最初で最後の3ヶ月半。

私がずっと行きたいって言い続けてた場所に
2人で行った日の夕食の直後、

"友達に戻りたい"

この一言で頭の中の全てが消えてった。
真剣な話や雰囲気は苦手だから咄嗟に

"1回お店出よっか、"

そう言って会計を済ませて出たものの、
そこから自分の体が君のとなりを歩く事を
拒否してた。言葉が何も出なかった。頭が真っ白になってたのかも分からなかった。

自分は可愛くもなければスタイルも虫けら並み。
君と付き合える権利すらないと思ってた
でも何故か受理された、ずっと謎だった。
驚きの方が大きくて、この付き合えてる期間をなにかのバグだと脳内で整理した。実感なんてなかった。でも好きの気持ちは確実に増えてるのが自分でも分かった 。

その時は涙も出なかったしすぐ吹っ切れるだろうと思ってたけど、

"君は何も悪くない、全部僕が悪い"

この言葉がどうしても引っかかって
どんな理由でも嘘はつかないで全部教えてくださいって電車を降りた後LINEをした。

日付を超えた頃、君から最初で最後の電話がかかってきた。めちゃくちゃに泣きながら。

"前に好きだった人のことが忘れられない"
"罪悪感が凄かった"
"この前再開して話したとき未練みたいなのを
感じた"

なんだそれ、って思った
自分と付き合ってから嫌いになって
好きな人が出来た
とか
きもいから
とかの理由なら自分でも理解出来た。

理由に自分が含まれてない。頭は「?」だらけ。
電話越しの泣き声につられて自分も泣きはじめてしまった。

そっか、だから好きって1度も言ってくれなかったのか

そう納得出来た

私は君がその子と再会した場面にいた
ぎこちない話し方、
身長がどうとかの話をしてるのも全部見てた
あの時初めて感じた嫉妬心は間違ってなかった
私ってすごいなぁ()



最後に遊びに行ったその日、君はずっと
ポケットの中に手を入れてたな、
そんなに寒くなかったのに。
手を繋げないようにしてたのかな。

でもじゃあなんで君から2ショットを撮ったの??そもそも何故遊びに行くことを受理したの?最後の思い出作り??なにそれ。

こんな事になるなら
いいよって言わないで欲しかった。

夕食食べる前に写真を送ったのも、
きっとそういうことだったんだよね。

もうよくわかんなくなって2日後、
どう思われてもいいと君に長文を送った。
簡潔に話してしまえば


"君のこと諦められない"
"本当に好きになっちゃいけなくなるまで
片思いさせてください"

そしたら君は

"お前のこと好きになったことなんて1度もない"
"色んなとこ連れてってくれるいいカモだと思ってた"

って返信してきた

そんなこと言われたら普通の人は
嫌いになるだろうし、もう会いたくない、最低って思うにちがいない、自分でもわかってる

でも、

君がそんなこと言うわけが無い。
電話の涙も演技かと思えばそう思えるけど
君が直接言った時、涙目になってるのを
私はちゃんと見てた。
涙も嘘じゃない。

最後まで優しさを見せた
私に未練を残させないためにあんなことを言った
その優しさと、それに気づく
自分がいちばん辛い。
鈍感になりたかったってめちゃくちゃ思う。

君は嘘をつけない人。
最初から知ってたよ、
嘘をつくのが下手くそすぎ。

あの返信の後の

"これ以上嘘をつかさせないでくれ"
"ずっと片想いでもしとけよバーカ"

という言葉、

そして君が私の親友に言ったこと。


これを私は信じます。

あの後親友がなんて返信したのかは
知らないけど。

この4ヶ月間恥ずかしさが勝って、
恋人らしいこと1つもできてなかったのかなって
だからその子のこと忘れさせられなかったのかな

それは本当にごめんが勝つ。

でも!!
推しの話をしてる時が1番と言っていいくらい
テンション高いとこも
ガンプラ見てる時にいつもキラキラしてる目が
5倍くらい輝いてたとこも
部活でおふざけ行動してるとこも
たまに天然なのかドジってるとこ見ても、
1ミリもマイナスに思ったことないよ、むしろ楽しそうな君を沢山見れて自分もすごく幸せだった。

これだけは自信を持って言える!!
こんなにどんな君も好きでいてくれる人
もう他にいないと思え?!?!?!



もう君の一番近くには居れないけど
友達に戻ろうと言われたので
これからも前みたいに変わらず接し続けます


いちばん最悪なパターンで、君の好きな人が分かっちゃうって言うね、笑笑
その子はめっちゃ可愛くてスタイル良くてモデルさんみたいな子、
いや、そんな子に誰が叶うねん!って思った笑笑
でも私はそんな罪のない子を
少しばかりは恨んだ。
その子にも間接的に被害を与えたんだから
君はこれから死ぬほど反省するべきだと思います



この最初で最後の3ヶ月半の、
経験の終わりで学んだことは

言葉で言わなきゃ、
喜びも、悲しみも、愛も、憎しみも、
どの感情だって本当のことは何も伝わらない

ということ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?