本があるなんて本気で知らなかったので
最初読みはじめた時「ん?」の連続でした。

まあ簡単に絶愛の粗筋いっちゃいますと
小さい頃一目惚れした女の子を忘れられずにいた人気歌手の南條晃司さんが、ようやくその子に再会できたものの
なんと女の子だというのは勘違いで、相手は熱血サッカー少年の泉拓人という男だった。
最初は男だったなんてと失望していた晃司さんだが、泉と深く関わるうちに、男とか女とか関係なく惹かれていき、しまいには我慢できなくなって暴走するって話なんですが

これね、今でこそBL漫画沢山読んでる人ならわかると思いますが、よくある鉄板です。
しかしBLなんて言葉なかった時代、男同士の恋愛本の存在自体知らなかった私は
な!なんなんだこれは!男同士スゲエ!ヤバイ!
と、すっかりのめり込み夢中になってしまったのです。

私、男じゃないのでもしかしたらちょっと違うかもしれませんが
男同士素敵だわ!尊いわ!というよりも
正直、凄い興奮するエロ本見つけた男子に近い感覚だったと思います。

まあ、そんな訳で、ここから私の長い腐女子人生が始まったのですが
次は、このエロ本(男女もの含む)と自分との関わりについて語っていきたいと思います。


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