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なぜ日本のベンチャー企業がフェラーリとパートナーシップ契約を結べたのか?

レディオブック株式会社CEOの板垣雄吾‎です。

2020年3月30日に僕らレディオブック株式会社は、スクーデリア・フェラーリ社とパートナーシップ契約を締結しました。スクーデリア・フェラーリ(以下フェラーリ)とは、イタリアの自動車メーカー、フェラーリのレーシングチームの会社です。


4/7昨日、東京をはじめ7都道府県で緊急事態宣言が発令され、世界中がコロナウィルスの脅威と直面しています。
でもこんな時だからこそ日本企業、特にうちのようなベンチャー企業が、このニュースでみんなに元気を与えられるような存在になれたら、それだけでも会社続けてきた甲斐があったなと思えます。


この契約のために2月上旬には、はるばるイタリアにも行きました。(コロナが猛威を振るう前すれすれでした。)

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さて、それはいいとして

「フェラーリは知ってるけどお前は誰だ?」
「レディオブック株式会社ってなんだ?」
「なんで世界的企業のフェラーリが日本のベンチャー企業とパートナーシップを?」

ですよね。僕もそう思います。フェラーリは世界的な大企業で、弊社は渋谷のベンチャー企業。でもこのパートナーシップ契約は、紛れもない事実。というわけで、プレスリリースだけじゃ語りつくせない、今回のフェラーリ社とのパートナーシップ契約についての話を書いてみます。



最初の話は「スポンサー契約」

とある仲の良い方から、「フェラーリのスポンサーの話がきてますけど、話聞いてみます?」という話が来たのが去年の8月。

なんだかよくわからないけど、とりあえずフェラーリってあのフェラーリでしょ?なんか面白そうだし、話だけでも聞いてみようと。
正直ぼくは車は乗れたらなんでもいいってくらい興味がなく、F-1も小学生の頃流行ってた時に知ったくらいで知ってることもアイルトンセナや、ジャンアレジ(ゴクミの旦那さん)くらいの浅はか過ぎる知識しかなかった。

もちろん、フェラーリが偉大であることは地球生まれ日本育ちであればアホでもわかることなので、話を弊社に持ちかけていただいたこと自体が光栄すぎるということは十二分にわかっている。
そんな中、交渉に入ってくれているSさんに正直に言った。

「うちがスポンサーになるメリットはなんでしょうか?」

スポンサーとは、PRを目的にお金を払う広告主のこと
↑これはなんか嫌だ。面白くないしつまらない。やりたくないことはやらないのが僕の哲学なので、ただのスポンサーの話なら断ろうと思いながら話を聞いた。

『僕は常々仕事とは最高の遊び、最高のエンターテイメントだと考えていて、そういう意味では、仕事で繋がる会社や人は僕にとっては最高の遊びのパートナー。だからこそ、片思いじゃなくて、両思いになれる方法があるなら、こんな光栄なことはないです。何か業務提携みたいな話に繋げていけるなら是非お話し進めたいです。』
とお答えした。


ブランドがお客さんを育てる。

さて、そうは言ったものの、フェラーリと両思いになる方法はなんだろか??そんなことを考えあぐねていたころ、弊社にはもう一つの悩みがあった。

弊社の主力事業はスマホの販売・買取・設定・修理・レンタルで、「i+Remaker(アイリメーカー)」

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一時期(3期目)までは直営店含めて、全国に30箇所ほどFCを広げたこともあるのだが、法改正と、マネジメント不足(疲弊)により、戦略的に一度展開をストップ。4期目から渋谷の直営店のみでtoCからtoBに切り替えて売上を伸ばしていた。

しかし、戦略的にtoBに切り替えて、法人のスマホ買取、販売、修理をやっていたのも、ゆくゆくはまたSOSサービス(スマホのトラブルや機種変更などのめんどくさいことを解決するサービス)を世界的なブランドにして、toC事業をやっていきたい。そういう思いがあったからこそ。

二の足を踏んでいた理由は1つ。需要に対応できるリソース(人やもの)が足りないということ。

人のスマホを修理したりすることって、めちゃくちゃ心的にストレスがかかる。ぼくはお医者さんと同じレベルのホスピタリティが必要だと思っている。だって、スマホって今や第二の脳みそですよ。これなくなったら、何もできない。すべてが止まる。それくらい大事な仕事なのに、時給千何百円でやってもらうような仕事じゃない。

お客さんの要望に適したサービスを即座に叶えるスマートオンデマンドサービス(SOSサービスと弊社では呼ぶ)を行う技術者を育てるには、コストが相当かかる。しかし、Apple Storeに無意識に流れてしまうユーザーの目に止まるように、多大なコストをかけた広告戦略、競合他社との価格競争。
金と時間がいくらあっても足らない。

経営者として根深い問題にぶちあたっていた。

ウチの売りである「モバイル端末のあらゆる“やりたくない”をなくす」のスタンスは継続したい。でもそれは、「理不尽な要望も受け付けます」の意では決してない。これが悩みだった。そんな時に思ったことは

「ブランドがお客さんを育てる。」

という言葉。考えてみてほしい。
①高級ブランド店や百貨店
②お役所や携帯ショップ

どっちがクレーマーが多いだろうか?答えは当然②
理由は、誰でも受け入れる公共性の高い場所だからだ。スマホは一人一台が当たり前の現代、いずれは僕らもそういう公共性の高い存在を目指したいが、今はまだその段階ではない。まずは、顧客単価をあげるためにスマホサービスのハイブランドを作ることが必要なのだ。このサービスが広がれば、違った層のお客様にも出会えるし、利益率も上がる。そうすればスタッフは、精神的にも疲弊しないし賃金も増やせる。

実際、富裕層の方や年収1000万以上もらっているような人ほどスマホが昔のままが多く、その理由をきくと
「あんなとこ(携帯屋さん)にいってずっと待たされるが苦痛でしようがない」という。それはそうだろう。家でグータラしてるニートと、年間億を稼ぐ人の時間価値が同等であるはずかない。

時間は平等だけど、人間社会、資本主義社会における時間の価値は同じではない。それが大前提であるとき、年間1億稼ぐ人が、Apple Storeにいって3.4時間待たされることは時間あたり数十万円の損失。それは行く気が削がれる。

それなら、まずはハイエンドに向けたスマホのトラブル、機種変更サービスを立ち上げたら差別化にもなる。喜んできてくれる人がいると確信がもてた。とはいえ、問題がある。僕ら発信で「ハイブランドサービスはじめました」と言ったところで、なんの信憑性もない。

フェラーリ…??
あ(察し)



パートナーシップ契約までの道のり。

「スポンサー」ではなく、「パートナーシップ」

フェラーリとパートナーシップ契約を結びたい。すぐにでもやりたい。そう申し出た。こちらの熱意と、フェラーリの理念。レディオもフェラーリもお互いにとって事業を大きくしていけるような協業に近い形でのプレゼンを何ヶ月にも渡り交渉した。

「オリンパス以来の13年ぶりパートナーシップ契約を結ぶことで、日本でのF1人気を再燃させたい。」
「2月、イタリアフェラーリ社にて開催される新シーズンに向けての新車発表会タイミングで日本とのパートナーシップが復活したと言わせてください。その代わり日本でF1人気が復活するしかけを作ります。」

数ヶ月におよぶ交渉の末、とうとう契約できることになった。自分の三方よしのプレゼンが、世界のフェラーリに認めてもらうことができた瞬間だ。



パートナーシップを結ぶことができた理由

ここまでが、スクーデリア・フェラーリとパートナーシップを結ぶまでの経緯。さてさて、ここでようやくタイトルの話に戻る。

なぜ日本のベンチャー企業がスクーデリア・フェラーリと
パートナーシップ契約を結べたのか?

後から聞いたんだけど、フェラーリ側が求めていた企業の条件として3つあったらしい。

1.若い企業であること
→いわゆるTHE日本企業ではなく、これから伸びる企業。

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2.センスがいいこと
→自分で手を動かしてデザインをつくることは出来ないけど、イメージをつくり創造する「ビジョナリー」としての能力がある。
弊社のロゴやホームページを見て気に入ってもらえた。これはクリエイティブディレクターとして就任してもらっているNASU前田高志さんの作品。
自慢のロゴ、ホームページなので貼っておきます。
このデザインセンスを評価いただき、フェラーリの契約に至る。
ブランドデザインなどして欲しい人は是非レディオブックへお問い合わせください。あなたに合ったブランドデザインを提供いたします。

3.事業内容がマッチすること
→フェラーリもリユース、リサイクル事業に乗り出したかったとのこと。以下は弊社のスマホブランドのホームページです。



以上が契約に至るまでの一部始終です。

まずは世の中がこんな状況だから、日本GPもどうなるかわからない。
でもどんな形であれ、日本でF1人気を再燃させるお手伝いをする。日本グランプリの開催期間中には、フェラーリの車体に弊社のロゴマークが入ります。また、その期間中にはフェラーリのドライバーを招いたイベントも開催しちゃおうかと考えています。手始めにこんなキャンペーンをやっています。もうすぐ締め切りです。


他にもしかけはたくさんあって、フルスピードで準備中です。楽しみにしていてください。

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弊社のメンバー。基盤強化のため、心強すぎる以下のお三方がジョインしてくださることになりました。この話は改めて別のnoteでしっかり語ります。

田端信太郎氏 マーケティング戦 略 / 顧 問
萩原清澄氏 クリエイティブ サービスオフィサー
前田高志氏 クリエイティブディレクター  / デザイナー


ってなわけで、長い話にお付き合いいただきありがとうございました。僕はこれからも「やりたくない」と「やりたい」を徹底的に貫くことで、「やりやら」な世界を作っていきます。

まずはオンライン上から!
弊社では、オンラインコミュニティ事業もやってるので、よかったらのぞいて見てください。フェラーリ契約に関しても、ここでは語りつくせないドタバタも含めた舞台裏の話を結構書いています。(このビジュアルの中にも赤いスポーツカーが……!)

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#やりやらタウン は僕の遊び場。サブスクリプション×コミュニティがテーマで、月額2000円で以下のサービスを受けることができる。

1,スマホ修理無料
2,ホワイトニング月1無料
(移転につき休業中。)
3,デザイン相談無料
(弊社のクリエイティブディレクター、NASUの前田高志さんによるもの。正直かなり貴重。)
4,創業相談無料
(僕がやります。僕は実は一時期借金5000万円を抱え、完済した男です。起業にまるわる融資相談はかなり得意です。)
5,美容整形相談
(レディオメンバーであり、最近起業したみきしぃが相談に乗ります。彼女は400万円かけて整形した様子を赤裸々にSNSに公開してバズってます。)

特にデザイン相談と創業相談はオンラインで対応できるサブスクリプションだから外出できない今存分に活用してほしい。

こちらからどうぞ。


僕はよく「スマホ片手にうちの渋谷の事務所に遊びに来てください」っていろんな人に言うんだけど、こんなご時世だから「会いに来て」とは言いにくい。だからこそ #やりやらタウン で待っています。

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