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「六本木」のデザインイベントを紹介

インスタグラムで「美術館を中心とした街巡り」を発信している
ひとりで巡る美術館のムトウです。

今回は東京ミッドタウンで行われているデザインイベントを紹介。

僕はデザインやアートなどのクリエイティブが好きなので、
気になるイベントや企画展があるとよく観に行くのだが、
今回は企業案件のご紹介も兼ねて、観に行った。

Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2022とは

デザインを五感で楽しむ」をコンセプトに、
2007年から開催しているデザインの祭典。

国内外の第一線で活躍するデザイナーや注目のデザインが、
東京ミッドタウンで観られ、
デザインの魅力や可能性を誰もが身近に体感できるイベント。

今年のテーマは「環(めぐる)デザイン

イベント期間

2022/10/14~2022/11/3

一日のスケジュール

12:20 六本木駅に到着
12:20~12:30 徒歩で「as it is. -equilibrium flower-」まで移動
12:30~12:50 「as it is. -equilibrium flower-」の鑑賞
12:50~13:10 「F.A.R.M.」の鑑賞
13:10~13:25 「うみのハンモック」の鑑賞
13:25~13:30 東京ミッドタウン内に展示された作品「Life Beat」まで移動
13:30~13:50 「Life Beat」の鑑賞
14:00~14:20 とらや(和菓子屋さん)で一休み
14:30 帰宅

移動手段

徒歩

1. 「as it is. -equilibrium flower-」(12:30~12:50)

クリエイター:TAKT PROJECT

作品の基本情報

ミッドタウン・ガーデン内に咲いた、約2,000個の花のようなオブジェ

ミッドタウン・ガーデン内の植物で草花染めされた特殊な繊維で作られたオブジェが、周囲の環境と共鳴しながら、
咲き誇る姿を体感できるインスタレーション

一見、ただのオブジェのようにしか観えないのだが、
オブジェを注意深く観ていくと、植物やお花の色を抽出し、染めた、草花染めがされている。

化学繊維の「人工物」とお花や植物の「自然物」が合わさる作品。
正反対の素材を使っているのが、この作品の面白いところ。

2.「F.A.R.M. -Future Agricultural Rights for Mankind-」(12:50~13:10)

クリエイター: 建築家集団/デザインユニット・ENERGY MEET

作品の基本情報

農業をめぐる実験的なインスタレーション

農業に必要とされるさまざまな要素を分解し、
栽培基盤やエネルギーなどをユニット化して、
ブロック的に組み合わせ、積み上げていくことで、
循環システムを簡単に構築。

農園が立体展開するような都市型農業の可能性を切り拓き、
それぞれの人の手へ農業という営みを届けていく、
新しい農業を提案する作品。

ソーラーパネルで電気を獲得し、その電気で水を循環させている。
水耕栽培のレタスとその中の水には、小魚(メダカ?)が泳いでいた。

各要素がブロックで構成されているところが素敵だった。

3.「うみのハンモック」(13:10~13:25)

クリエイター:建築家・永山祐子

作品の基本情報

廃棄された漁網をアップサイクルした糸で制作されたハンモックとタープの
インスタレーション。

海洋汚染や生態系への影響が問題となっている海洋ゴミを、循環のデザインにのせることで、“めぐる”モノとして人々につなげる試みの作品。

建築家の永山裕子さんが手がけた作品。
建築家らしさのある安定した構造を作品に取り入れている。

また、この作品では廃棄された漁網に焦点を当てた作品が作られているが、世の中にはあらゆる廃棄された素材があり、
廃棄物について考えるきっかけになった。

以前ネットの記事で、洋服が大量に捨てられている記事を見たことがあったが、
ただ消費するのではなく、持続可能な形で作る方法を構築する必要がある。

4.「Life Beat」(13:30~13:50)

クリエイター:CORNER(若田勇輔・金澤佐和子・田羅義史・岩﨑有紗・長屋弘)

作品の基本情報

TOKYO MIDTOWN AWARD 2020 デザインコンペ グランプリ受賞者をはじめ、分野が異なる5人のクリエイター集団によるインスタレーション。

動物の心拍のリズムでライトを明滅させた作品。

テーブル全体が大きな光の集合体となり、
それらが同一方向へ歩く様子から、
ひとつの種が存在するだけでは生命の循環が不可能なこと、
人間単体ではなく多様な生物の関わり合いによって生命が続いていくことを伝える意図の作品。

異なる動物の心拍数が可視化された作品。

どの動物も一生の間に約20億回、脈を打つのだかとか。
大きい動物ほど、脈を打つスピードが遅く、寿命が長いが、
一方で小さい動物ほど、脈を打つスピードが速く、寿命が短い

この作品を通じて、動物について考えるきっかけになった。

5.とらや(14:00~14:20)

評価(0~5)


和菓子の味:★★★
空間:★★★★
居心地の良さ:★★★★★
接客:★★★
公共交通機関でのアクセス:★★★★


とらやとは

室町時代に創業した、名店の和菓子屋さん。
全国に多くの店舗を持つお店。

東京ミッドタウンでは、スイーツのイベントもやっていたため、
とらやでお茶をした。

栗あんみつ

羊羹、和菓子、寒天に栗が入り、そこにあんみつをかけて食べる。
とらやの和菓子を全て詰め込んだかのような一品。

食べてみると、最初は和菓子の上品な甘さが楽しめるのだが、
一人で食べる量としてはかなり多い。
何人かで分けて食べる方が良さそうな気がした。

店内の空間は他のお客さんと視線が合わないような作りで、
居心地の良い、ゆっくりとした時間を過ごすことができる。

最後に


東京ミッドタウンのデザインイベントを数時間で楽しんだが、
各クリエイターの視点が垣間見える面白い作品のイベントだった。
この近辺には「21-21 DESIGN SIGHT」や「国立新美術館」「サントリー美術館」もあるので、
美術館と一緒に観ていくのがオススメ!

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