乃木坂の夏。

7月から始まった真夏の全国ツアーもついに終わり。全16公演、メンバーの皆様本当にお疲れ様でした。鬼のようなスケジュールでもステージでは完璧なアイドルでいてくれるメンバー、本当に凄い。個人的にも8公演参加し、素晴らしい夏の思い出を刻むことができた2ヶ月だった。


ツアー全体を振り返ると、「3.4.5期で回る初のツアー」ということをかなり意識したものだったように感じる。神宮千秋楽でのキャプテンの涙ながらの言葉を聞けばそれがどれだけ大きなことで、メンバーにとってプレッシャーだったかは想像に難くない。久保山下の決意のスピーチと共に「人は夢を二度見る」が一貫して本編ラストに披露されていたことも、このツアーのそういった意味合いを反映しているように感じた。だからこそ、「私たちが乃木坂46です」と涙しつつも力強く宣言したキャプテンの言葉には現地で聞いていて本当に震えた。キャプテン一生ついて行きます!!!
また、「期を越えた繋がり」を垣間見る場面も多くあったように思える。例えば本編終盤の期別曲(「バンドエイド剥がすような別れ方」→「I see…」→「僕が手を叩く方へ」)のメンバー全員での披露なんかはそれを象徴する演出だったのではないか。メンバーのMCでも、「何があっても守りたいという気持ちが分かった」と言っていた久保や、「私が盾になって飛んでくる矢から守りたい」と言った松尾など、こちらが思っている以上の固い信頼関係を垣間見る場面が多くあった。
総じて、「今の乃木坂も最高でしょ??」というシンプルながら力強く、重いメッセージを感じるツアーだった。その通り、今の乃木坂「が」最高です。

ここからは印象に残ったところをいくつかピックアップして書いていく。

•「Actually…」のアルノが凄い
まずはラスサビ前のシャウト。これはもうみんな納得だと思うが、現地で聞くと本当にゾワッとする。ただ声量が凄いとか、そういうレベルではなく、あの一瞬でアルノの世界に引き込まれる。
そしてもう一点、「理想が邪魔して」の歌詞の部分でカメラに抜かれるのだが、その時の表情管理が凄い。まるで世界を牛耳ってる裏の支配者かのような不敵な笑み、ただただ引き込まれる。

•メンバーのファンサが良すぎる
特に印象に残ってるのが、ステバや注釈付の近く(ステージの端っこ)に来た時のファンサ。「端っこの方まで見えてるよ!」と言ってくれるアイドルは多いけど、ほんとに見てくれてるんだな、と嬉しくなる。特に覚えてるのは、ステバの近くまで来てふなっしーみたいに飛び跳ねてレスを振り撒くりりあ、全力笑顔で見切れステバに手を振りまくるなおなおかな。
あとは完全に推し贔屓だが、柴田柚菜ちゃんの推しタオル見つける能力が凄い。いつタオルを掲げても絶対に見つけて100点の笑顔でレスを返してくれる。元々好きだったけどこのツアーを通してゆなちゃんへの好きが増した。ミーグリ楽しみです。

•やまかき
これは宮城初日の話ですが、アンコールの序盤の曲終わりにやま、かっきーが抜かれるところがあったんですね。やまかきオタクの僕はあぁ2人が同じ画角にいるのてぇてぇなぁ、、などと思いながらモニターを見ていたのですが、あろうことがやまがかっきーの頬とこめかみの間くらいにキスしたんですよね。それを見た僕はあまりの出来事に動揺してその次の曲くらいまで放心してました。一瞬だったけどいまだに頭から離れません。

•「考えないようにする」
神宮初日で初披露された「考えないようにする」。曲が本当に良くて、陽が落ちた神宮で聞けたら最高だなぁと思っていたのでいざ初日に披露された時は感動した。みんな素晴らしかったけど特にセンターのなおなおが印象に残っている。去年は神宮に立てなかったこともあって、初の神宮のステージで、いきなり自分のセンター曲を披露することのプレッシャーはこちらが簡単に言葉にするのも烏滸がましいと思うほど凄まじかったと思う。それでもしっかり自分の言葉で涙ながらに曲振りをして、堂々とパフォーマンスし切った姿に感動せずにはいられなかった。そのパフォーマンスでも、曲の世界観を1人で体現してしまうかのような儚げな表情が印象的で、なおなおのパフォーマンスもっと見たいなと思った。アンダラが楽しみで仕方ない!

•「設定温度」
これはもう言及せずにはいられない。最初に触れたような過去の乃木坂を「継承」した今の乃木坂を見せる、というツアー全体のメッセージをこの一曲で担っていると言っても過言ではない。3期生が初めて神宮に立ったあの夏に、初めて先輩たちと一緒にパフォーマンスしたこの曲を、その先輩たちが全員いなくなったこの夏に、1番の先輩として後輩と共に歌い継ぐ。その歌割りまであの時と同じ。美しい物語でした。

他にもまだまだ印象に残ったところは沢山あるけど、一向に筆を止められる気配がないのでここら辺で一旦終わろうと思う。

乃木坂46、ありがとう!また来年!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?