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久々の理科noteやるよー[rika-016]

はい、今日はクリームソーダの息子くんからのリクエスト😊


金属に塩酸を加えるとなぜ水素が発生するの?

いい質問ですね!
とりあえず覚えろ!っていうのもなんか違うので、理解したうえで覚えやすいところをつかんでいってほしいなと思います。

実は、スタエフ上でやり取りをしていた時には、結構適当に
水素があまっちゃうんだよ」と答えました。
ただ、本質的には正しくないよなーと思っていたので久々の理科noteを書いています。


よくある塩酸にまつわる問題

中2化学【気体の発生に関する計算】 | 中学理科 ポイントまとめと整理 (chuugakurika.com)

出題として多そうなコチラを参考にしました。

金属と塩酸を反応させると水素が発生する」を丸暗記してもいいと思います。ただ、うっかり忘れたときに、本質を分かっていると答えられますよね。
どうせ、塩酸は覚えないといけないじゃないですか。
"HCl"、水素と塩素の化合物ですよね。これは覚えましょう😊

本名は「塩化水素」を通称「塩酸」といいますね。


本当は違うんだけど…

正しく説明するには高校化学程度の知識として[H+]の理解が必要なんですが、ここは中学なので、そこそこの納得感があって、テストで答えられる情報が必要ですね。

ホンマはちゃうねんけど、イメージはこんな感じ

ホンマはちゃうねんけど、を連発しながらもイメージを伝えます。
金属(マグネシウム)が溶けるっていうのは、Mgの集合体から部分的に分離されるってことです。

金属と塩素が仲がいいから、水素を放っておいて仲良しになります。
余ったHは仕方がなくH2になって飛び出していく。そんなイメージでいいです。


ClとMgが仲いいなら、じゃあなんでNaClでは解けないの?

だからホンマはちゃうねんけどって言っているのね😆

塩水で金属が解けてしまったら船とかエライこっちゃや!


苦し紛れに伝えるなら、「水素が発生しない(いなくなっていない)から」Mgは解けないし、Clと仲良くできないのね。等価交換じゃない。

錬金術じゃなくても大体のモノは等価交換

NaClの場合、水素や他のものが居なくなっていない(何も変わらない)のに、Mgだけ解けるのはおかしいでしょ。

Mgが解ける時って、実はMg2+というイオン化状態になっているのだけれども、MgとMg2+の間に等価交換が成立してないよね?
以下、おそらく高校化学なので理解はできなくてよいです。

Mg=Mg2++2e-
Mg2+ + 2Cl- = MgCl2
2H+ + 2e- = H2

こんな感じです。

本当は「水素」と「水(H+とOH-)」について話をしないと正しいとは言えない

さらになんで?ってのは、中学の理科で説明するのは限界なのよ。でも、何となく納得してくれれば助かるねぇ。

事実、「酸」と呼ばれるものは金属を溶かす。

その中で大事なのは解けた金属はどこに行ったのか?
等価交換です。

物質が消えることはない。
質量保存の法則ではあるが、等価交換の方がわかりやすいかもしれない。
消えたように見えるだけで、必ずどこかに形を変えて存在しています。

「汚れ」はどこへいったか?_rika_09-5|ゆうゆう|note

以前の理科note、選択の科学でもやりましたね。
汚れはどこに行ったか?
それは、見えない形になって移動しているだけだと。


お砂糖だって、汚れだって、金属だって…
あるものが見えなくなるだけで、存在が消えたわけではない。

クリームソーダのアイスクリームだって、ソーダに溶けて、ソーダがクリーミーになる。なくなるわけじゃないよね。


久々に書いてみましたが、僕はよくこんな大変な記事を毎週書いていたなーと、改めて思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!😊

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