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自分を褒めたくなった、今日でした。



またもや、
衝撃的な事をしてくれたオバ。

「火葬してやるから、その後はそっちでやって。」

はーーーー????

イヤー、お通夜くらいさせろや‼︎

ただ火葬して、
骨はくれてやる…ってぇ。


心がない💢💢💢


と、
3秒くらい
イヤ、
1時間くらいは思った。
…誤差、多め。


でもね。
私がすべき事は、
その事をイカル事ではない。

火葬までは、もう仕方ない。

その後は、
丁寧に冥福を祈れるように、
運んで行く。

怒りで、
最後のセレモニーを汚すなんて、
最悪だ。

ちゃんとお坊さんと相談もして、
段取りも出来た。
お坊さんも、
「そんなケースは初めてだ。」
と、驚いていたけど。
でも、とても協力的に対応して頂けた。

プランは完璧。

後は、
静かに祈り、
一時のお別れをすることが出来る。


そんな私を、
好きだなぁ…と、
思った。

全ての行動は、
愛を起点に始めたい。

愛と言えるほど、
高尚てはないかも知れないけど、
光に近くありたい。


知らぬ間に、
なんだか自分が強くなっている気がした。

怒りは大きな原動力…と、
誰かが言っていたけど、
なんか違うな。

愛の方が、
自然に流れる、
もっと大きな周囲も巻き込める原動力になるんじゃないだろうか?

もしかしたら、
それを理解するための出来事なのかも知れないな。


昨日の昼間。
丘の上から自宅の敷地を見渡して、
ばあちゃんの事を思い出していた。

ばあちゃんは、木の剪定をしていて、
私はばあちゃんのかけるラジオから流れる、カミュのペストの朗読を聞いていた。
無症状の女性がどんどんペストを広げていく…話し。
それを聞きながら、広い広い畑の木の剪定をするばあちゃん。

その時は、畑が物凄く大きく思えていた。

でも昨日は、意外に狭く感じた。

「ああ、ばあちゃん。なんでこんな事思い出すんだろう?」

昨日はそう思ったけど、
きっと、
ばあちゃんは私と一緒に景色を見ていたんだと思う。
鶯が鳴いて、柔らかい緑に覆われたあの景色。たんぽぽも、山吹も、季の花も咲いているあの景色。
「昔の景色とはだいぶ変わったよね。」

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