見出し画像

放射線治療の実際

放射線治療って、病院に入って診察券通してからお会計まで30分あったら終わるの。

まず放射線科の受付して、その後更衣室に案内され、上衣だけ検査着に着替える。

そして放射線室へ入室。

簡易カーテンの向こうで上だけ裸になって使い捨てみたいなエプロンで前を隠して台の上へ。

仰向けに寝て、バンザイの状態をとる。
ここからはもうまな板のコイよ。
呼吸以外動いてはダメ。

マーキングが薄くなってたら書き足してもらう。

そしてあとは放射線技師さんがミリ単位で体の位置を調整。
天井からレーザービーム見たいのが出てて、身体の落書きと照らし合わせながら位置調整。

心臓に放射線が当たると心筋梗塞とかのリスクになるから、照射中はできるだけ肺を膨らませた状態を保つ。

なので遠隔操作してる技師さんに呼吸が見えるように、お腹の上にダンボールの小さい箱をくっつけられる。

息止めの練習をやって、放射線技師さん達退室。

いざ放射線照射。

照射が終わったら上着を来て退室。

そんな流れで、放射線室に入ってから出るまでは10分もかからないくらい。

たった10分だけど、この時間が眠くて眠くて。
暖かいところで寝転んでヒーリングミュージックがかかってて、おまけに息止めのため深呼吸する。
これはもう、寝ろって言ってるようなものよね。

寝ないように耐えるのが辛かったー。

放射線に関わるスタッフは、放射線技師さん2人と看護師さん1人だった。

毎日持ってきてください、と渡されたファイルに、放射線が終わったら毎日ハンコを押してもらって、達成感をえる。

毎週月曜がドクターの診察日で、皮膚の状態みてもらったり副作用がどうかとか聞かれる。

徐々に赤みが増してヒリヒリする胸と残りの放射線回数見比べて、最終はどうなってしまうんだろうと毎日恐怖でした。

そんな毎日でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?