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通信カラオケは始まりはソフト自動販売機?

通信カラオケの起源は自動販売機? 

今では当たり前の通信カラオケですが、その起源は以外なところにあります。1986年、ブラザー工業の開発部門にいた天才エンジニア安友雄一さんは、社内からの反対の声を何とか説得して、世界初となるパソコン用ソフト自動販売機「TAKERU」という事業を立ち上げました。当時パソコンソフトは、パッケージで買うのが当たり前でしたが、売り切れなどにより販売機会を失ってしまうことも多かったようです。パソコンソフトを通信により自動販売機に送り、ダウンロードさせるという発想は当時画期的でした。ところがこの自動販売機は全く流行らなかったようです。時代を先取りしすぎたのかもしれませんね。

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MIDIの発明が通信カラオケのきっかけ

そんなとき、ある音楽学校から「生徒たちが作ったMIDI楽器用の3,000曲の楽曲データを、TAKERUで販売してくれないか」と話があったようです。こらをきっかけに応用できることはないか考えてカラオケにたどりついたようです。MIDIという音楽データを圧縮できる技術がこの進化を支えているんですね。

レーザーカラオケの終焉

通信カラオケの進化により姿を消したものは、8トラック磁気テープ式のジュークボックスやレーザーカラオケです。これがわかる人は歳がバレますね。当時はスナックでも場所に限りがあったため楽曲数は今とは比べものにならないくらい少なかったですがなくてはならないエンターテイメントだったんでしょうね。形は変わっても音楽が人と人をつなぐ大事なツールであることには変わりないですよね。



MIDIとは

ブラザー工業 ジョイサウンド開発の秘話









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