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展覧会には図録があるよ

何当たり前のこと言ってんだ?

と、思う?

思うよね!


でも、知らない人がいたのよ!

その衝撃たるや!!!


近年最大の驚きだったかも。


だってさ、展覧会の図録なんて、当たり前すぎてコンビニが24時間営業だってことくらいに、私には普通のことだったから

それを知らない人が存在する可能性すら、1ミリも考えたことがなかったわけ。


で、いたんですよ。

つい先日終了した鳥獣戯画展で、図録を買って帰り、

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「買っちゃった!」(わたしは滅多に図録は買わないので)と夫に見せたら

「それいくら?」

って聞くから、

「3000円だよー。」


そしたらまずそれに驚いてた。

「え?!そんなに安いの?!」


「・・・・・   んー?図録としては、ちょっと高め?くらいの値段だけど、この内容だから普通だよ!

展覧会の図録って、凄くお安い値段設定だから、気に入ったら絶対買いなんだよ!」

(※展覧会の図録は、通常とは著作権の扱いが違うらしく、同じ内容で普通の画集を作ったら、はるかに高額になる)

と答えたら


「3万円位かと思った。」


?!?!?!(こんどはわたしが仰天)

「え?!」



でも確かに、本屋さんでこの厚みでカラー印刷のこの本があったら、私もそう思うかも。



はぁーーー、その視点、無かったわー!


そこでまずわたしの普通と世間の普通のズレを知ったところで更なる驚きが。


「この本、どの展覧会にもあるの?」


「?(質問の意味が微妙に分かってない)うん、殆どの展覧会にあるよー。

だから、その展覧会が気に入ったら絶対買いなんだよ!」(美術展の話になると熱く語るわたし)


「なら、この間のキングダム展にもあったの?」

「多分あったんじゃないかな?作らない理由が思いつかないしなー。」


「え!なら欲しかった!」


「えーーー!!!!うっそー!グッズ売り場、別にいいやって言ってたよね?!」

「だって、そんなの(図録)あるって知らなかったし」


「・・・・・

欲しかったの?」


「うん、あの良い台詞あったじゃない」

(展示の最後に感動的な台詞があったのです)


・・・それは申し訳ないことをした。


よもや、図録というものの存在を知らない人が、この世に居ようとは、1ミクロンも考えたこともなかったよ。。。



今まで、何度か一緒に展覧会行ってたはずなんだけどなぁ。

ああ、でも一緒に行った時に図録を買ったことはなかったか。。。

でも、見てはいた(買わないけど)と思うんだけど。。。

あれだな、スコトーマだな。存在を認識してないから、目に入らなかったんだな。


いやはや。衝撃の体験でした。


もしかして、わたしにとっては至極当然で、言うまでもないことでも、こんな風に「教えてくれればいいのに」みたいなことって、あるのかもしれないなぁと思った出来事だった。





それで、久しぶりに過去の図録を引っ張り出して、見てたらすっかり夜更かししてしまいましたとさ^_^










美術展で

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