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古道具の魅力①

古道具って好き嫌いがはっきりしていると思う。
もちろんわたしは古道具が好き。
でも古いものは好きでない、苦手だという人もいる。
その気持ちもわかる。
いったん人の手に渡ったものはちょっと無理とか。
古くて使われたものより新しくてきれいなものがいいとか。
そういう気持ちよくわかる。
だから、それはそれぞれの価値観でいいと思う。
押し付けたりしないけど、わたしは古道具の魅力を伝えたいなと思う。

そもそも「古道具」と言っているけど「アンティーク、骨董品」とは何が違うか?
わたしの感覚からいうと「アンティーク」や「骨董品」というと高級感あふれている感じ。
実際「アンティーク」はヨーロッパの古い家具や雑貨などで、製造から100年以上が経過しているものを指し、「骨董品」はアンティークと同じ意味ではあるけど、日本では古美術品や価値のある工芸品の意味が強いものと定義されている。
わたしが扱うモノはアンティークや骨董品の類は少ない。
だからやはり古道具という言い方がしっくりくる。
もっと庶民的な気軽な感じがいい。
日常で使われてきて経年と共に味わい深くなってくる感じ。
例えば、竹かごや木箱など。
普段使いのモノが経年により変化していく様。
そういった色の変化や深みが新しいものにはない古いモノの価値になる。
いろいろな人の手に渡り、欠けができたり傷もできる。
それも良しとするところが古道具の味だと思う。
そうして深まっていくモノたちは何より大切にされてきたもの。
愛すべき古道具たちはサステナブルな時代にぴったりだ。

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