兵法講座の軍事用語集
【新着用語】
竹簡(2022/2/11 追加)
【あ】
殷 ~ 紂王と妲己で有名な中国の古い王朝。
尉繚子 ~ 尉繚が書いたとされる兵法書。
偃月の陣 ~ 半月に似た形で、大将や主力を前方に配置する
決死の突撃陣形。
【か】
鶴翼の陣 ~ 鶴が翼を広げた形の陣形。
敵が来たら両翼をたたんで包囲殲滅する。
雁行の陣 ~ 鳥の雁が飛ぶ時のように斜めに並ぶ陣形。
他の陣形に移行しやすい。
奇 ~ 奇襲のような奇策と言われる相手の裏をかく戦法を指す。
義士 ~ 義理堅い者のこと。
虚 ~ 兵法では兵力不足や準備不足、
主導権を失っているなどの不利な状況。
教範 ~ 軍事に関する教育の教科書として使われる書籍のこと。
魚鱗の陣 ~ 魚の鱗のように密集する攻めの陣形。
軍国 ~ 軍事と国政の事。軍事国家の意味でも使うので、
前後の文章を読んで意味を考えることが重要。
軍事学 ~ 皆さまの時代で軍事に関することに特化した学問。
軍事行政 ~ 軍隊の人事や装備の購入など、軍を維持するための仕事。
軍政と略される事もある。対義語は軍令。
軍法 ~ 軍隊内に限って適用される法律。
軍令 ~ 実際に軍隊を動かすための指令・命令の事。対義語は軍事行政。
衡軛の陣 ~ 段違いの二列の陣形。敵を誘い出して包囲殲滅する。
呉子 ~ 呉起が書いた兵法書。孫子と並ぶと言われる一冊。
【さ】
塹壕 ~ 攻撃から身を隠せるように掘られた穴のこと。
この穴を繋いで拡張していくと陣地となる。
三略 ~ 太公望が書いたとされる兵法書。
実 ~ 兵法では兵力が十分で準備万端、
主導権を握っているなどの有利な状況。
司馬法 ~ 司馬穣苴が書いたとされる兵法書。
周 ~ 文王の時代に太公望が仕え、次代の武王の時代に殷を打ち破り、
後の周王朝を作った国。
衆 ~ 民衆や国民の意味。
陣地 ~ 塹壕を掘ったり、土塁を積んで築城した拠点のこと。
陣形 ~ 古い時代の部隊配置の事。
これで攻め・守りの戦いやすさが変わる。
正 ~ 常道通りの正攻法と言われる戦い方のことを指す。
戦闘隊形 ~ 陣形より小規模の戦力の配置。
陣形の考え方を引き継いでいる。
孫子 ~ 孫武が書いた兵法書。現代でも通用する最高の兵法書と名高い。
【た】
竹簡 ~ 竹で作られた細長い札に文字を書き、本の代わりにしたもの。
紙が普及する以前によく使用されたいた。
築城 ~ 一般的には城を作ることを指すが、軍事的には塹壕を掘ったり
柵を作ったりする簡易な工事も含まれる。
智士 ~ 智謀に優れた者のこと。
駐屯地 ~ 敵地に進撃した軍隊の臨時の基地となる場所。
長蛇の陣 ~ 縦一列の蛇のような形の陣形。移動に適している。
徴兵 ~ ある程度の強制力を持って兵役を課すこと。
【な】
荷駄 ~ 馬で運ぶ荷物のこと。転じて輸送隊の意味。
【は】
武経七書 ~ 兵法を学ぶ上で重要な、七冊の書物の総称。
孫子・呉子・三略・六韜・司馬法・尉繚子・李衛公問対の
七冊を指す。
布陣 ~ これから敵と戦うために、陣形を整える事。
賦斂 ~ 「ふれん」と読む。税金のこと。
方円の陣 ~ 大将を中心に円形になる守りの陣形。全方位に対応できる。
鋒矢の陣 ~ 矢印のような先方に戦力を集めた攻撃型の陣形。
【ま】
まだないよ!
【や・ら・わ】
徭役 ~ 「ようえき」と読む。公共事業などの作業に従事させること。
予備兵力 ~ 一般的に予備とは「念のため」に用意するものであるが、
軍事的な予備は最初から使う気満々の、勝利の決定打として
用意されている兵力である。
李衛公問対 ~ 太宗と李靖の二人の兵法論議をまとめたとされる兵法書。
六韜 ~ 太公望が書いたとされる兵法書。
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