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焚火を囲める場をつくりたい

焚火には不思議な魅力があると思う。

夜、暗くなってから、温かく燃える焚火を囲む時間が好きだ。星空もいいし、曇りの日の真っ暗な空も、雨が降りそうな湿った空気もいい。

焚火を囲むと温かい空気が流れる。その瞬間が限りなく大切に思える。ともにその時間を共有する人たちが、愛おしくなる。
ぼーっと燃える火を見つめていたら、心が安らぐ。心の内をふっと漏らしてみたくなったりする。ギターや皆の歌声なんかがあったら、幸せだなぁとしみじみ感じる。

大切な人たちとただ同じ時を共有することに、私は涙が出そうなくらい心が動く。

そんな場所がつくりたい。

誰もが受け入れられて、ただありのままそこにいられる場。そんな人が集まって、同じ時を共有できる場。

いつか、自然の美しい場所に小さなコミュニティをつくって、誰にでも開かれた場所にしたいと思っている。生まれた環境や所属、社会の肩書や期待なんかの重い荷物を全部降ろして、ただ一人の人間として人が集まれるような。様々なところから様々な理由で集まる様々な人たちが、対等な存在として、焚火が小さくなって消えていくまでの温かい時間を共有できたらとても素敵だ。

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