【詩】好きなほう #シロクマ文芸部

珈琲と紅茶の香り
好きなほう
選んでください

珈琲を選んだあなた
珈琲が好きなんですね
紅茶を選んだあなた
紅茶が好きなんですね

え、いや、心理テストじゃありません
そうなんですねって
思っただけです

思っただけの
そのことが
流れているのが
世界です

悩んでいたって
迷っていたって
流れていくのが
世界です

流れていっては
また現れて
流れていっては
また現れて

雲の向こうはいつだって
青空、そして星空が、
広がっているものです

ではまたお聞きしますね

珈琲と紅茶の香り
好きなほう
選んでください

好きなほう
選んでください

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久しぶりの詩での投稿です。

流れていっては現れる、ただそれだけのこと、何を選んでいるかは、決められることのような気がします。錯覚であっても。