アレルギーを考える前に…[rika_15-0]
僕はアレルギー体質です
生のお魚食べられません、色んな所が痒くなります
エビも食べられません、呼吸困難になったことあります
花粉症(スギ、ヒノキ、ブタクサ)です、結構ひどいです
鼻炎(ハウスダスト)です、まめに掃除するようにしたら良くなりました。
アトピー性皮膚炎です、酷くはないですがカサカサします。
以前、くしゃみを連発していたときに
「アレルギーなんだよ、花粉の時期だからね」と話をしたら…
「花粉症って病気でしょ、アレルギーじゃないでしょ」
と真顔で言われてびっくりした。
でも、仕方がないよね、教わってないしね。
理科note_15では、アレルギーについて書きたいと思います。つまり免疫の話なんですが、免疫は腸内細菌と同じくらい闇の深い(全貌が明らかになっていない)分野なので、わかっている部分をなるべく一般的な言葉、専門用語を使わないで書いていきたいです。
長くならないように細切れにしていくと思います。
アレルギーって難しい
まずね、理解出来てると勘違いしたり、理解できると思わない方がいい。
だってアレルギーって難しいから
参考にしたのはコチラです。
非常にわかりやすいページです。
アレルギーの病気としては、ぜん息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎、花粉症などがあります
なんでアレルギーが難しいか
カラダで起こるコトの全貌を理解してからじゃないとごちゃごちゃになるから!
なるべくわかりやすく、関係しそうなことで図を書きました。これも一部だし、勝手なカテゴライズです。(「認知症」、「生活習慣病」、「精神疾患」は本当は図から外したかったのですが、あれが入ってないとか、◯◯が考えられないとかうっとおしいツッコミを気にしてつい書いてしまった)
アレルギーって何?と聞かれてなんと答えるか?
僕だったらね、「感染性物質以外の異物に対する免疫反応」かなぁ
ちょっと何言ってるかわからないでしょ😅
免疫反応って言い換えると「炎症」のこと
カラダの細胞が反応して起こること:炎症
ウイルスなどに感染すると、咳、下痢、発熱します
花粉症でくしゃみ連発します
目も痒い
リウマチで骨が変形してしまった
全部炎症によって起こること
咳、下痢、発熱、くしゃみ、かゆみ、変形など
ここでわかるのは、異物自体が咳などの症状を出させているわけではない。基本的には、異物に対して免疫細胞が反応して起こる炎症の症状です。
熱が出たときに、すぐに解熱剤を飲んではイケナイと言われたことはないですか?カラダが異物をやっつけるために体温を上げているのに、お薬で下げてしまってはいけません。邪魔しないで上げましょう。
ただし、炎症が強く長く続くことは、カラダにとっても負担が大きいです。カラダがぶっ壊れてしまわないように、過剰な炎症反応は適度に抑えてやる方が良い、そのタイミングでお薬などで解熱するのがいいでしょう。
色々とカラダが異物に対して起こす反応があり、その中の一つである
感染性物質以外の異物に対する免疫反応に「アレルギー」という名前を着けたということ。
そもそも免疫反応ってなにさ?
大きく分けると原因は4つに分かれる
①感染
カラダに入って増殖するもの(菌・ウイルス・寄生虫)
に対して反応する
治そう(排除しよう)とするときに起こる反応
②アレルギー
カラダに入って増殖しないもの(花粉・食物由来タンパク・ダニの死骸など)に対して反応する
排除しようとするときに起こる反応
③自己免疫疾患
罪のない自分のカラダ(細胞)
に対して反応する
排除しようとするときに起こる反応
④癌免疫
異常な自分の細胞
に対して反応する
排除しようと常に起こっている反応
①④は突破されて疾患になる
②③は過剰な反応
まとめ
カラダの中で起こる反応の中で、原因によって名前が分けられています
それを全部まとめて言うと「炎症」になるわけです。
カラダにとって排除すべきと判断されると発動するのが炎症です。
その中で、自己増殖しない異物に対して起こる免疫反応がアレルギーです。
一旦まとめますが、ちょっとまってね!
まだ納得しないでください。
その「わかった!」はまだわかったうちに入りません…。
あとがき
ついに「免疫」について触れてしまった理科noteです。今回の内容はアウトラインを示したつもりです。いくつか"あえての表現"をしていますので、今後はそのあたりを回収していく予定です。
こういった話の中から、中学理科、高校生物に役立つ情報も盛り込みつつ書いていこうと思っています。
理科noteでは、視点を変えることで「見えないものを見ようとする」チカラを目指しています。「免疫」というのはとても難しい現象です。見えにくいものをなるべく見やすく表現する、それも理科noteの新しい表現かなと思っています。
引き続きよろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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