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【第5話】 狂い始めた子育ての心

こんにちは。

”今を楽しみ子供と笑いあえる毎日を”
感じやすい心に寄り添い親子の絆を深める
ママの心のサポーター Yuiです。

*初めましての方はこちらから↓
https://note.com/yui_watashiiro/n/n4a41ab67c354



『子育てから心を知るまで』のお話
第5話です。

※前回は↓



<はじめに>
私は10歳息子、7歳双子息子、4歳娘、
4人のママです。


子育てをしていると
楽しいこと、嬉しいこと、喜びがあるけれど
いろんな我慢や葛藤も多い。

子供たちが成長するにつれ
私は少しづつ気持ちが乱れていきました。


自分の心と向き合うことを決め
学びと共に心を整理し、自分の幸せや家族のあり方、
子育てが変化していきました。


私が心と向き合あったきっかけやその変化を
今までの子育てを通して
お話ししていきたいと思います。


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【第5話】狂い始めた子育ての心


毎日奮闘しながらも4人の子育てに幸せを感じていた私。

「母親だから」
そうやって毎日を過ごしていましたが
成長する息子と、
息子の成長についていけない私とで苦しみ始め
だんだんと抑えていた感情も抱えきれなっていきました。

モヤモヤと霧がかかったような
心になっていったのです。


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息子の成長に私がついていけていないと感じた長男の小学校でのこと。


あっという間に過ぎてく毎日ですが
長男は成長していました。
(当たり前なんですけどね)

もう一通りのことは自分でできるようになり
1人の人間として自立していくという段階です。




小学校での勉強が始まり、
長男の世界が広がっていくにつれだんだんと感じました。

娘は2歳、双子も幼稚園に入園したばかりで
まだ家の中は騒がしい。
長男の勉強などを見てあげられないのもあり、
勉強に遅れていきました。

長男のために勉強時間を取りたい。
でも他の子供たちがいて落ち着かない。

そんな中でも
なんとか時間を作り勉強をやらせる私、
私に合わせてやらされる長男、
嫌がる長男、
やらせる私…

それを繰り返しているうち長男も私もイライラ…。




今まで
どんなに眠くても起きて授乳したり
自分の体調が悪くてもオムツ変えて食事を作ったり
自由に感情をぶつける子供に耐える…
私がいなければ。
私が子供にしてあげなければ。

「自分=子供」「子供=私」
の考えをずっと染み込ませてきたし、
私が頑張ればなんとかなってきた。

でも、私がどんなに頑張っても
長男の代わりに勉強をしてあげることはできない。
それは勉強以外でもいえること。

そのことに気づき考えを変えようとするのですが、
私にとって自分と子供を別にすることは
簡単ではなかったのです。

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過保護すぎたかもしれません。

双子が生まれ、娘が生まれ、赤ちゃんがいるという
変わらない環境の中で
長男もいつまでも赤ちゃんの対応のまま。


気づけば同じ年のお友達は
積極的に行動し、経験を積んでいる…
掛け算をやり、英文を読んでいる…
 えっ?もうそんなにできるの?
その子達と同じ教室で毎日勉強しているのかと思うと
どうしていいのかわからなくなりました。


なので当時の私は、
長男が大変にならないように、苦労しないように、傷つかないように、困らないように…
そればかり。 

長男のためにはどうすればいいのか。
と模索する日々。



「長男のため」だったのですが、
「あなたのため」と言いながら
知らずのうちに他の子と比べ、完璧を求め、
応えない息子に苛立ち、
私の思うままにしようとしていました。


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(↑いつもみんな一緒で仲良しなのはいいことなんだけど、当時の私は「これでいいのだろうか?」と自問自答していた)





そして私は
「0か100か」という考えしかなかったので
全てのことを「良いか悪いか」という視点で見ていました。

天秤に掛けるというよりオセロのように
白か黒かでしかありませんでした。

バランスをとろうとしたり中立を探すという概念がなかったのです。


だからと言って白黒をすぐに出せたり、
白黒にはっきりできない。

白にしたのに黒を惜しんだり
白にしたのに黒に変えたり
何度も繰り返すこともある。


頭は黒だっていってるのに
心では黒じゃないという。

いったいどっちが正しいのか?
正解がわからない。



自分のやりたいことをする?
それとも子供のために我慢?

子供には自由?
それとも嫌がっても勉強させるべき?

母として子供と一緒にいる?
それとも働く姿見せる?

どっちかが正解だという
極端な世界です。
その視点しかなかったのです。



いろいろな葛藤を抱えながらも、
私は
「母親だから」
自分が我慢して子供を優先させることが
愛情だと思っていて、

母親ってそういうものでしょ?
そうやって過ごしていたのですが、
同時になんの抵抗も持たないくらいに
自分の気持ちを抑えてきたのです。


そして抑えるのにもそろそろ限界を迎えます。




つづく。


→次回第6話は『私は母親なのに…』です。
 自分の感情を抑えられなくなってきた私がいつも最後に行き着いたところとは?
 

こちら↓


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