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アペロ・ピクニック

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大好きアペロとピクニック
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真夏のアペロに〜太陽のちぎりパイ

「L'État, c'est moi」 日本語でいうところの「朕は国家なり」と言ったのは、一人称「朕」が似合う稀有なお方、フランス絶対王政期の太陽王・ルイ14世だ。 犬バカがいきすぎて、私にとって「俺は世界なり」。ラブ&ピース🐶 なんでいきなり太陽王かっていうと、週末のアペロにソレイユ・パイを作ったものでね。太陽はフランス語でソレイユね🌞 数年前のクリスマスで作った、このツリーパイのサマーバージョンと位置付けてもよかろう。 徳島にお住まいのあべみょんさんのご家庭では

週末パリライフ、あれこれ

どもども。溶解中の俺とユイじょりですよ。 まだ5月だというのに近頃のパリは30度近くまで気温が上がり、溶けるっていうか、汗出過ぎて水分(ビールandロゼ)を摂ってもとってもすぐ放出されてしまう。困った困った。 さて、先週末はOtto氏がいたので、積極的に活動した。 土曜の朝、といっても昼前くらいから活動し始めてひたすら散歩の旅へ。こういった建物はパリっぽくないような気がするけど、これはパリの一角。気球がびゅいーんと空高く上昇していた。 近未来シティにたたずむ俺。 こ

花より玉子!〜桜満開のパリ郊外ソー公園で、イースターソロ花見

先月末に夏時間となり、日本との時差は7時間のここフランス。 常日頃からけだるい朝。目を覚ますと、家族LINEには父から日課のように桜の写真が送られてきていた。そう、我が故郷が誇る国宝松本城の桜。 妹が送った「パパは毎日お花見だね🌸」とのコメント。 それに返答した父のコメントが、いい。 娘筆頭、朝からじーん・・・。父様。。。😭 ますます募る望郷の念。 そういえば桜なんてかれこれ何年愛でていないかしらね? パリで花見をするならば日本ほど至るところにない、パリの桜。 桜

ミクロなイカで、ウィークエンド・アペロ・ディナトワール

ボンソワー!パリのすみっこからユイじょりですよ。 さて、毎月10日はイカの日。 先月は遅れたので、今日はちゃんとイカを仕入れて捌いて・・・と思ってはいた。でも、日曜のマルシェに行くのをすっかり失念したうえ午後は前から計画していた文化活動でおでかけ。なかなか楽しい文化活動だったのでそのうち書きたいと思う。 その後、運動がてら、おでかけ先から徒歩にて帰宅(18000歩)。そして俺のお散歩までこなしたらもうお疲れモードである。 疲れたけどちょこちょこ何かつまみたいときは、ア

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北国のフレンチビールでアペロと「Tanoshi」の焼きそば

ミクニ風カナッペと生ハムメロンで週末アぺロール

ボンソワー!夕方、とんでもないオラージュ(雷雨・嵐)がフランスを横断して、割と大変なことになっている土曜の夜。 パリも一時的に大嵐で、雷ゴーロゴロ。 大きい音が大の苦手な飼い主に似て雷が怖い俺、自発的にテーブルのしたに潜り込むの図。 か、かわいい・・・けど、こわいよねえ。 さて、我が家の週末は、土曜の昼過ぎに仕事を終えるOtto氏が帰宅してから始まる。14時すぎという中途半端な時間なので、そんなときはライトにアペロと相場が決まっている。 ちょうど昨日、みんな大好きミク

ユーロ⚽️を見ながら、チーズ尽くしのアペロ

夕方のお散歩でみるぅ(俺🐶)の後ろ足に茶色い虫、おそらく小さいG?っぽいものがひっついていて、さすがにGはムリ。悲鳴を上げて帰宅後恐る恐る林家ペーパータオルで拭き取ったらば、普通にKKだったことに安堵したユイじょりであります。ボンソワー。 ちなみに、先日なくなった林家ペーパータオルの新入りは、このような巨大ロール! 心の清い方には見えますね。アーメン。 さて、先日開幕したUEFA Euro(ユーロ)。サッカーの大会。 FIFAワールドカップ(4年に1度開催されるサッカー

Obentoこさえて、シャンティイ城でピクニック

我が家的、週の終わりの土曜日。 最近色々あってお疲れのようで、死んだような顔をして仕事から帰ってきたOtto氏が、ぼそっとつぶやいた。 「明日の昼、Tamagoyaki、作れるか?」 卵焼きのことを「オムレット・ジャポネーゼ(日本版オムレツ)」と呼んでいた氏だけど、「Tamagoyaki」という単語がスラっと出てくるようになった。私がよく日本食を作るせいか、料理系の単語だけはメキメキと上達しているのがうれしい。 私と知り合うまでは日本とのつながりゼロだったので、日本の

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スイカマンの到来 そして今日もアペロ

週末は、アペロ三昧〜ケーク・ミモレットと自家製カレーパン

全てのフランス人に聞いたわけでもないのに、「フランス人は○○だから〜」と主語を無意識に拡げてしまって表現するのはNGだよなあ・・・ とは、Otto氏におふくろの味を尋ねたときに反省したばかり。 だがしかし、以下に異論を唱える方は、おそらくそう多くないと推察する。 「フランス人が好きな言葉のTopは、 ①『apéro(アペロ)』と ②『vacances(ヴァカンス)』」 この、「フランス人はアペロとヴァカンス大好き論」。 なぜかというと、それだけアペロはフランスの日常文

パリのキッチンで、あん肝アペロを。

先週の水曜日のこと。 寝ぼけ眼でOtto氏の残したヌテラのダイニングじゃなかったダイイングメッセージを発見し、朝っぱらからクレープを20枚ほど鬼焼きした私。 すでに疲れてソファでぼーっと魂が抜けていたところに、イヌ科ヒト属の俺が、まじでブレーキランプ5回点滅「K・K・漏・れ・る」のサイン。こりゃ放っておくと未来予想図がヤバめなのでささっとヒト・俺ともに着替えてダッシュで外に出た。 天気もよかったので、エッフェル塔方面に向かって少し歩いてみることに。 夏仕様に仕立てたノー

即席で創作なツナマヨカレーロール

ギンギラギンにさりげなく小目なユイじょりです、ボンソワー。 なぜなら今夜、夏時間に変わって1時間時計を早めなくてはならず、それを予見して午後3時間も寝貯めしたから。いつものように8時に起きたら9時だった、という衝撃よ。 今日は、他に書きたいことがあるのだけどそれは後ほど。 さっき作った創作料理がかなりいい感じだったので、備忘録的に残しておこう。 14時前くらいにフリットを揚げて食べまくったので、夜のことは何も考えず迎えたPM20時。さすがに何か作るかと重い腰をあげて冷蔵

クリスマスイブの前日、フライング・アペロ・ディナトワール

今日は日本だと天皇誕生日…ではもうなくなったのか? クリスマスイブの前日ですね、ボンソワー。 パリは今日も15度くらいあって、ファーのスヌードなんで巻いて小一時間歩いたら汗だくで、首にあせもができそうな勢い。そのうち寒くなると思うけれど、今年は今のところまったく寒くない。室内は全館暖房で暑いくらいなので、半袖生活。 フランスと日本では、クリスマスとお正月の過ごし方が正反対なことを、前に滞在していたときから感じていた。 フランスでは、クリスマスはカップルの日でも友達とがや

おうちで作れるパテ・ド・カンパーニュの復習

フランスの定番惣菜といえば、パテカン(パテ・ド・カンパーニュ)。 直訳すると、田舎風パテという意味だ。 フランスのお惣菜屋さんやシャルキュルトリー売り場には、必ず巨大なパテが並んでいる。アペロで切り分けて食べたり、前菜として食べたり、フランスの食卓にもっともよく登場する惣菜のひとつ。 同じような形態をしたものに「テリーヌ」があるが、日本に帰任する友人からずっと前にもらったフランス料理用語大辞典によると、違いはこんな感じ。そんなに大きな違いはなさそうだ。 ・パテ:豚・フォ