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『タイ瞑想の森』での素晴らしい体験

栃木県那須烏山市に『タイ瞑想の森』という、タイ瞑想が体験できる施設がある。
実際にタイの僧侶やスタッフが生活している場所でもある。
その場所で7/22〜24、2泊3日の瞑想体験ができると知り参加してきた。
そこでの体験したことや感じたことを書いてみる。

アットホームな雰囲気

瞑想体験1日目。
夕方に到着し、少し緊張気味になりながらエントランスに入る。
すると2人の女性がいて、とても明るい笑顔で「ようこそ!」とお出迎えをしてくれた。
その後は諸手続きや説明を受けた。
その時も温かく丁寧に対応してくれる。
この時点で良い場所だなと思った。

自分の部屋で一息ついたところで、オリエンテーションが始まる。
僧侶の方やスタッフ、体験に来た方々皆さんが一言ずつあいさつをしていく。
人前で自己紹介をするのが苦手だから結構緊張した(笑)
オリエンテーションが終わったら、1回目の瞑想がスタート。
最初は瞑想をする姿勢から教わる。
それから僧侶の方が誘導してもらいながら瞑想に入っていく。
瞑想自体は40分くらいだったと思う。

普段はほとんど自己流でやっているから、なかなか瞑想状態に入れないときもある。
だけど、誘導してもらいながら瞑想をすると、思ったよりすんなり瞑想状態になって、気持ち良い感覚だった。

瞑想が終わったら、「パーナ」という時間がある。
「パーナ」とは、タイ語で 飲み物 という意味らしい。
この瞑想体験では食事は朝と昼の2回のみ、夕食はない。
しかし、ヨーグルトや飲み物などを飲むのは大丈夫。
だから、小腹がすいたら何か飲んだりする。
その時間のことを「パーナ」と呼んでいると勝手に認識していた(笑)

パーナの時間は基本、雑談タイム。
スタッフの方と参加者でおしゃべり。
たまに僧侶の方も参加する。
今回の参加者は、日本人以外にもタイ人やイギリス人もいた。
スタッフの中にも、日本人以外にタイ人の方もいる。
少しの日本語と少しの英語が話せるタイ人、日本語は話せないけど英語がペラペラなタイ人、少し日本語が話せるイギリス人。
様々な方たちが集まっていろいろ話していた。
だから、会話は日本語とタイ語と英語が混在する、今までに体験したことのないとても新鮮な空間だった。
ちなみに自分は日本語しか分からない。
だからタイ語や英語の話になったら誰かしら通訳をしてくれて、何とか話している内容は理解できた。
通訳してくれる優しさがこの空間に広がっていた。
(自分の伝えたいことを伝えられないもどかしさ悔しさで、この時に英語を話せるようになろうと決心した)
とても楽しい時間。
笑い声が絶えないほど笑った。
長テーブルを囲むようにして輪になってみんな座り、みんながしゃべっている。
誰として話さない人はいなかった。
そういう空間は珍しいなと思った。
自分も普段なら初めて会った方たちとここまで話すことはない。
だけど、もっと会話したいと思うくらい、純粋に楽しい時間だった。

自然と緊張はなくなっていた。

食事が美味、法話を聞くだけの価値あり

2日目は、瞑想から始まり、朝食、瞑想、昼食、瞑想、掃除、自由時間、瞑想、パーナ(おしゃべりタイム)、就寝、という流れ。

瞑想を何回もやっていくうちに、長い時間瞑想していても辛く感じなくなってくる。
そして、回数を重ねるごとにより深く瞑想できるようになっていった。
ネガティブな気持ちがどんどんなくなり、ポジティブな感覚が増していく。
瞑想体験が終わる頃には、ネガティブな感情は全くなく、幸福感を感じすぎていた。

食事の料理もおすすめポイント。
食事はバイキング形式。
タイ料理がメインでとても美味しい。
栄養バランスが良く、品数が多すぎ。
夕食がないから余計に食べ過ぎてしまう。
食事の時間もみんなとしゃべってばかりで、時間があっという間に過ぎていく。
結局急いで食べることになる。
このときもとても楽しい時間だ。

瞑想の時間は、お経と法話もプラスされる。
特に法話は僧侶が、瞑想や人としての在り方、考え方について分かりやすく説明してくれる。
全てとても身になる話ばかり。
有意義な時間だった。

最高な瞑想環境

3日目は、瞑想、朝食、瞑想、昼食、瞑想、片付け(部屋の清掃)、終了、という流れ。

この日は、初めて外で瞑想をした。
少し暑かったけど、周りが自然豊かでで虫や鳥の鳴き声がする場所で瞑想できることに喜びを感じる。
このときは瞑想をする場所の決まりはなく、自由に瞑想して良いことになっていた。
僧侶による瞑想の誘導もないし、外には時計もないから時間を気にならなかった。
瞑想を始めて瞑想から覚めたから室内に戻ったら、ちょうど1時間半も瞑想していた。
これには驚いた。
今まで40分くらいでもだいぶ瞑想をやった感覚があったから、1時間半もやっていたとは思わなかった。
でも今までで一番気持ちよく瞑想ができたと思う。

純粋にありのままの自分でいられる空間

その後、食事したり部屋の片づけをして、ついに終わりの時が来た。
みんなが帰るときには、みんな友達になっていた。
初めて会ってから実質2日なのに、ここまで仲良くなれたのは不思議なくらい。
この「タイ瞑想の森」には、ネガティブな空気は全くなく、温かいポジティブな空気しかない。
誰も否定することはなく、みんな自分という存在を認めてくれる。
純粋にありのままの自分でいられる。
だから、とても居心地の良い空間。
自分にとっての理想的な空間が「タイ瞑想の森」にはある。
そう自分には感じた。

コロナの影響で開催頻度は少ないですが、もし興味があってご都合が合えばぜひ足を運んでみてください。
何かしら得るものはあるのではないでしょうか。


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