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PDCAって意外と難しい

みなさんこんちは!まじめシリーズ続いています。
日常に役立つビジネススキル第三弾!? かな。

ウェブサイト運用をされているきいすさんに、好き勝手アドバイス的な記事を投げかけるシリーズとも言います。実はもともと、まとめておこうと思っていたことがあって、それと同時にきいすさんもウェブサイト運用でいろいろ考えていらっしゃった。
んで、僕が書きたい記事の中に、きいすさんの事例を使わせてもらえればなぁと思っていたんです。れおさんのスタエフに「この件、書きたいことがあるんだー」ってコメントしたら、きいすさんも「是非!」と快く受け入れてくださって、今に至ります。

そして現在、きいすさんの理解が超早いので、解説が追い付かない状況です。なので仕事中にコソコソと下書きをしています。
今回の記事の前にいろいろと補足しないといけない内容があるのですが、いったん飛ばしてここにメモだけ残しておきます。どれも大事なので、順番を入れ替えて記事にしていきます。

(予約)
ステークホルダーと提供価値の可視化
マーケティング分析手法(STP、4P、SWOT、ペルソナ設定、カスタマージャーニー)
働き方改革、AIの弊害に対する勘違い

関係する記事を以下に

苦戦中のウェブサイト構築・首突っ込んでくれる人ホイホイ大作戦!|きいす|note

ことばの大切さをかみしめて|ゆうゆう|note

問題の見つけ方のコツ|ゆうゆう|note

それでは、やっていきましょう!


さて、タイトルの通りPDCAに関しての記事になりますが、
皆さんに質問です。

PDCAという言葉を知っている人は多いと思いますが、
PDCAを実践している人はいますか?


「あぁ、PDCAね知ってるよ、もう古いんでしょ?今更それがなに?」っていう人に限って使っていない、いや正確には「使いこなせていない」と思います。なぜなら、古くても使わない理由がないから😆


大企業から転職してベンチャーで4年、経営直下で研究と営業とマーケティングを少々かじってきた経験から、意外とわかっていないPDCAの神髄を見つけました。これを、前職の社長にコンサルとしてコーチングしているわけですが、ほんとにできない。


「なんでその考えができるようになったの?」と彼はよく言います。
「社長って何をするのが仕事だとおもう?」と質問に質問を返します。


話がそれました、結論言いますよ…


PDCAのCのPがイチバン大事や!

…?
暗号みたいになっていますが、
最後まで読んでもらえれば理解できると思います。

あの娘とAまでいったとか(Bで止まる理由がよくわからないんですが)そういう話ではなくて、
PDCAは Plan, Do, Check, Action の頭文字からなります。
ビジネス用語としてよく使われますが、全然日常で使えるので、
多くの人が使えるようになれるように書いていきたいと思います。


「PDCAは古い」ということを否定はしません。古からある考え方です。
アタリマエになっていそうで、実は全然使われていないPDCAです。
会社入って3社目(16年目)ですが、会社としてPDCA使ってるなーって思ったこと一度もありません。

まず、教えてくれません。なぜなら使い方を知らないから。
ネットで調べることすら恥ずかしいかもしれませんね。そんなのも知らないの!?と思われるんじゃないかと。
じゃあ、教えてくれよ。でも教えてくれませんよ(笑)

もう一つ、PDCAは古いという主張ですが、今風にわかりやすくしているだけで本質的にはPDCAは変わらないと思います。それなのに、「古い」ことだけインプット(人の脳に焼き付けて)して、そしてインプットされた側は「わからない・使いこなせない自分への言い訳」にして、本質の理解をしない人がなんと多いことか…


大企業あるある

「超頭でっかち、PでDしてCAをしない」


超綿密なプランを立て、絶対に失敗しない。
失敗していても言い訳して走り続けるスタイルです。
目的がPを実行することになっています。

最初の職場を離れようと思ったのがまさにこれで、
開発を終わらせることを目的としたプランです。

開発部長は現場の意見を無視し、不具合を最小限(大きな問題ではない)と報告、販売(リリース)しました。
後工程で発生する不具合対応は別の部署で、自分の管轄ではありません。
高額な費用を払って購入したユーザーのこと、その対応として走り回る現場の営業、サービス、生産技術…。

そしてその開発部長は昇進し、何食わぬ顔で役員をやっているクソ野郎です。
11年間僕の上司でした。
僕とその上司で出張していました。前日入りだったので、僕はすでにホテルで休んでいました。すると22時頃遅れて出張先ホテルに着いた上司から呼び出しくらって、「今一人で飲んでるから付き合えよ」、といわれて合流し、お会計を割り勘させられました。そんな素敵な上司です。


ベンチャー・小企業あるある
「Pすらない!Do!Do!Do!」

状況は刻一刻と変わるから、プランを立てても仕方がない。
PDCAとか大企業がやることで、そんなプランを立てていてはこのスピード感にはついていけない!

主張は一見凄そうで、聞こえも悪くない。

しかし、4年後には、「プランの立て方を一から教えてほしい」と頭を下げているのが現実ですよ。
ベンチャーだろうが大企業だろうが、刻一刻と変わる状況は世界で起こっていて会社の規模とは関係ない話。「プランを立てられない」が真実。
なんの言い訳にもなっていないんです。

そんなベンチャーの妄想から解き放つために「勤務4年という時間と離職」というコスト・リスクを背負った…。それだけ「会社と彼のことを好きだ」ということだけはわかってほしい。じゃなきゃ、安定した大企業での生活をやめたりしないさ。給料半分だぜ!?わかってる?

Planとして正しい姿はその真ん中あたり。
多少ラフでもスピード感をもって進められる程度のプランは必要です。スピードを重視してプランを立てないのは論外です。



一番大事なのは、CheckすることをPlanに入れること
立てたPlanをDoしていく中で、どのタイミングでCheckするのかをPlanに落とし込むことです。

先ほども書きましたが、大企業ではCとAが無いとよく言われます。
なぜなのか?をこの2年、ほんとに考えました。
結論として「Checkすることをプランに入れる」ことが大事です。
もちろん、PDCAのことを調べると当然書いてある。しかし、上に書いたように調べない、教えてくれない、実行されていないので重要性が理解されていないように思いました。



長いので、ここまでにするか…。でも、大事なので続けますね。

KPIってなんですの?

KPIやKGIという言葉は聞いたことありますか?
Key Performance Indicator(GはGoal)の略ですが、
簡単にいうと目標数値です。
実は、目標の設定の仕方自体、それはそれで難しいんです。

例えば営業であれば売り上げ目標といった数値が設定できますが、経理や管理課といったサポート業務においては、数値目標を設定することが難しいと考えられています。
だから「KPIの立て方」といったHow toの解説がされています。

でも、
もっと重要なのはKPIをPlanと同期させることです。もちろん、KPIをうまく立てればPDCAが回るようになっていますが、もともと順番的には逆です。ちゃんとしたCの項目をたてにくいから、KPIという言葉がはやったんだと思います。


何度も言いますが、
プランを立てる段階で、チェックを意識しろということ。
そしてチェックの内容には、目標と期日が決められていること。それがプランだ。
A→B→C…そんな誰にでも描けるものはプランではない。
いつまでにBになっているか(いたいか)というはなし。

Checkは、Doの効果を測定するものです。Doの効果が高ければ前に進む、つまりvisionに近づいているということ。
それが、PDCAの最も大事なことであり、Planの本質がそこにあります。

失敗しないプランなんてほとんどない。
対局開始、1手目から勝ち筋が読み切れるほどあり得ない。藤井総太さんでも無理だろ。

だからPlanの設定には時間がかかる。
失敗すると責任を取らされるっておもうじゃん。
それはおかしい、きっと責任を取らせる人はPDCAを回したことがないってことになる。そして、これも手段と目的がズレているの話。
失敗(想定とは違うという結果)から次のアクションにつなげ、最終的に成功に導けばよい。それだけのこと。


KPIの立て方のコツ

前回の記事に書いた通り、理想状態visionと現状のギャップから課題と対策を立てます。そこに、時間軸をイメージしてみましょう。
いつまでにその理想状態visionにしたいか?
その期間がら逆算してチェックポイントを設定するわけです。
visionを5年で達成したいのであれば、4,3,2,1年後、半年後、3か月後の姿をイメージします。(これが難しいので、時間がかかるのです)

立てる数値目標も具体的であり、再現性の取れる(客観的・偶然じゃない)ものがよいです。
× 来月の全国模試英語で80点とる!
〇 来月の全国模試英語で偏差値55以上の点数を取る
の方がよいでしょう。平均点95点だったら全然ダメですからね。(再現性取れる数値)クラスの上位5位以内に入るとかでもまぁありでしょう。客観的にみても、進んでいることがわかるようなKPIがいいと思います。


じゃあ実際にやってみるか!

実際の数値設定はきいすさんにやってもらうとして、そのフレームだけ、質問する形で行きます。

問題①:ウェブサイトに来てくれる人が少ない!
課題①:「たんけん?本のまち?聞いたことあるような・・・」 → お気に入りのサイト・よく閲覧するサイトに格上げしてもらう!
対策①noteサークル「ファミリーライブラリー」のメンバーさんや、noteで交流のあるかたたちに、ウェブサイトの「第一村人」になってもらう!!
①-①サークルメンバーの皆さんにはごっそりウェブサイトのヘビービジターになってもらおう作戦!(言い方)
①-②首突っ込んでくれるひと大募集みんなでワッショイホイホイ作戦!!
ウェブサイトの構築にアドバイスくださるかた、応援してくださるかた専用のDiscordまたはslackを立ち上げることにしました。

きいすさんが設定した問題・課題・対策

問題・課題・対策の設定は素晴らしいですね😊

では、以下の質問を参考にプランを考えてみてほしいです。

ちょっと文字なので冷たいというか、きつい言い方になっているかもしれませんが、絶対にそんな気はないです。攻撃するために約5000字の記事かかないっす😊心理的安全性があると思っています。

①第一村人とは?(定義)具体的にどんな行動をする人ですか?
 いつまでに「俺が第一村人だ!」って、何人が言い出したらOKですか?
①ー①ベビービジターとはどんなものですか?(定義)同上
   第一村人とベビービジターは違うものですか?
   いつまでに何人の方になってもらえるとよいですか?
①ー②Discord or Slackはいつまでに立ち上げますか?
   何人くらいの参加で、いつまでにそれを達成しますか?
   応援とは具体的にどんな行動ですか?

あ、ちなみに僕は第一村人になれますか?😆

   

えー、そんなの決まってなーい。そうでしょう!
いったんテキトーでいいので決めるんです。
決めると前に進みますよ!そこで効果的なのが「いつまで」があること。
そして、チェックしてうまく行ってなければ、それまでの過程のDoが最適な行動ではなかったと判断できると思います。


さらに、プランを仲間に開示することで「約束」が生まれますし、みんなもどうなっている?大丈夫?手伝おうか?
という共感のチカラが働き始めますよ😊


それでは、長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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