無題

【相手の気持ちが理解できない時、どうすればいいの?】


 人間だからどうしたって、人と分かり合えない時がある。

 分かり合えないっていうのはつまり、主観的に見てみると自分が相手の事を”理解できない”、”分からない”という事になって、それでそういった壁にぶつかった時、人間は脆くも落ち込んだりする。

 なんて弱い生き物なのでしょうか。

 悩み事の99%は対人関係とはよくいったものです。

 さて、そういった時の対処法があります。

 それは「人は人である」と理解することです。

 もしくは、

 「私は私である」と理解することです。

 ちょっと分かりづらいでしょうか?

 人は皆、それぞれ違う土壌で生きてきています。

 違うものを見て、違うものを食べ、違う環境で育ち、違う人に会ってきている。

 そして違う人に育てられてきている。

 そんなもの自分と同じ人間になるはずがないんです。

 同じ人間になる方が恐怖です。

 ホラーです。(怖)

 そう、だから我々が誰かと分かり合えないというのは、別に困ったことではなく必然であるのです。

 こういったことは、本にいくらでも書いてあるのですが、実際にこれを実践することが結構難しいのですね。

 「言うは安し...」ってやつです。

 でも本当に難しいのでしょうか?

 「人は人である」というのは、ちょっと見方を変えると、「人に対して諦める」という事と似ています。

 そういうと、ちょっとネガティブなイメージになりますね。

 でも、決してネガティブではないのです。

 それは「諦める」と同時に「理解する」という事でもあるのです。

 そして「人を理解する」というのは、かなり深い部分での”愛”です。

 実際に、これを実践できる人が少ないが故に、かなり本質的な”愛”になります。

 そしてこの”愛”っていうのは、もちろん与えられた方は幸せになりますが、与えた側(つまり自分)も幸せになるのです。

 「幸せになりたくないですか?」

 なりたいですよね。

 少なくとも私はなりたいです。

 だから人を「諦める」のです。または「理解する」のです。

 相手のためではなく、自分のために「諦める」「理解する」のです。

 そうしてみると、相手を受け入れる事は、そんなに難しいことではないはずなのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?