2022年のTikTok情勢~懐メロと流行るアイドルソング~


お久しぶりです。
今回は2022年に入ってからのTikTokで流行っている曲を取り上げ、分析してみたい、という企画です。

TikTokで1~3月に流行した曲
(曲目五十音順)

一生に一度愛してるよ クリープハイプ
X / Y / Z Tani Yuuki
エマ go!go!vanillas
接吻 Original Love
学園天国 フィンガー5
神っぽいな ピノキオピー
ケダモノのフレンズ にしな
ス・マ・イ・ル 上白石萌歌
スパークル 幾田りら
タイミング~Timing~ Klang Ruler
チェリー スピッツ
てゆーか、みるてんって何 ≠ME
トラボルタカスタム feat.鋼田テフロン 梅田サイファー
ネコ、ニャンニャンニャン あのねのね
熱愛105度的的你 阿肆
ハッピーエンドへの期待は マカロニえんぴつ
Blue Spring 心之助
ブラザービート Snow Man
ロマンスの神様 広瀬香美

まずヒット促進となった曲として「X / Y / Z」「スパークル」「ハッピーエンドへの期待は」などがあるが後者2曲は特にそもそもヒットしそうだったものを膨れ上げた存在くらいな感じであろう。
「てゆーか、みるてんって何」「熱愛105度的的你」辺りは従来のTikTokの感じだったり、TikTokユーザーの世相を感じる「ス・マ・イ・ル」(かなりドンピシャな人、このタイプの歌い方はadieuではしないのでgood)やTHE FIRST TAKE切り抜きから始まった、ネタ的な流行からHIPHOPブームを進める「トラボルタカスタム」、TikTok民御用達のクリープハイプ、今後のブレイクへの期待がさらに生まれるバニラズなど様々な曲が流行した3ヶ月だった。
その一方で「学園天国('74)」「接吻('93)」「ロマンスの神様('93)」「チェリー('96)」「タイミング('98)」など90年代などに大ヒットした曲のブレイクが相次いでいる。(「学園天国」は小泉今日子版でも89年、残念)
そしてそれ以前にTikTokで流行った過去の大ヒット曲といえば「真夜中のドア -Stay with me-('79)」「め組のひと('83)」「ジュリアに傷心('84)」など70・80年代の作品が多かったが、いよいよ90年代にフェーズチェンジしたのかなと、思わせる選曲。今後は何が流行るのかそれも楽しみでいっぱいです。
そしてそれならば!ということでこれからTikTokで流行りそうな曲10選を考えていく。

過去のリバイバルヒット曲(上記)の特徴としてはあまりにも有名な曲や有名な歌手でないことが多い、その一方で曲としては未だにテレビで特集されたりすることで一定数知っている人もいる状態である曲。そして曲そのものに関しては今の価値観においても"おしゃれ"であったり"エモい"であったりと良さが広まっていける必要がある。またどれも応援歌やメッセージソングでないというのは20年代のヒット曲と共通するものがある。またTikTokという媒体である為、踊りやすさ・取り入れやすさも大事である。
これらから簡単に言えばエモくてノれるシャレている、けれど自分で見つけた感もある曲というのが流行っているんじゃないかなと傾向を考察した。
その考察において下記の曲を選曲した。

TikTokで次に流行りそうな曲 10選

「ラブリー('94)」小沢健二
「気分上々↑↑('06)」mihimaru GT
「Shangri-La('97)」電気グルーヴ
「夢の中へ('73)井上陽水
「アジアの純真('96)」PUFFY
「come again('01)」m-flo
「決戦は金曜日('92)」DREAMS COME TRUE
「MajiでKoiする5秒前('97)」広末涼子
「やさしい気持ち('97)」Chara
「ズルい女('95)」シャ乱Q

例えばPUFFY、広末涼子、Chara、シャ乱Qなどは過去の映像がテレビで流れたりするもののミスチルやスピッツ、サザンのように未だにヒット曲や話題曲が絶えないような感じではない、という特徴がある。
また"発見した"という感じるのも大事である為、とてつもなく有名ではあるものの、TikTok世代誰もが知っているような訳でない、しかし紅白の選考に引っかかっるレベルの大ヒットという曲が来ると考え、選曲した。
あとは応援歌とか"がんばろう"的な歌詞の曲や年代が分かりすぎる曲は選ばなかった。


アイドル・ダンスグループのヒットについて

近年、日本のアイドルはK-POPのブームによってかなり肩身が狭くなりつつある。K-POPの流行には踊りの乗せやすさやポップさ、HIPHOP調である為、TikTokやInstagramのミュージックスタンプとして使われやすいという傾向もあるだろう。
そんな中でSnow Manの新曲「ブラザービート」がTikTokの中で大ヒットしている。特に〈イーアルサンスー 〜〉のフレーズのノリや面白さから流行りは加速しているように思える。また同じジャニーズのなにわ男子のデビュー曲「初心LOVE」もBillboardのTikTok ウィークリーチャートで1位を獲得するなどヒットしていた。またTikTok発ヒットの代表格であるDA PUMP「U.S.A.」なども含め、現在流行るアイドルソングやダンスグループの曲は"ポップさ"がとてつもなく命なのだ。それこそ=LOVE「しゅきぴ」、≠ME「てゆーか、みるてんって何?」、青森ナイチンゲール「ちょーっと、みなさんいいですか?」のようにポップな所謂"コミックソング"はヒットしやすい傾向にある。一方でジャニーズの大半や坂道グループはそういう曲がない為、知名度アップにも繋がらない現状があるだろう。「I see...」みたいなダンスチューンもかなりバズったので坂道の知名度不足打開策としてポップに寄せていくことはいいのかなと感じます。世界観的な問題もあるからそこを曲げて欲しくないけれど櫻坂とかは、はっちゃけた曲とかがあるともしかしたらガツンと知名度アップになるかもなーって思ったりもするので今後に期待したい。
こっちの方はあまり上手く纏まってませんがこんなもんで終わりにします。
ありがとうございました!!

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