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紙の鍵盤って知ってますか?


こんにちは  ユハコです😄
先日フォロワーさんのコメント欄で楽譜の話をして思い出したのでピアノにまつわるお話です。


ピアノを持ってませんでした


私は小学校~中学の時にピアノを習っていました。場所は父の知り合いの方がやってる3駅向こうの街。毎週1人で電車に乗って通ってました。


でも実は、、、


ピアノは習っていたけど家にピアノもエレクトーンもキーボードも音の出る物は何一つありませんでした!


はぁ?ピアノ習ってんのに?(º ⌓º )


当時は今よりもピアノもエレクトーンもキーボードも決して安くはない高価な物だったと思います。


「うちは貧乏やから買えない!」「ピアノを習わしてもらってるだけ有難いと思って!」と言われてたので家での練習は一切できませんでした。


幼き頃の私は経済事情もよくわからないなりに家に負担はかけれないって思ったので
「ピアノ買ってほしい」「もっと家で練習したい!」って1回も言えませんでした。


本当は毎日思いっきり弾きたかったけど「習わしてもらってるんやからワガママ言ったらアカン!大丈夫!我慢しよう!」って自分に言い聞かせてました。


ピアノやキーボードなど当時は高価な物だったと言うのはわかります。でも今から思えばでもパチンコや外食したりするお金はあったのにそこには回してもらえなかったのは少々納得がいかないです😭(電車代も回せたよね)

貴重な1時間

唯一の救いだったのはレッスンの1時間前だけ無料でピアノを貸してくれた事。その時は思いっきり弾けるし嬉しかったのを覚えています。


先生は私の事を不憫に思ったんかな?それともオトンがピアノ貸して下さいって言ってくれてたんかな?真相はわかりませんがその1時間はとても大切な時間でした。


普段の練習は?


レッスンの日以外の練習はどうしてたのかと言うと「紙の鍵盤」で練習してました。


紙の鍵盤?


そう、紙の鍵盤です!
横長の紙に88の鍵盤を書いた長〜い紙!
本物のピアノと同じ大きさに書かれていたので指の動きの練習ができるのですが、なんせ音が出ませんので合ってるかあってないのかがわからないんです。


だから紙の鍵盤を弾きながら頭の中でメロディーを奏でるという、なんとも器用な練習方法でした😅
今でも楽譜を見ると頭で演奏する事ができます(ちゃんと弾けるかは置いといて、、、)


指の動きは練習出来てもタッチまでは再現できませんよね?だから良く先生にもっとタッチは優しく!とか爪が鳴らないようにして!とか色々怒られました(いや!無理やん!)

発表会に出た事がありません


そんな事もあって私はピアノは習っているけど他の子よりもレッスンの進み具合が遅く鍵盤での練習不足が悩みでした。


年に何度か発表会もあるのですが下手くそな演奏をみんなに聞かれるのも恥ずかしかったから出た事がありません。


発表会に出るからにはそれなりの衣装も用意しなければいけませんが、うちは貧乏と言われてたので「衣装も無理やんな、、、」と諦めてました。
親には発表会のお知らせを隠したり「出んでもええみたいやで」とウソをついていた記憶があります。


懐かしいけど複雑な過去


今でもたまに思い出す紙の鍵盤。音を想像して弾いてたあの頃。紙もボロボロになってテープでツギハギだらけの紙の鍵盤。


思い出すと心がモヤモヤして少しズキンとするけど、こうしてネタにして手放す事が出来たからもう大丈夫!
昔の私、いい子いい子してあげるねー💖
イコイコ( *´ω)/(´A`。)ゥゥ


おまけ


鍵盤カードって知ってますか?
88枚のカードがあってそこには88鍵分の音符が1つずつ書いてあります♪


先生が1つ鍵盤を弾いてその音を聞き、カードの中から1枚カードを選んで当てるという音感訓練用カードです。


逆もあって先生が1枚カードを選んで生徒が鍵盤を弾いて当てるというやり方。


どちらも本当に音感の訓練になったので、のちにバンドをやった時に役に立ちました!


最後までお読みいただきありがとうございます😄
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ではまた👋



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