8/11

実家に電話をした。定期的に祖母から果物が送られてくるので、その度強制的に電話をせざるを得ないのだ。

電話というのは非常にエネルギーを使う。業者や無関係の人間ならさほど躊躇なく出来るのだが、家族に電話をかけるというのは本当に1日分のエネルギーを持っていかれる。

おばあちゃんは相変わらず優しい。適当に元気な声を装って頑張るよ!と言えばちょろいものだ。でも、少しだけ環境の変化で難しいということだけ伝えた。

おじいちゃんはなんというか、価値観が全く違う世界で生きているんだなって痛感させられた。周りに恥ずかしいとかとにかく頑張ってくれ、とか自分を駒としか見ていない気しかしなかった。話をするだけ無駄だ。

理解をしてもらおうとは思わない。それぞれの人間がそれぞれの人生を歩んできて、そうして価値観が生まれてくるのだから。
それでも、こうして真正面から分かり合えないという事実を突きつけられると悲しい気持ちになる。

少なくとも、僕はこれ以上頑張れない。
ごめんなさい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?