見出し画像

給付金で始める未来への一歩

給付金をもらったら…

 コロナの影響により、政府が国民全員に給付金を支給することを決めたのが4月21日。

 世帯人数1人につき10万円。
 
 月々の給料やボーナス以外の臨時収入としてはけっこうまとまった額のお金ではないでしょうか。

 まだ手元には届いてませんが、この10万円というお金を何に使うか、自粛期間中ステイホームしながら考えてみました。


お金の使い途

一般的にお金の使い途には消費、浪費、投資があると言われます。

消費は家賃や食料品などの生きていくための費用。
投資は将来のために必要な費用。
浪費は快楽のため、など0にはできないけど使いすぎるとムダになる費用。

に分けられます。

突然天から降ってきた10万円。

せっかくなので「未来への投資」に使うことにしました。

「未来の投資」と考えた時に
・誰のために使う? 自分?家族?友人?
・どの範囲で? 自分の物?行きつけのお店?
・どれくらいの未来に投資する? 10日後?半年後?3年後?100年後?

という観点で考えて「投資効果」という意味でレバレッジを効かせるために「見知らぬ人のために」「グローバルな範囲で」「できるだけ遠い未来に向けて」

という観点で使おうと思い、全額寄付することにしました。


寄付という選択

 この給付金は、自分が汗水たらして得たものでもなく、危険を冒して働いた結果得たものでもありません。
元々「ない」ものなのだから、目には見えないけれど確実に未来への種まきにするのにもってこい。これからの地球を背負う子どもや地域の活動に投資するのは最も効果が高いと思いました。

寄付をした側は物質や体験といったすぐに手に入る何かではなく、
「人とのつながり」や「自分が誰かの役に立っている」

という心の充足が得られます。
それはささやかな自己満足かもしれませんが、この気持ちはプライスレスな経験だと感じました。

ある問題に課題意識を持っていたり、活動に共感しているけどなかなか実際現地に足を運べない、そんな時にまず踏み出す一歩が「寄付」なのです。

また、見えないけどつらい思いをしている人々がいる。
自分はたまたま経済的に豊かな国に生まれ、教育も受けられ、仕事ができている。
これは自分の力などではなく、運が良かったからだと思います。
生まれた時から食べ物がなく、親にも愛されず、教育も受けられないような環境だったら、今の人生はない。

このように生まれたのはきっと自分にもできる何かがあるからに違いない

という思いで、共感する活動や人々のために少しでも役に立てたらこれ以上有効なお金の使い方はありません。

3つの寄付先

寄付すると決めたら次は寄付先を選びます。

寄付の種類として

・クラウドファンディング 
・特定の団体の寄付先
・寄付のプラットフォーム

といったサービスがあります。
クラウドファンディングは何度か参加したことがあったので「特定の団体」と「寄付のプラットフォーム」に寄付することにしました。

今回寄付した先はこちら

■一般社団法人まめな
 広島県呉市大崎下島の過疎高齢化が進む地域で、「くらしを自分たちの手に取り戻す」をモットーに介護・農業・テクノロジー・学育などの活動をされている一般社団法人。
 今回寄付した中では最も自分に近い「顔の見える」団体さんです。大崎下島久比には息子と一緒にしょっちゅうお出かけしていて、そのたびに久比の温かい人達のホスピタリティに癒されています。
 介護事業や古民家再生などの活動にお役に立てますように。

☆一般社団法人まめなHP
  http://mamena.or.jp/

■プラン・インターナショナル
 「世界の女の子に生きる力を」をキャッチフレーズに、途上国の子どもを支援している団体。
 1日100円の支援で就学率を2倍にしたり、女性の年収を11%アップさせたり様々な効果を生んでいます。
 息子の学童のおやつ代が月3,000円なので「子どもが二人いる」と思えば捻出することは難しくありません。
 現地の子どもと手紙による交流ができ、現地に訪問することもできるそう。9歳の息子も「遠い国の女の子の親になるの?」とパンフレットを見ながら興味津々。
 支援したい先も選べるので今回は「アジアの女の子」に支援をすることにしました。
 いつか「遠い国のわが子」に会いに行こう、という夢ができました。

☆プラン・インターナショナルHP

 https://www.plan-international.jp/girl/

■Earth Company
最後は更に大きなビジョンをもつ会社に。

 「この地球は、先祖から継承したのではなく、私たちの子供たち、子孫から、借りているのである」

という観点から社会変革を起こす人と団体を支援・育成されている団体。
5月から受講していたSOILプログラムで経営者の濱川夫妻とスタッフさん達とご縁をいただき、たちまちこの会社のファンに。
気候変動や人権問題など様々な社会変革を起こす「インパクト・ヒーロー」のマンスリー・サポーターを募集されていたので申し込んでみました。
これまでのサポーターも含めて200人を越えるサポーターチームができたとか。
Earth Companyが開催するマンスリー・サポーター向けのイベントに参加できるのがとても楽しみです。

☆Earth Company HP



誰かのやさしさで回る経済を

コロナをきっかけに消費の形態が変化してきていると感じています。
 これまで言われてきた「コト消費」から「ヒト消費」へと。

「美味しい野菜を作ってくれているあの人に頑張ってほしい」
「あのお店の味を絶やしたくない」
「あの人ががんばっているから、この活動を支援する」

今回の給付金も4割以上の人は「給付金をコロナで経済的に影響を受けた団体や個人に寄付したい」という意向があるそうです。寄付に関しては20代の意向が3割を越え、最も高かったとか。

こうした「顔の見える消費」は単なる消費にとどまらず、未来への投資になります。
これまでもらってきた恩を「未来の誰か」に托す。
今現在の経済的な「損得」ではなく、人が人を思うことを表す手段のひとつとしてお金を使う、という「やさしい経済」を循環させていくきっかけになればいいと思います。

#給付金をきっかけに #ワーママ #毎日note   #インパクトヒーロー

 #まめな #プランインターナショナル  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?