「もらう」のがいいか「タダにしてもらう」のがいいか

少子化対策の必要性が叫ばれて久しい。国も自治体も様々な施策をやってくれているが、2019年の日本の合計特殊出生率は1.36と厳しい。実際に子育てをしている者としての実感は…?

☆児童手当の増額を検討?☆

先日↓こんな記事を発見。

・衛藤晟一少子化対策担当相は21日(中略)第2子以降は3万円以上に引き上げる必要があるとの認識を示した。(中略)衛藤氏は「第2子からは月3万円、第3子以降は月6万円を給付するぐらいの大胆な経済的支援策があっても良いと思っている」と述べた。(中略)育児休業を取得した際に賃金の実質80%を保証する「育休給付金」に関しても「実質100%の水準まで引き上げるべきだ」と強調した

☆私の結論☆

 児童手当の増額は、長い目で見れば少子化対策として有効。だが育児休業給付金については、恐らく効果は限定的。

☆手当の増額は嬉しいが…☆

 児童手当はとてもありがたい制度だ。所得制限はあるにせよ、申請すれば多くの世帯で子供1人につき月額1〜1.5万円がいただける。これに全く手をつけずに15歳まで貯めていったとすると、およそ250万円貯まる計算になるそうだ。この手当が月3万に増額されれば、単純にその2倍で500万、第3子で6万円なら…相当な額がいただけることになる。今ある制度を活用して、さらに少子化に歯止めをかける、という意味では決して悪い制度ではない。

☆乳児医療証が良いと思う訳☆

 私は個人的に、乳児医療証がとてもありがたいと思っている。子どもというのは、特に乳児くらいの時は、すぐに熱を出したりする。その都度病院に行くのだが、やはり医療費が“無料“になるという安心感は予想以上に助かる。経済的なことを「全く」気にしなくても良く、気軽に病院に行けるからだ。

 パッと見で「たいしたことないかな?」と思われるような病状でも、場合によっては重大な病にかかっていることもある。子供は自分の体調をうまく伝えられないので、見逃してしまう可能性も大いにある。私自身も、上の娘が小さい頃、「ちょっと風邪気味かな?」と思って様子を見ていたら、数日で熱が高く上がって、結果救急病院に駆け込み、そのまま1週間入院ということがあった。(ヒトメタニウモウイルスによる肺炎だった!)あの時は、本当に後悔した。「何でもっと早く病院にいかなかったのか?ごめんよ。。。。。゚(゚´Д`゚)゚。」と、今も思っている。

☆保育料の無料制度☆

 これもとても助かっている。上の娘が0〜2歳の時はその制度が無かったので、普通に月に5万円ほど支払っていた( ;´Д`)一番初めにこの保育料を知った時、

「ウチの塾の中3生の月謝より高いじゃん?!Σ(・□・;)」

と、随分驚いたものだ。年齢が上がっていくと保育料は下がっていくのだが、それでも2〜3万円はかかるものだ。それが今、無料になった。これは単純に年額で30万ほど“もらっている“のと同義だ。0〜2歳が無料になっていないのは惜しいところだが、この施策によって「よし働きに出るか?!」と思えた方は多いのではないかなぁ、と思っている。

☆実は制度や補助はたくさんあるが…☆

 全部は書ききれないし、私も全て知っているわけではないが、上記の制度を含めて子育て関連の補助は(自治体のよってかなり異なるが)たくさんあってゴチャゴチャしてきてしまう( ;´Д`)もう少し、わかりやすくなったらいいのに。

 児童手当を「もらう」制度、保育料無料などを「タダにしてもらう」制度とすると、私は個人的には「タダにしてもらう」制度が充実する方が嬉しいかなぁ。。。

例えば…
 保育料(0歳から給食費含め):無料
 小学校(給食費・学童保育含め):無料
 中学校(給食費含め):無料  ※できれば学習塾費も補助して欲しいくらい
 中学生までの医療費:無料   ※できれば高校生まで無料にして欲しい
 高校・大学の授業料:無料   
 ※大学は今年から?所得が一定以下の世帯は無料になったが、思い切って全世帯で無料にしたい。ただし試験はきっちり「高等教育」に相応しいレベルで行うことを前提に。

 どうですか?世の子育て世代の皆さん!(`・∀・´)

 こういった形で、原則子どもの養育にかかる費用を全て国の制度としてもってくれれば、とってもわかりやすい。あとは生活面での費用を考えればいいし、生活面での費用は各家庭の「考え方」一つで、高くも安くもできる部分だから、比較的調整しやすいのではないか。こうすれば、あえて児童手当など無くても、子どもを産み、育てる気持ちになりやすいんじゃないかなぁ。。。(`・∀・´)

→続く


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