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【詩】ガラスの手 #シロクマ文芸部

ガラスの手は透明で
光を通して、色になる

雨の日には、しずくが落ち、
雨があがると、乱反射した

きらきらひかる
きらきらひかる

心がそのまま、色になる

夜になれば、くらやみで
月も星も、雲隠れ

そんな日も
ガラスの手は透明で

きらきらひかる
きらきらひかる

雲のむこうの、その空が
雨のむこうの、その虹が
心に映っているんだよ

今は明けない、その日々が
割れて弾けて、輝くよ

きらきらひかれ
きらきらひかれ

ガラスの手を持つ
あなたのたましいよ


#シロクマ文芸部に参加させて頂きました。

ガラスの手、というと繊細な感じがしますね。心の色が手に現れるとしたら、光を感じてきらきらしていたい。それが今は目には見えないとしても。という詩です。

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