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日常のラブレター


‹すき›
なんて感情はとてもいい加減

それを愛に昇華させるには
修行のような努力がいる

「そんな必要ないかったよ」
なんて人は
マジ 愛のスペシャリストだ
スデニ神

相手からの‹すき›
なんて とても当てにならない
儚い一瞬の光って思えば
とてもキラキラ

一瞬の光だから
「どこが?」
なんて聞いたら
立ち所に消えてなくなる
…それはちょっと切なくて

どうせなら
その切なさも楽しんだほうがいい

切ないなんて
大人だわ〜


子供だって切なさを知ってるけど
それを表現は出来ないから

そんな子供を診ると
抱きしめたくなる
その痛みを和らげたくて

現実は怪しいおばばになるから
やめておく

‹すき›なんて言葉
そんな時
軽すぎて
全く的外れ



あなたは
さり気なく車道側を歩いてくれて
さり気なく私の好きな席を探してくれて
さり気なく「ごめんね」と先回りして言う
「僕 ズルいから」って 
先回りするのも確信犯で
ダメダメエピソードも笑って聞いてくれて
必ず美味しいねって笑顔
私が悲しくなると 
心配顔で見つめてくれる
…悔しい事に 
立ち所に消えてなくなる悲しい気持ち

それは
‹すき›なんて言葉より
ずっとずっとラブレター

さり気なく
‹すき›を 
積み重ねてくれるラブレター

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