ゼイチョー 最終回ネタバレ感想!華麗なる最終決戦!税金逃れは許さない… 公務員VS不正の黒幕

ゼイチョー 最終回

華麗なる最終決戦!
税金逃れは許さない… 公務員VS不正の黒幕

主演・菊池風磨
ヒロイン・山田杏奈

原作
慎 結『ゼイチョー!~納税課第三収納係~』(講談社「BE・LOVE」所載)

相楽副市長役の本郷様には、大変申し訳ございませんが、最終回までは、どうにも屈折した陰険な表情の相楽義実の演技が、でき過ぎていて、まさか正義の味方だったとは夢にも思わなかったので、感動しました。

前回の終わりで、義実は親父の不正を暴くために、ここに来たという告白が衝撃過ぎて裏があると思っていました。

てっきり、奥林が飛び降りた責任は、義実にあり、義実が奥林を見殺しにしたと、蒼一郎も思い込んでいたようなので、義実はこの期に及んでも奥林に父親の悪事の責任を押し付けようとするのかと思いました。

しかし、義実は、奥林が父の不正の片棒を担いでいることに自責の念があって、蒼一郎に真実が言えなかったと言ったのも、同情できる点があったと思いました。

その上で、義実が不正の証拠を予め調べて蒼一郎らに教えたので、
父親の不正の証拠が暴かれると思ったのが、意外にも、証拠が見つからず、義実の仕掛けた最後の蒼一郎への裏切りかと思いました。

父親が華子らにも不敵な笑いを浮かべて証拠などある筈がないと言っていたのは、強がりかと思いましたが、いくら捜索しても証拠物が見つからず、時間切れとなって、逆に蒼一郎らが責任を取らされるのかとヒヤヒヤでした。


すると、社員がロックのかかっている社用車に乗り込もうとして、それがドライブレコーダーの履歴を消去しようとしてと気づいたのは鋭い洞察力でした。

まさか、秘密の別荘に隠していたとは想定外で、そこに証拠を消そうとした浦部部長がいて、そこに蒼一郎らの敵だと思った日比野係長が踏み込んだのは痛快でした。

それでも義実の父が、馬鹿正直に税金を払っても無駄使いされるだけだと言って、自分の脱税を正当化する醜い態度に、現れたが蒼一郎が、いつもの、

公務員なめないでください

、と静かな口調でにらみつけた場面は、本当なら納税者の気持ちを代弁して殴って欲しいと思うのですが、よくよく気持ちを抑えた見事な演出でした。


ドラマの最後で、クリスマスも楽しんだことがないと言っていた、ストイックな華子の為の、蒼一郎が用意したサプライズは心温まる場面でした。

それでも2人きりになって、蒼一郎が華子のお陰で徴税吏員になって良かったというのかと思ったら、ありがとうみゆきの市と、わざと、フェイントをかけたのは、笑える場面でした。

浜村との華子をめぐる熾烈な恋の、さや当てがあるのかと期待した面もありましたが、ラストも、一筋縄ではいかない蒼一郎らしいサプライズで楽しめました。


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