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電車から見た景色


流行病も開け、
3年ぶりに県外に出かけた。

神田、お茶の水を電車から眺め、
四ツ谷で降りて、駅から目的地まで歩く。

四ツ谷駅前交差点から見た景色

都内の散歩は結構好きだ。

坂道を登ったり降ったり…。

建物の密集度は凄いけど、密集しているからこその工夫があったりして、面白い。

意外に緑も多かったりする。

美味しそうな和菓子屋さんがあったりして、つい買おうかと迷ってしまう。

ただ、チェーン店の味気なさは、便利だけど好きになれない。
このチェーン店の多さに少しがっかりする。
外国を考えてみても、こんなにチェーン店が並ぶ街ってない気がする。

この日、四ツ谷では、あちらこちらの神社でお祭りがあり、囃子が流れ、御神輿を担いで回っていた。
地元の人手作りの屋台も出ていた。

「6月のお祭りって何だろう?」

いつもの私なら、知らない地元の人っぽい人を捕まえ、
「何のお祭りですか?」
と、確かめるんだけど、今回は眺めるだけ…。


四ツ谷駅から、中央線で東京駅まで戻ったのだけれど、線路沿いに以前より緑が増えていた気がしたのだが、気のせいだろうか?
そんな風に思いながら、緑から電車内に目を戻すと、100%と言えるほどみんなスマホを見ている。
人が、指示もされないのに同じ行動をとるって、スゴイ。
彼らは、同じ行動をとるけど、みんな個で繋がってはいない。繋がってるのはネット。
人は簡単に操作出来るって事なのだろうか?

きっと、今の時代の当たり前の景色だけど、なんか面白いものを見てしまった気がする。
スマホの時代が終われば、昔はみんながスマホ見てた時代があったよね…と言う、昔の景色になるんだろう。

それとは逆に、

ふらついてぶつかりそうに何度かなったのだけれど、その度に、
「あ、すいません。」
と、相手から言われて、支えられそうになったりもした。
私がふらついたのに…。
しかも、とても優しい声。
個が見えたけど、それだけではない利他。
この世界は、一色ではなくて、カラフルなんだなぁと思った。
前に進もうとしかしていない私の方が個のような気もした。
もうちょっと、優しい人間になりたいなぁ…。


新幹線に乗り、お弁当を食べていたらもう埼玉に入っていた。


西日と共に移動。


巨大な天使の梯子?
少しずつ、農地が見え始める。


雲が、イカとテルテル坊主。


西那須野駅で通過列車に追い越されるのを待っている、


とうとう日は暮れた。
なんか、キレイ。


はー。
無事帰って来ましたぁ。

いつ頃からだろう…。

新幹線で北に向かうと、途中から光がなくなって真っ暗になり、
「この先に人は住んでいるんだろうか?」
と、不安になったのに、
今は帰り着くまで、ずっと光が続いている。
増殖してるぅぅぅ…人間。

それとも、この増殖は、私が知らない3年の間の出来事なのかな?

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