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問題の見つけ方のコツ

どうも、スプラトゥーン2で負けまくってイライラしている僕です。
今日も、前回に続いて日常でも役立つビジネススキル!です。
書き始めると、あれもこれも書かねばならないことが湧いてきてまとめるのが大変です😅

さぁ、やっていきますか!


問題の見つけ方のコツ…

結論から言うと、

そのコツは「理想状態:vision」の共有です!

前回、言葉の定義をきっちりしよう!という話、なぜその必要があるのか?という話をさせていただきました。

ことばの大切さをかみしめて|ゆうゆう|note

その中で、問題と課題を明確にすると良いと書きました。


最近、学校の図書室で期日までに返却しない人がおおいようです。なので、返却遅れた人は名前を掲示板に張り出して、校長先生に激烈な説教をしてもらうことにしました。

問題と課題の整理

問題:借りた本を返却しない人が多い
課題:借りた本を期日までに返却させる
対策:掲示板に張り出して辱める、校長先生の説教(罰)をちらつかせる

問題入手した情報から、現状を分析した結果のことです。
課題はその状況を打開するであろう向かうべき姿(実現すると問題が解決する)
対策は超具体的な方法です。
ちょっと言葉が難しいかもしれません😅
わかりやすく別の例など、いろいろ使って具体的にしていきますね。



問題を問題ととらえる前にやるべきたった1つのこと

もう、1つしかないんです。
それは

関係者に理想の状態(vision、ありたい姿)を示し納得を得ること

つまり、こういうこと。


「我が校の図書室に一片の悪なし」

北斗高校の校長からのお言葉

このように校長はvisionを示しました。こういうことです。
(悪の定義はいろいろできてしまうんですが😅)
とにかく、悪いことはあってはいけませんよね。偉い人は、ちょっと何言ってるかわからないような、すべてを包含したことを言いたがります。ただ、実務的ではない。

なので図書委員は、
「悪なし」とは「利用者が困ったり、嫌な思いをしない状態だ!」
と自分たちの言葉にし、解釈を行います。
これはかなり現実的な理想状態:visionですね!
ビジネスでも同じで、社長が示したvisionを現実的(各部署)に落とし込むのは中間管理職の仕事で、それをやっていない人がなんと多いことか…



問題は、その理想状態と現状のギャップ

(ありたい姿)利用者が困ったり、嫌な思いをしない状態の維持

(現状・情報)「図書を借りたいのに、借りられない!」という苦情が届いた

(問題)借りた本を返却しない人が多い

返却が期限通り行われないと、利用者はレポート作成できなくて困ったり、わざわざ借りに足を運んだのに無駄足になって嫌な思いをしまいますよね。

Vision(理想状態)を描くことの重要さ、伝わってきましたか?
理想状態と現状のギャップの中に問題があります!

この例は、超具体的な内容なのでわかりやすいです。
…そう、超具体的にするとわかりやすいんです。
一度やってみることをお勧めします。


では、超具体例を。

息子が勉強しない、どうしたらいいの?と人に相談する前に、
息子には超具体的にどうなってほしいのか、理想状態を思い描いてみましょう。

意外と、勉強をさせることを目的としてしまっていて、勉強することによって将来息子がどうなっていくのか、どうなって欲しいのかを考えていない、そんなことはないでしょうか?

そして、その理想状態って、親が思っているだけでいいんですか?
本人からの納得が得られないとあかんくないですか?


それがつまり、

関係者に理想の状態(vision)を示し納得を得ること

となります。

納得が得られないなら、そのvisionは親の妄想です。
納得が得られたなら、その理想状態と現状のギャップから問題を探すことになります。そして、そこに「勉強すること」で理想に繋がるのであれば、そういう課題を設定すればよいのです。

テストの点数、全国模試、日々の勉強時間など目標と課題はたくさん設定ができるようになります。

あ、目標と目的の違いを説明していませんでしたね。
ごめんなさい、それは今度で😆

大事なのはこの順番!

まず勉強しておけばいい、それがいずれ将来のためになる
というのは間違っているというか、上手くはいかないでしょう。


順番が逆!ってのは、いわゆる「手段が目的になっている」という、会社でよく聞いたことがある状況になります😆


わが社では、温暖化対策のため夏のエアコンの設定温度は28℃です、何人たりとも設定を変更することは許されません!

よくある超アホ事例です。
労働環境を快適に保ち、効率化・生産性を高め、一秒でも皆が早く帰って電力を使用しないことの方がはるかに効果的です。
まさに手段が目的になっています。
設定温度を固定することは、温暖化対策の一つの方法です。それが目的ではない。

そもそも、電力消費を抑えることが温暖化対策になるのか、よくわかりませんが、理屈としてはきっとこうなんでしょうね。

電力は火力発電だから、電気使うってことはCO2(温室効果ガス)出すっしょ。だから電気を使わない方がいいよね。
で、うちの会社でも、温暖化対策をしないといけないけど何しようか。電力一番使うのって夏場のエアコンかなぁ。設定温度は?あ、場所によってバラバラなんだー。一定にしておくとイイっていうし、28℃設定が一番省エネなんだよね。ということで、会社のエアコンは全部28℃設定にするから!よろしく!

こうなると、
問題:各部署のエアコン設定がバラバラで省エネになっていない
課題:エアコンを省エネ設定にする
対策:各部署のエアコン設定を28℃で固定し、制御できないようにする

といった具合が、クソみたいなお達しが到着するメカニズムです。

vision:「地球温暖化を防ぐ」がよくても、
現場への落とし込み、現状の捉え方が下手だと、これまたよい課題が設定されないわけです。

会社では社会問題を会社のvisionに落とし込むことが必要です。
大きなvision、理想状態は「環境に配慮した会社でありたい」

超具体的には、「夏場の電力消費量を下げることで温室効果ガス排出低減に貢献する」となりますね。
このvisionに社員が同意・納得すれば、その対策としての方法論に話が進みます。28℃設定順守の超具体的な指示、必要ですか?

そして、果たして皆さんの会社では、この「納得」ありますか?
納得していなければ、不満が発生するだけ。生産性は落ち、新たな問題を生みます。


ね、順番大事でしょ?


まとめ

長い記事になってしまったので、シンプルにまとめます。

皆さん、何かもやもやした、何かしなきゃなーって思ったときは、
理想の状態、あるべき姿を超具体的にイメージしてみて、関係者と話し合ってみてください!

そのイメージが共有された状態、そこから現状の把握・情報の収集をするとよいでしょう😆


今日はVisionとその使い方についてお話しました。
思いつくことが多くて、散らかっていますが最終的には編集してマガジンなどにまとめたいなと思っています。

それでは!

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