息子の入院・その5
片タマ痛い〜救急搬送〜緊急手術〜
隔離病棟への移動。
ここまでで、明け方4時から7時です。
息子は、「精巣捻転」と言う症状になり、
もし、この症状の処置が遅いと、
血流がないタマ(精巣)は
壊死してしまう可能性のあるものです。
小さい子から青年までの比較的若い子に多く、
痛みを訴えるのが明け方が多いと言う。
言葉を明瞭に話せる年齢ならば、
親も動きやすいですが、
この症状は、痛みがひどすぎて
下腹部にまで痛みが上がっていき、
のちに嘔吐につながるので、小さいお子さんは
表現がしにくいかもしれません。
尋常でない痛がりようならば、躊躇わずに
救急搬送を考えてください。
私の素人考えでは、
夏場などはタマを冷やすために、
更に袋がゆるりと伸びた状態になるので、
中のタマを包む袋が伸び切って、
そんな時に、激しい運動をすると捻れるのかも?
と思っておりました。
(前日、陸上の記録会で
100mの全力疾走をしましたし)
(風になっていましたしね〜(親バカ)
しかし、主人は、
本来、体から離れているべきタマなのに、
ぴっちりしたパンツを履くから、タマが上がり、
緩んだ袋の上部分が捩れるのかもしれない。
と推理するのです。
これは、先生に話を聞いたわけではないので、
答えの出ない推理なのですが、(聞いとけ)笑
確かに小さな子供の頃の方が、
「カッコイイキャラパンツ」のブリーフ型を
履かせがち。トランクスを履くのは、
もう少し大きくなってから。
もしくは、それを選ばずにボクサータイプへと
いきがち…(我が家だけ?)
タマは常に体の近くにあります。
これが終わったら、トランクス派に転向か…?
など、控え室で取り留めなく考えておりました。
「……息子さん、ここにいます」
連れられた部屋は、広く薄暗く、
麻酔が抜け切っていない、
ややぐったりと息子が寝ている
ベットが一台あるのみ。
「完全に目が覚めるまでは、うわごとや
少し異常行動があるかもしれません。
落ちたりしないよう気をつけてあげてください。」
え。こっわ。
「うーん…オレ起きるわ…」
「あかんて。今起きたら麻酔が脳まで上がって
一生頭痛持ちになるで」(私がそれ)
「痛いねんもん…」
「これ(酸素注入機)も邪魔やし…」
「これも付けとかんと息が苦しいって」
「起きる…」
え。これが麻酔が覚めるまでの“せん妄(でんもう)
と言うやつか。(事前説明あり)
こっわ。
しばらく押し問答をしましたが、
横でヤイヤイ声をかけたり、手を握ると
起きてしまうので、そ〜っとすることに。
(この時点でまだ朝8時)
この部屋の周りは、意識のない人や
まだ小さな赤ちゃんが入院していて、
看護師たちも常に忙しく歩き回っています。
我々がゴチャゴチャいても邪魔になるし、
息子も静かな方が寝て、麻酔から静かに覚める
だろうと判断し、出ることにしました。
後は、入院の手続き、身の回りの物を
持ってくるミッションが残っています。
一度家に帰ります。
もう、ヒリヒリする空気感の山場は超えました。
残りは、退院するまでの緩やかな時間の流れです。
ご安心を。
リラックスして読んでください。
それはまた次回に。
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