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響け!ユーフォニアム3期-第12話-

全てが良かった。
 
久美子が真由の気持ちを見て見ぬふりをしていた事を告げて、
真由が自分の過去の話を吐露するところとか。
 
久美子も真由も同じような過去を経験していたんだ。

そして、再オーディションの結果が出た後、久美子が部長としてみんなの前で言った言葉、
あれで真由は中学時代からの葛藤から救われたんじゃないかと思う。
真由の涙が物語っていた。
 
久美子と真由のわだかまりも、ここで解消されたのかもしれない。


そして、奏が直後に涙を流すシーンとか久美子を探しに来て自分の気持ちを吐露するところとか、

本当に奏は久美子を想っているんだという事が伝わってきた。
最後に全国で久美子と一緒に演奏したかったという気持ちも含めて。

奏はいつか久美子と一緒にユーフォを吹いてほしい。


大吉山のシーン、唯一、久美子が涙を流したのは麗奈の前でだけだった。
部員たちの前でも真由の前でも奏の前でも、ずっと涙を堪えていたんだと思う。
 
久美子も麗奈も、本当にお互いが『特別』だから、
唯一お互いの前でだけ涙を流す。
 
本当にそれくらい、"死ぬほど悔しかった"んだと思う。
 
麗奈は、久美子が吹いた音がどっちだったのかを理解していた。
それでも、演奏としてベストになる方を選んだ。
 
北宇治は"実力主義"だから。
麗奈は、久美子じゃないと分かっていても、それは曲げなかった、悔しいと分かっていても、最後まで貫いた。
久美子は麗奈がそうするって分かっていたから、だからこそ、実力で勝ち取りたかった。だから、それほど悔しい。
(最後の一票が麗奈の意思に委ねられるっていうところがニクい演出だと思った)


真由の涙、奏の涙、麗奈の涙、久美子の涙。
みんな真剣に向き合っている。
 
本当に良い回だった。観て良かった。
 
来週はおそらく全国大会の回。
 
関西大会の時とは違う、
みんなの意志で選んだ"北宇治のベストメンバー"、"最強のメンバー"。
 
次回、最終話、本当にこれで最後。


余談

今回の展開は原作とは違うアニオリの展開らしい、
アニオリの展開でここまで良い展開になるのは今まで観た事が無かった。
それくらい良かった。
 
第10話くらいの話からツイッタ上で言われてた懸念とか不満を全部回収するような回だったと思う。
 
北宇治の吹奏楽部も、部員のみんなも、久美子たちも、本当に成長した。
 
あと、真由、奏、麗奈、久美子以外にも実は泣いていた人がいた。
再オーディション結果発表後の久美子の演説の時に、松本先生がうっすら泣いていたんだよな。
松本先生、気が強そうに見えてたまにしれっと泣いているシーンがあるからこっちまで泣いてしまう。
 
あとは、久美子が再オーディションの前に自分の進路希望調査票を提出して、迷いを断ち切ったのも良かった。
久美子はやっぱり音大には行かないのだろうか、先生たちが言っていた「予想通り」という言葉が気になる。


以上

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