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【レースレポート】 Coupu du Japon 京都 美山STAGE XCC XCO

9/10~11に開催された
Coupu du Japon 第5戦  京都 美山STAGE
に出場してきました!

結果は
9/10 XCC 2位🥈
9/11 XCO 2位🥈

となりました。
インカレロードから1週間後にあった大会で、MTBに乗りなれておらず不安になりながらの参戦でしたが、今回も結果を残せて良かった…

そして今回は初の1人遠征。
いつも親にサポートしてもらっていることを全て自分でしなければいけない分気づきも多く、かなり長文になると思いますがお時間ある時に読んでいただけたらと思います。

運転はかなり慣れてきて、乗ってる車はマニュアルやから
忙しくて眠くもならないし楽しかった。

ーRACE INFORMATIONー

大会名 Coupu du Japon #5 京都 美山ステージ

開催日 2022/9/10~11

場所 京都府南丹市美山町美山シクロクロスパーマネントコース

周回数
XCC(1周約約900メートル) 9周回

XCO(1周約2.7km) 11周回

天候 晴れ

路面状況 セミウェット

ーBIKE INFORMATIONー


BIKE/GIANT ANTHEM⁡ 2022⁡
https://www.giant.co.jp/giant22/bike_select.php?c_code=CA03&f_code=FD01&s_code=SR22

TIRE/MAXXIS IKON 2.35
気圧1.5BAR
https://maxxis.jp/products/ikon-2/

WHEEL/DT Swiss XRC1200スプライン29⁡  30mm
https://www.dtswiss.com/ja/wheels/wheels-mtb/cross-country

BRAKE PAD/Vesrah Pad 
https://www.vesrah.co.jp/products/bicycles/

⁡SHOES/ LAKE MX332⁡
https://shop.kirschberg.co.jp/?pid=115018082



ーCJ初開催地の京都美山ー

いつもは京都ゆぶねで開催の京都ステージ。
しかし今年は開催地を変更しいつも関西シクロクロスで使用している美山のシクロコースをLimited Team 846がリメイクしてMTBコースに風変わり。
コンパクトなコースなのでコース全体が見れて応援がよく聞こえる見る方も楽しい会場となっていた。
山奥の美山では朝露が多く、土質も厄介なのでタイヤ、空気圧の選択が難しいコースだった。

ー前日試走、XCCー

前日は朝7時半に会場入り。
朝は雨が降っていたみたいで路面はツルツル。
朝のコンディションを見て、泥がタイヤに絡みつくようになっていたので朝からスペアホイールをマッドタイヤに交換。
しかし昼からは雨も降らず、少しずつ乾いてきたのでマッドタイヤの選択肢は無くなった。
特にXCCでは1番キツい杉林のセクションが無いため、元々付けていたIKONに決定。

XCCの順位で明日のXCOのスタートの順番になるので、ひとまず最前列を狙うために5位以内を目指す。

スタート前から勝負は始まる

スタートは2列目。前の選手のギアを見るとかなり重いギアに設定しており、スタート時のギアが重い分回転が遅いのでペダルキャッチは確実なものの、前が詰まることを予想。しかもスタート後コース左側が狭まるのにスタート位置を左端に付いてしまったため前の選手を避けつつ、コース縮小に対応しなければならなかった。

予定どうり!あの状況で最適解なスタートを切れたと思う。
奥に見える緑のヘルメットが自分。

2列目なので落ち着いてペダルキャッチ、右後ろの選手をしっかり確認しながら右に移動、予定どうり前の選手は少し遅ていたが、コース縮小前に避けれたのでスムーズにスタートを切れた。

しかし少なからずスタートに遅れ、待ち受けるのは第1ヘアピンコーナー。揉みに揉まれて6位程で第1コーナーを抜ける。
上りやラインの分かれるコーナーで1人ずつ抜いていき、気づけば2位まで上がっていたが、その時点でトップの宮津さんとの差は広がっていた。

脳筋からちょっと頭いい脳筋へ。

序盤でアタックを連発したせいで上半身が攣り出す。
前を追うのはやめて、動けなくならないペースを維持。
後方からロックオンできる状態で安里さんが狙っているのには気づいていた。
中盤で安里さんがアタックしてきて一気に追いつかれる。ある程度予想はついていたので落ち着いて一旦パスして後ろに着く。
抜かれた後もかなりガンガン攻めている印象だったが、ついていけるペースだったので攣りかけの身体を抑えるように省エネで付いていく。

昔は追いつかれないように逃げまくって
疲れてぶち抜かれる頭の悪い走りをしていたが、
ロードの経験で脚を休ませるというのを覚えた
たつーみだった、、!
脳筋の身体に思考が追いついてきた気がする。。。


安里さんは先を走る宮津さんに追いつこうとプッシュを続けていたが、スタートで遅れていたのが痛手となりかなり疲れている様子だった。しかしペースは良かったし、僕もこれ以上ペースをあげると動けなくなりそうなのでツキイチさせて貰っていたが、根っこの多いコーナーで安里さんがスリップダウン。真後ろにいた僕は追突してしまい両者とも脚を付く。(ホントごめんなさい)

そこで僕は2位に浮上。
安里さんとは差が開いたものの、まだ離しきれておらず、しかもペースもこれ以上上げれない状態。
ここは落ち着いて追いつかれてもいいから今のペースを維持する選択をした。
最後までギリギリだったが、どうにか2位を死守してゴール。

正直、5位以内に入ればよかったので
ペースを落として明日に備えるのが良いのかもしれないが、抜かれたらやっぱりかっこ悪いしこれで良かったかな
(やっぱり脳筋じゃないか!)

不安だらけの結果

目標以上の結果に安心したが、身体の問題が不安だらけ。3ヶ月以上ロードに乗り続けており、使う筋肉が違いすぎて全身攣りまくり。
短いコースの短い時間のXCCでこんな状態なのに明日どーなるねん。とりあえずその日の夜はしっかりプロテインと攣り予防にカルシウムを多めに摂取し、マッサージをしてしっかり眠った。

ーレース当日ー

朝6時起き、6時半朝食。
昼からのレースなので朝早く起きなくて良いが、当日の路面状況を見たかったし、朝早起きしないとなんか身体が動かなくなりそうだし、846KIDSの応援もしたいし…ってことで朝はいつも通り起きる。

朝の試走も走る。朝露により昨日からあまりコンディションは変わらず。アドバンスのお友達とラインの確認をしながら走った。
親のサポートが無いため、いつもして貰っていることを全て自分でしてはいけないのでレースの準備にバタバタしながらも846KIDSの応援に行く。

タイヤの選択


天気は予報と違いとても晴れているものの、湿度が高くかなり蒸し暑いコンディションになってきた。
路面が少なからず昨日よりは乾いていると考えてタイヤは昨日と同じくIKONにした。

レーススタート

昨日の順位によりコールアップは2番目。前日の位置取りを反省して1列目のど真ん中を選択、両サイドにはトップライダーが並んでいく。

緊張しなさすぎて逆に怖い

…なんだろう、やけに緊張しない。
今回のレースは過去一緊張しなかった。そのため全てのことを落ち着いてこなせたと思う。

スタート後も落ち着いてペダルキャッチ。第1コーナーで2番手をとる。その後のストレートで安里さんが一気にパスしてトップに上がってきた。(ほんとに予想どうり、これもある程度予想してた)

2周目で既に身体が攣り始める

安里さんがぐんぐんペースを上げていき、僕は4位から1人パスして3位になり、前の宮津さんとパックで追いかける。
しかし、美山のコースは半年前に4時間エンデューロで乗り込んでおり、コーナーのこなしは宮津さんより速かった。2周目に入り、平坦のコーナリングポイントで前に出て引き離しにかかるが、既に身体が攣りかかていることを感じてアタックをやめた。

宮津さんにその後の杉林でパスしてもらい、また後ろに付いたが、先を走っていた安里さんが目の前にいた。トラブルがあったようで安里さんをパスして2位に。
3周目は得意なコーナリング区間も攻めずに後ろで休憩、登りでは前でガツガツ踏んでいく宮津さんに付いて行こうとするが身体と相談して付いて行くことをやめた。

タイヤの空気圧ミス

そこからはずっとペースを維持しようと努力した。
後半からは全身が攣ってきており、そうなってくると下りでのパフォーマンスが低下してくる。
そこでタイヤの気圧が高すぎたことに気づく。
滑るのを全身で耐えているためすぐに身体に疲労が溜まっていることに気づいた。
これはまずいなと思いながらも何もすることは出来ず、とにかく耐えるしか無かった。

終盤、戸谷さんの猛プッシュ

ラスト3周、身体の攣りはピークに達しており、足を付いたり止まったりしたら一気に動けなくなる様になっていた。
ペース維持を考えていたがそれも出来なくなり、3位に追いつかれてもいいから一旦ペースを下げて攣りを無くそうと考えた。

ラスト2周、水分をこまめに取りながら攣りを回復させるしかし3位の戸谷さんが目視できるほどに近づいていた。
しかも中盤までは乗車できていた杉林の激坂で足を付いてしまい、攣りが再発。さらにペースが下がる。
ロックオン寸前まで戸谷さんが近づいたが、落ち着いて足を回し、水分をとって攣りを抑えた。

最後の杉林で決まる

ラスト1周、勝負は今回のコースでいちばん難しい杉林のセクションを乗車出来るかで決まった。
戸谷さんの猛プッシュを気にせずペースを落としてラストの杉林に足を備える。
今日1番の集中で杉林の激坂セクションを登る。
どうにか乗車できた。その後戸谷さんがそのセクションで降りているのを見て、勝負は決まったと思った。

そのまま逃げ切ってゴール。
2位だが、前の宮津さんとは5分以上の差があった。

ー感想と良かった点、反省点ー

どうにか2位で逃げきれた。
今回のレースは近場のレースだった事から身内が多く、そんな中で良い結果を残せたことが本当に良かったけど、課題も沢山出た。
次のレースは2週間後。
課題だらけで時間は無いが、やれることをひとつずつこなしていきたいと思う。

良かった点

先ずは、この3ヶ月取り組んできた学連ロードレースへの参加により、状況判断と視界が広くなり、それがMTBのレースにも応用できて、レース前からレース中も冷静に走れていたことが本当に良かった。

反省点

タイヤの気圧ミス
美山の路面は元々スリッピーな土質だったので乾くことがなく、少し高めに設定したタイヤ気圧ではかなり滑ってしまい、体力を消費してしまった。これが無かったらもう少し攣りを抑えれたかもしれないし、レース中かなり後悔した。

まだバイクに慣れてない

長いことロードバイクに乗っていたことと、菖蒲谷からトラブルにより乗れていなかったNEW BIKEが復活。衰えていた上半身、中強度メインになった足が高強度の全身運動に付いていけなかったのも反省点。

前だけ見てたら足元をすくわれる

エリートがスタートした1分後にスタートしたジュニアクラス。シクロクロスでもいつもバチバチしている一個下の柚木伸元。 ジュニアクラスは8周でレースを終えるのだが、僕と宮津さん以外のエリートをごぼう抜き。早くレースを終えるからペースが違うのは配慮しても、1分のタイムギャップをゴールした時には20秒差くらいまで縮めてきた。
…うーん、今年のシクロと来年のCJが恐ろしい。

少し前は韓国で行われたUCI ジュニア ネイションズカップへ日本代表で参加。最終日に2位に入ってる。
ロード一緒に走ったらコテンパンにされそう。

ーサポートの皆様への感謝ー

今回もいつもお世話になっている ショップCLUB La sista のオーナー宮城さん、そしてLa sista MTB班のメンバーの方にもピットサポートをして頂きました。
いつも本当にありがとうございます✨

去年までお世話になっていた今回主催のLimited Team 846 のキッズ及び保護者の皆様からも熱い声援を頂き、卒業した身なのにまだまだお世話になりまくっております。八代さんからもレース中に喝を頂きレース後はとても喜んで頂きました。
まだまだ未完成ですが、同じく846主催で行われた朽木ではDNFだったので、リベンジを果たせました。
皆さん応援、サポートありがとうございました!

みんなで作ったコースで、みんなでやり遂げたイベント。
今回は僕は何もお手伝い出来ませんでしたが、
最高のイベントをありがとうございました!

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