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これからの「映画館」の話をしよう② ~そもそも映画館ってなに?~

こんにちは。C-biscuitです。

前回は、「そもそもなぜこのテーマを書くに至ったのか」について説明させていただきました。


そもそも映画館って何だろう


「映画館」と言うと、皆さんはどんな映画館を頭にイメージするでしょうか。


・最新作をいち早く、かつ大きなスクリーンで上映しているシネコン

・コアなラインナップを取りそろえ個性のある上映をしているミニシアター

・歴史を感じるスクリーンで、リバイバル上映をしている名画座


そうなんです。映画館と言ってもその種類は様々なんですよね。

そのため、本稿を進めるにあたって皆さんの認識をすり合わせていただき、混乱を招かないように「映画館」を定義付けしたいと思います。


「映画館」の定義とは


本稿において「映画館」という場合に便宜上、「シネマコンプレックス」と「一般映画館」の2通りに分けて説明していきます。

以下で、この2つの公開形態を定義したいと思います。


まずは「シネマコンプレックス」からです。経済産業省の『特定サービス産業実態調査』をよると以下のように定義されています。

「シネマコンプレックス」とは、「一つの建物・施設で複数のスクリーン(6以上)を設置し、かつ、入場券売場、入口、 ロビー・売店、映写室等を集約化して共有する複合型映画館」のこと


一方で「一般映画館」についてはどのように定義されているのでしょうか。


「一般映画館」とは、「単独館、単独館が複数ある施設など、シネマコンプレックスに該当しない映画館」のこと

とあります。

参考に詳細な部分を表として以下でまとめてみました。

素材


以上のように見てみると、映画館と言えど細かく分類されているんですね。


本テーマを進めていく際、現在の状況だけをみて考察することはできません。一旦過去に戻り、現在までの変遷をたどることではじめて、現在の姿をとらえることができると考えています。


そこで次回は、映画館ビジネスの歴史を紐解いていきたいと思います。


それでは今回はこのあたりで。

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