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プロサッカー選手をやめアマチュアを経験したからこその気づき

プロサッカー選手になり1、2年で引退する選手の特徴として「ただプロサッカー選手になりたい」その先のキャリアまで想像できなく、苦しい環境の中、逃げ道を探し、努力が難しくなります。僕がそうだったかもしれません。

2年目の年にはチームが決まらず、日本へ帰国。そこには、プロサッカー選手としてどうなりたいかまで描けていなかったから、少ないオファーも断り、結果的にアマチュアクラブでプレーしました。その経験があったからこそ気づきがあり、今努力が出来ています。

■欲求への気づき、そして目標と繋がってるか

僕はプロ1年目の目標は
1. ステップアップ(給料、リーグレベル)
2. 結果(ゴール、アシスト)をとる

漠然とですがこの2つの目標がありました。この2つをクリアした中で行きたい国で、プレーしたいと思っていました。ですが、この目標と自分の欲求が一致しているかを考えてみました。

まず、なぜ「プロサッカー選手」になりたかったを考えてみました。

1. 小さなころからの夢
2. 肩書
3. 憧れ
4. 自信
5. 楽しそう
6. 有名になりたい
7. カッコいい

結果考えてみたら、他人から認められたいことが1番でした。
僕が1年目に立てていた目標、ステップアップをすることは他人から「すごいね」と思われたいと思っていたことに気づけました。

考え方を変えれば、「プロサッカー選手」じゃなくても他人からすごいねと言われればそれで欲求は満たされるかも。この、他人軸的な考えではいつまでも自分を自分で認めて上げることは難しい。ですが、他人からの承認は絶対的に僕にとっての幸せと繋がります。


僕は1度プロをやめアマチュアで1年間プレーして、また海外でプロサッカーとしてプレーしています。僕はプロからアマになった時、「自分に価値はない…」と思っていましたが周りはプロでない僕のことも認め、「すごい」と言ってくれた方々はいました。

自分で思っている以上に、他人は結果(プロかアマか)なんてことは気にしてなく、「僕の人間性」を常に評価してくれていたことが本当に嬉しかった。

この経験から「他人からの承認」という欲求そのものがなくなったわけではないが、自分らしく努力をし、人を大切にすることが僕にとっての本当の幸せにつながると信じてます。

現在もプロサッカー選手としてのステップアップも結果を求めることも目標の1つです。ですが昔と今が違うのが、

・自分の欲求(他人からの承認)に気づけた
・たとえ結果がでなくても、認めてくれる人はいる

この気づきがあるから、プロをいつでも引退しても良いと思えるし、結果より目標に向かって努力する大切さを知れたから毎日頑張れます。そして、人を大切にしようと思っています。

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