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近所に 間違いだらけの 家が建った
犬が飼い主にエールを送る時 猫は日向であくびをし 周りの重力がそっと変化する
母 お茶漬けにハマり 家族みな 戦く
青い湖が静かに燃えている
ついに樹々が人を喰らい始め 蝸牛が速度を上げる 夜、出歩くな ムササビの跳躍が倍加する …
その群青色の屋敷には 櫛をなめる女が 独り静かに暮らしていた
ねこ 脇に来て 二の腕 ふみふみ 爪爪爪 冬の痛みに ほくそ笑む
〈 美談 〉多すぎ じたばた、じたばた 境目なし
" Feeling the vibes ? " " Look, I'm dancing ! "
そのキーリングには、鍵も何もついておらず 完全に単体だった その潔さが、彼女を打ちのめし…
人間という病を その背に負った土竜が1匹 今夜も土中を掘り進む
彼女の描く絵には、決まって、淋しさや哀しみが佇んでいた。御しがたく、ひっそりと。そして、…
「え、なに?」 「あの着ぐるみさぁ、数千のミミズが動かしてんだよ。」
「雨降ってるのに、なんで彼女は濡れないんだろ?」 「雨に愛されてんじゃないの。」