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【弓道】結局、原因は基本。

注:「弓道反省備忘録」なので普通に専門用語をバンバン使っています💦

週末、北海道のしっぽまで遠征にいきました。
各地域で選ばれた、東北の先生方と北海道の先生方との交流戦的な歴史のある大会です。
今回はちょうど70回記念でした(某流行病で4年振りの開催)

某流行病、緩和されたといえまだまだ油断大敵です。
大事を取って今回は前日の懇親会はナシでした。

わたしは毎年、この大会と全日本選手権を目標にしています。
この大会は5人立ちで一手5回。競技の間合いで引きます。

今月末に国体合宿、全日本選手権と控えております。
ですが『目の前の大会からコツコツと』ということがモットーですのでこの大会に向けて全力で臨んでいました。

が。

ここ数か月、大会直前に「謎の不調」に見舞われていました。
先月の地元の大会で大失態をやらかし、その原因を突き止めてはいました。
ちなみにその原因とは、大三で妻手を大きくしてしまっていたものによるものです。「大三での張り」を意識しすぎたせいでしょう。
離れで弓手がブレてしまい、矢どころが的の周りを上手に囲っていたのです。ほぼ毎日引いていて筋力がついた&暑さで弓がヘタレていたため「張り合い」の限度があいまいになっていたのです。

結局のところ、基本である「大三での妻手の位置」がズレてしまっていたのです。しかも過去に何度もやらかしているクセでもあります。

このクセを修正したうえでいろいろ他の部分も直して積み上げていきます。たとえば、この根幹となる部分がズレてしまうということは建物の基礎が不安定ということです。
その上に何を建築してもちょっとした地震で崩壊するようなものです。

その大会のあと、ようやく気付き(「大会後あるある」です。散々な結果のあと練習したら調子が良くなるというw)立て直し。

その後順調に練習を進めてきましたが、若干前兆はあったものの金曜日まったく中らなくなりましたΣ(・ω・ノ)ノ!

その日の練習終わり、なんとか体裁は整えたもののおそらく当日は怪しい状態。なぜかというと今までの経験上の感覚がそういっているたのです。


翌日、土曜日。車での移動中のことでした。

これまた「弓道あるある」で、運転しながら車のハンドルで『手の内』の握り方を無意識にいろいろ復習していたところ...…

「あ!」

急に「気づき」が舞い降りてきました。
練習しすぎだったのか、大会近くになって力みが出てきたのか。
ガッツリ握り込んでいたようでした。

自分の中では中指と親指で軽く輪を作って、受け渡しのときもその輪の中で弓を回転させる感じにしていたつもりでした。

ですが、何かのタイミングでその部分がスポーン!と抜け去って。
受け渡し後に引き分ける時の手の内の入り具合ばかりを意識していました。
それこそ基礎が崩れているのに気づかず、表面ばかりをリフォームしている感じです(;''∀'')

せっかく無意識に出来るように覚えさせたこと、わざわざ意識的に崩していたんですねぇ。
とはいえ、これが合っているかどうかは引いてみないとわかりません。
前日練習も到着時間が遅いのでできません。
当日の1本目で判断するしかありません。


当日。
はじめの1本、大三での感覚は良い感じの張り合い。

「これならいける」

とおもったものの。
やはり若干迷いというか、自分を信用できなかったのか。
ちょっと守りに入ってしまい、会のときに(特に妻手)を伸び合うというのを忘れてしまい、8時から9時近辺に。

高さはちょうど良いので、おそらく妻手が弱く弓手を振ってしまったのか?と思い、次の矢は少し引き続けるイメージで頑張って的中。

「これか!」

と思ったのですが、昼食後。
またもや守りに入ってしまい、6時的枠に蹴られてしまいました。

また気を取り直しして最後の立ちは夢中でした。
的中はしたけどなんとなく歯切れが悪いというか、中って「くれた」感がハンパない。

そのとき、
「あー、そうか。妻手をおさめに行っているから離れの切れが悪いのか」

またもや終ってから気づきました。
そもそも大会の最中に他の人の的中を気にしていたこと事態が、集中力や自身のなさの表れです。

最後、運よく遠近競射をすることになりました。
7人から1人だけ選ばれる遠近競射。
このうち5人が中黒に固まって的中。
矢が壊れるんじゃないかというくらい。

もちろんわたしもその中のひとり。
今度は会でも妻手を張り続けて、

「スパーン!」

と気持ちの良い離れ。
...…これか


会で伸び合う・詰め合うは基本です。
最後まで「攻めの弓道」、会についたからといって満足してはいけません。そこからが勝負なのです、ここからが弓道の醍醐味なのです。

守りにばっかり入っていると、自信がだんだん萎えてきます。
失敗してから気づくこともあるけれど、それを何度も繰り返してはいけません。——そう、数年前の失敗でもです。

なんだか、なかだるみ的な展開になりそうなので戒めのために、「弓道反省備忘録」としてしたためました。

わたしのクセの原点を忘れてはいけません。

引き尺が甘い。
会で妻手がもどる。

クセはホントに厄介です。

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