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カリギュラ2プレイ感想

皆さまこんばんは、弓削彼方です。
先日発売したばかりのカリギュラ2。
こちらをプレイして無事にクリア致しましたので、一通りプレイした感想を述べたいなと思います。
ネタバレは後半の注意書き以降にありますので、買うか迷ってる方・これからプレイする方は見ない方が賢明です。

1.カリギュラシリーズの紹介

カリギュラの世界は仮想空間です。
皆さまの世界で例えると、「現実辛いことばっかだし、ネットに癒しのテーマパーク作ろうぜ!」と言うのが最初の考えで、その世界をメビウスと名付けました。
メビウスの管理者であるμと言うバーチャドール(我々で言う初音ミクみたいな存在)は、歌を歌い人々の魂に訴えることで支持を得て、その人々からの支持が彼女の力の根源になっていました。
そしてμは人々を癒すと言う思いが強過ぎるが故に暴走し、癒しが必要な心にトラウマを持つ人々の魂を、メビウスの中に閉じ込めてしまうと言う事件を起こしました。

またμの裏には楽士と呼ばれる作曲者達が付いており、楽士はメビウスの世界で自分の望みを叶えトラウマから目を背けるために、μの力を強めるのに必要な新しい曲をμに提供していました。
この楽士とμがメビウスの世界を維持したい側です。
しかしメビウスの中で「この世界は偽りだ」と気付き、トラウマを持ちながらも「現実世界に帰るべきだ」と思う者達が現れました。
それが主人公と仲間達です。
メビウスの世界からは帰りたいと願っても帰れない。
メビウスの世界から現実に帰るには、管理者たるμを倒してメビウスの世界を崩壊させる以外に道はない。
メビウスの世界を崩壊させて帰りたい主人公達と、メビウスの世界を維持したい楽士の対立
そして主人公達が(仮想から現実に帰る)帰宅部と名乗って、μ&楽士と戦う話を追っていくのが、前作のカリギュラ1のお話でした。
ネタバレすると、最終的にメビウスは崩壊し、人々は現実の世界に帰りました。

そしてカリギュラ2のお話。
前作のメビウス事件で人々の支持を失い、同時に力も失ったμ。
もうメビウスのような世界は生まれないはずでした。
しかし、突如現れたリグレットと言うバーチャドールが、新たにリドゥと言うメビウスのような世界を作り、再び人々の魂をリドゥに閉じ込めてしまいます。
今作の主人公も仲間と帰宅部を結成し、リドゥを壊して現実に戻る。
そんなストーリーです。
詳しいお話は、公式HPをご覧ください。


これより以下は、カリギュラをプレイしたことがある方用の感想です。

2.プレイ感想(システム編)

前作と同じく、敵のシンボルにぶつかるとバトルが始まるシンボルエンカウント制。
今作も戦闘中にコンボを繋げられるので、どういう順番でどのスキルを使って戦うかと言うのを考える楽しさは残っている。

装備も前作と同じくスティグマを装備。
スティグマを装備して戦うとスキルを獲得し、そのスティグマを外してもスキルの方を装備すれば同じ効果(例えば攻撃力+20など)を得られるので、戦略性が高まっている。

今作から出て来たフロアージャック
思っているよりも早くフロアージャックに必要なゲージが溜まっていくので、ボス戦以外でも誘って分断できない固定雑魚戦とかで使っていける
キィポイントを貯めて機能を底上げすれば、不利な状態からでも形勢逆転できるのでありがたい機能だった。

因果系譜は前作よりもお使いクエスト重視になったけれど、手軽に埋められるようになったので個人的にはありがたかった。
1の時は複雑で諦めたの結構多かった覚えがある。

3.プレイ感想(キャラ編)

帰宅部メンバーは飛びぬけて弱い子はいないので、育ててスキル付けてあげればどんな子でも十分にラスボス戦で使える
自分のお気に入りキャラが存分に使えるので、良い調整具合だと思う。

個人的には切子が動き早い・火力高いで非常に使い易かった
部長がドレッドノートでリスクを上げてやると、切子がオモイキリ+からのコンボコンボで敵をワンパンするのが強過ぎるレベルなのでオススメ。

茉莉絵も最終メンバーの一人として使ってた。
サークルヒーリングで全体回復が使えるのと、射撃系は部長とかが敵を吹き飛ばしても追撃が入れやすいので使い勝手がいい。

二胡がバフ役で優秀らしいとは聞いたけど、一週目はあまり使わなかった。
ただテキトースローフープがリスク3でもおかわり発生するので、好感度上げ中も過不足なく活躍してくれた。

あとショタ好きは劉都を使え!
強い弱いじゃなくて使え!

皆さんも個々の好みがあると思いますが、他のメンバーもキャラエピソードを最後まで見たらみんな好きになれる。
今作もみんないいキャラでしたと太鼓判を押せます。

4.プレイ感想(ストーリー編)

ここはネタバレ無しです。

前作と同じく順番に楽士を倒して行くのがメインの道順。
前作よりも話の進み方が回りくどくなかったと思えるぐらい、話に引き込まれて先の話が知りたくなるストーリーでした。
楽士が倒された後に結構自分のトラウマを語ってくれるので、それを踏まえた上で彼らの曲を聞くと「これはそう言うことね。完全に理解した」みたいになる。
一通りクリアした後でも良いので、彼らの曲をじっくり聞いて欲しい。
4章以降にリアルで「マジか?」っと言いたくなる話が仕込んであるので、ぜひネタバレを見ないで新鮮な気持ちで驚いて欲しい。

楽士の中で一番「分かる」ってなったのは、私はパンドラさんでした。
ブラフマンは声優が子安さんと言う事で皆さまも色々お気付きかもしれませんが、上とは別の枠で「は?」って言いたくなる感じでした。

これは最初の最初に本人が言ってるのでネタバレではないと判断してここでお話しますが、キィはいい子だよ。
お前はちゃんとμの子供だよ・・・って思いました。
ところではははμとして、ちちは律くん(1のアニメ版の主人公)ですか?

帰宅部と楽士のトラウマは、「それぐらいで?」と思うものから「それは・・・」って思うものまで幅広かったですね。
ただトラウマや悩みと言うものは、自分で抱えて初めてその重みを感じるものなので、簡単なものではないのだろうと思います。
そう言うことを少しだけ知るのも、このゲームの目的とまではいかないけれど、おまけでついて来るものなのかなと思います。

あと、男の子用にちょっとだけゲームプレイしたくなることを言うと、敵も味方も吹っ飛ばされたりダウンした時にスカートの中身が見えるので、頑張れば女性陣のおパンツ見れます
頑張って吹き飛ばすかダウンさせてくださいね。


以上でネタバレ無しの感想は終わりです。
もし少しでも心に触れるものがあれば、ぜひプレイして頂きたいゲームの一つです。
まだ発売したばかりなので、乗り遅れることはありません。
気になる方は、ぜひ公式HPでどんなゲームかご確認下さい。



ここから先に進むとネタバレゾーンに入ります。












      ネタバレゾーンに踏み込みますか?


       はい        いいえ














        本当に踏み込みますか?


       はい        いいえ













ネタバレの話してきます。


本来8人しか居ないオブリガードの楽士に、9人目の車いす先輩いるのは卑怯ですよ。
所詮クランケのお供だと思ってたら、轢かれてぶっとんで死にかけてたのは油断し過ぎてた。
当たり前だけどストーリーの方の再戦時にもいるしね。
これがびっくりした話の一つ目。

次にパンドラさんね。
パンドラのPV公開され時に自分で言ってたのがこれ。

ドンピシャではないけれどニアピンぐらい行かないですかね?
パンドラさんは現実戻ってもあんまり見た目変化なさそう。
せいぜい髪の色が黒髪で、もうちょっと地味なオタクっぽい感じになるだけで変わらないんじゃないかな?
あんまそう言う部分にコンプレックス持ってなさそうだったしね。


ノトギンは、結構最近の問題に切り込んだなと思う。
これに関しては私はよく分からないのでなんとも言えないが、本人にとってはやっぱ重要なのかなと言う感想。
ただ、やっぱ人は見た目で判断する部分も大きいから、事前告知無しでオフ会とかにきたらオタクくんがきょどっちゃうんで気をつけてな!
ポッポ先輩とか貴重な時間を失って女子と関わった経験ないだろうから、きょどると思うわ。


子安さん関連になるけど、ムーくんが子安に普通にリアルネームで罵られてるのは違和感があったのと同時に笑ってしまった。
そりゃ会社の部下ならつい本名で呼んじゃうよね。
でもネットの世界においては、HNで呼ばないでリアルネームで呼ぶのはマナー違反ですよお父さん。
だから娘に嫌われるんですよ。
もう一つ言うと、ソーンの曲をがっつりパクッてるのもアウトですよね。
ツイッターとかやってたら絶対にパクリで炎上してるパターンじゃん。


あと、これは完全に私の好みとか性癖の話で恐縮なんですが、帰宅部だと一番好きなのは切子で、戦闘でも攻撃力高くてずっと使って来たのに、最後に小夜子が持っていったわ。
あんな普通の女子高生みたいの見せられたら好きになっちゃうだろ!
しかも普通に引きこもりでビクつきながらやってたとか可愛いわ!
ブラフマンに変なことさせられる前に、そこそこ人気出た時点でVtuberにでもなってた方が良かったんじゃないですかね?
最後も自分で「殺して」とか言って素直に刺される所までいったのに、求められる声のせいでバトルになってしまうし、攻撃したら「痛い」とか悲痛な声を出すわで、元凶の片棒を担いでいるとは言え可哀想ではあった。
でも悪い子なので、パンスト破りの刑に処したいと思います。


嬉しかったのはウィキッド出て来たことですね。
もともと1の時も茉莉絵は好きだったし、ウィキッドで出て来て色々知った後も気になってたし、小説も読んだけど、なんか今回で救われた。
カリギュラ2はカリギュラ2と言うお話をすると共に、1から続いてた現実に絶望しかない茉莉絵(ウィキッド)の救済も兼ねてたのかなと思う。
ただ、あの後に茉莉絵の病室で初代部長と二代目部長が鉢合わせしたらどうなるんかなとは思う。
体はピクリとも動かしてない(動かせない)のに、浮気したみたいになるやん?って思ってしまった。
コスモダンサー聞けたのも良かったし、いいサプライズだと思います。
あそこで茉莉絵を殺すルートを選ぶと一応バッドエンドではあるけど、そこまで暗くなかったしね。


ドクトルとクランケは足を理由にしてるけど、普通にお互い好きですよね。
現実でちゃんとお互いに気持ちを確かめ合えば、リドゥに来る必要はなかったんじゃないですかね?
最初はドクトルの願いでクランケの足を治して、クランケの願いで足を悪いままにして、そうやって相反する願いで相殺されて足が悪いままなのかなと思っていたので、足が治ってたのはちょっと予想外だった。
結局クランケはリドゥに来ること自体で願いが達成されていて、他の人と違って何も願ってもやり直してもいないのでは?と思ってます。


最後にもう一個だけ小夜子の話。
最初は「好きだから」とかそう言うささやかな感情や純粋な気持ちで始まったものが、周りに認められたせいで引き返せなくなったり、過度に期待を掛けられて重くなってしまうって話ね。
切子も少し被るけど、周りに振り回されるようになって自分が疲れちゃうのは「あるよね・・・」って思ってしまった。
ちょっと心当たりに似たようなものが私にもある。
だからこそ小さなボタンの掛け違い、そう言うものをちょっとだけやり直しが出来れば・・・ってのが響きますね。
だからリドゥは「あのとき、ああしていれば・・・」なんだなと。
そう言うのも含めて、カリギュラ2は非常に楽しませて貰いました。


まだまだ話たいことはあるけれど、今回はこれぐらいにしておきましょう。
一週目はバッドエンド見た後にロードでやり直してクリアしたので、二週目でバッドエンド回収して、三週目までやってきます。



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