【7/31開催】貧困の課題にどう向き合うか?――生活相談・支援の現場から学ぶ
〈結しぶや講座&交流会#7〉
貧困の課題にどう向き合うか? 生活相談・支援の現場から学ぶ、声がけのポイント・支援のはじめ方
講師:
加藤歩(かとうあゆみ)氏
認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長
年間の生活支援相談の件数は約3800件、生活保護申請の同行件数は約100件、都庁下での配食数はのべ30,000食以上・・・、年齢や障がいの有無に関係なく本人のニーズがあれば生活相談に対応し自立生活を取り戻すための支援に取り組んでいるのが、認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいさんです。(※件数は年次報告書より引用)
国内の状況をみると、“2023年に厚生労働省が発表した「国民生活基礎調査」では、 2021年の日本の相対的貧困率は15.4%で、先進国中最悪の値でした。「相対的貧困」とは、等価可処分所得(世帯可処分所得を家族人数で割った数字)が中央値の半分未満で暮らす人々のことで、 日本の場合は 1人当たり127万円未満がそれに当たると厚生労働省が発表している他、結・しぶやが拠点を置く渋谷区では、2020年3月時点で、生活保護受給世帯数は 2,684 世帯、受給者数は2,956人という数字もあります。
結・しぶやに常駐する地域福祉コーディネーターのもとには、福祉なんでも相談などを入り口に色々なお困り事やお悩みが寄せられていますが、中でも最も多いテーマのひとつが生活困窮に関する話題。貧困状態に至るまでには、個別の事情、背景があり、また、障がい、高齢、就労、虐待・DVなど複数の課題が複合的に絡んでいるのが実態だと聞きます。
そこで、7月の結・しぶや講座&交流会では、「貧困」にフォーカスし、経済的に生活が苦しいという状況のみならず、つながりの貧困、住まいの貧困、経験の貧困などにも広く目を向けながら、その状態にある方への支援について学びます。
当日は、2001年の設立以降、民間、非営利組織の立場から、暮らしや仕事などの生活相談の対応実績を積み重ねている認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいさんに、昨今の相談内容の傾向、生活保護や住居支援などの対応ケースや、相談対応を担うボランティア育成を行う上で大切に考え伝えている自立サポートの基本的な考え方などについて伺っていきます。
今、生活相談の現場では何が起こっているのか。また、何が求められているのか。その最前線にご関心を持ち、今後の関わり方について考えてみたいとという皆さまからのご参加を、お待ちしています。
【開催概要】
日時:2024年7月31日(水)13:30~16:00
会場:結・しぶや(渋谷区地域共生サポートセンター/文化総合センター大和田9階)
[オンライン(Zoom)聴講も可能です]
定員:会場参加50名(先着順・要事前申込)
オンライン参加100名
対象:渋谷区内で活動する地域団体・NPOのみなさま
民生委員・児童委員、社会福祉法人等
その他、渋谷区重層的支援体制整備事業の趣旨に賛同しご協力いただける皆さま
参加費:無料
【当日の流れ】
13:30 開会
13:40 講演
「自己決定を真ん中に。生活相談・支援の現場から学ぶ声がけ・支援のはじめ方」
14:30 質疑応答
15:00 ディスカッション・交流タイム
16:00 閉会
※途中に休憩時間を含みます。
※進行の都合上、時間は多少前後することがありますがご了承願います。
【講師プロフィール】
【参加申込】
下記の参加申込フォームよりお申し込みをお願いします。
締切:2024年7月29日(月)まで
申込フォームはこちら
●お問合せ先
結・しぶや コミュニティマネージャー NPO法人サービスグラント
shibuya@servicegrant.or.jp