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顔と名前を覚えるのが苦手


初対面の人、ぜんっぜん覚えられない。


今なんてみんなマスクしてるので、余計に情報が少ない。


眼鏡かけてる、髪形や色、今の服装で一致させて何とかその場をやり過ごすので、次会った時にはもう分からなくなる。

黒縁眼鏡が2人いた時、チェックシャツはAさん、白シャツはBさん、とその場では何とか覚える。
すると次会った時、スーツ着てるこの人はAさんかBさんか、あるいは前に会ったCさんか?と思い出せない。

髪の色なんて変わるし、服装なんて当たり前に違う。そういう可変のものを覚えるポイントにするから上手くできないのだろうけれど。

会う回数を重ねれば覚えられるので、全く一切覚えられないわけではない。ただ、時間がかかるだけ、と自分を励ます。が、覚えられないものは覚えられない。


これがあり、接客業や営業職に向かないと思った。

バイトの時、今 注文を受けたお客さんの顔を、思い出せない。このたくさんの中の誰が受け取り待ちなのか分からず、メモに「青い服の女の人」とかいたりして、それでも自分の記憶が曖昧すぎていつも泣きそうになっていた。



あとで座っていた場所とか特徴とかを必死で思い出し、メモを取っておいたりする。この席にいた人、という、空間と絵面で認識しているのかもしれない。
メガネをかけていた、髪は短かった、話していたこと、何か記憶のとっかかりになりそうなこととにかくメモをしておく。
それでも、覚えていないことも多い。


ちょっと話が逸れるが、お笑いライブ観ても出演順とネタを覚えていられない。
ライブ終わりに記録用にメモを取るのだけれど、1組くらいは何のネタをやっていたかさっぱり思い出せなくなる。

好きなライブでさえこうなのだから、興味のある無しに関係はしないらしい。

短期記憶もポンコツだが長期記憶もポンコツで、試験勉強で苦労した。妙にどうでもいいことを覚えていたり、嫌なことはいつまで経っても忘れられないくせに。


将来、人間も外付けHDDみたいに記憶を保管しておけるようにならないかなと思う。ハリーポッターでも記憶を取り出して、水盤で見るってのがあった。


人間は忘れるから生きていけるっていうらしいけれど、必要な記憶は残しておいてほしい。
記憶を、スマホの写真フォルダみたいに、自分で選べたら良いのに。なんて。


これからもどんどん、過去のことを忘れていくんだろうな。ついさっきのことも、十年前のことも。

どうせ覚えているのなら、楽しいことや嬉しいことや美しいことや美味しいもの、思い出して幸せになれるものをたくさん覚えておけたら良いのになって、抗いようのない、どうしようもない事を考えてしまう。


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