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2022.10 市井ウォッチ⑦ワクチン、覚悟、シャインマスカット

今週の井戸端会議ウォッチ。

シニア女性らの井戸端会議こそが日本の「世間」の縮図である。 これはそのウォッチの記録である。

言ったことをそのまま収録しているので、ソースや真偽は不明です。ノーエビデンス。

▼趣旨はこちら。
https://note.com/yudetaito/n/n0782aaf29f74

▼構成員はこちら。
職場は女性のみ若干名(40~60代)。
うち結婚している人は3人、うち子どもがいるのは2人。
それ以外は独居・独身・子どもなし。

↑ 今週から人が増えました!

▼値上げの秋はつづく

やはり女性たちの関心は引き続き「食料品価格の高騰」にある。
「果物が高い」
「なんで果物が高いんだろう?」←輸入品じゃないのに、の意。
「そりゃ、今なんでもかんでも値上げしてるから」
「そうか」
「もともと高いシャインマスカットもさらに高い」
「ふるさと納税で果物をもらおう!」

マダムたちは果物が高い理由は「今はなんでも値上げされているから」という大雑把な理由で納得していた。
私は、果物を作るためにかかるコスト(エネルギー、輸送=ガソリンなど)(もしかしたら肥料とか?)も、値段が上がっているから転嫁せざるを得ないのかなーと推測した。

▼ワクチン4回目

この職場で働いている女性たちは、若者よりは高齢者寄りの年代である。
コロナに対しての思いは、どちらかというと「まだこわい」「対策は続けたい」「マスク外してる人を見るとちょっと離れちゃう」「居酒屋で若い人はマスクしてないで騒いでる」「でも旅行は行ってもいいかな」という感じである。

「副反応が嫌だから4回目のコロナワクチンを打つかどうかは様子を見る」というマダムがいた。

様子を見る!(≒周りと同じ行動をする) 日本だ。

「今度のピークがいつなのか分からないし、あまり早く打ってピークの時に効果が切れていたら嫌だし」という思いもあるそう。

様子見マダムの言い分は以下。

・もう1つの職場(※とある機関の窓口で働いている)に、反ワクチンの人がいる。割と年を取った人だ。
・ワクチンを打って気を付けている人がコロナにかかった
・一方、打っていない人はマスクも適当なつけ方してるのに、ずっとピンピンしている
・何なんだろうと思う。持って生まれた”免疫力”の差なのか?

その通りなのだ。
我々は不公平な身体を持ち、不公平な世界で生きているのだ。

ガンも同じ。
タバコ吸って酒飲んでめちゃくちゃな生活をしていてもガンにならない人もいる。
規則正しい生活をしている人がガンを発症することもある。
統計的には前者の方が「ガンを発症しやすい」のだろうが、発症するかしないかは本人にとっては0/100である。

だから自分で考えてリスクを引き受けるかどうか、自分で判断し、さらにそれをしていてもなるときはなる、と自覚するのが大事なのだと思う。

「ずるい」
(そんなものがあるのか分からないが)免疫力が高い人っていいよねー」
と羨ましがっても仕方ない。

でもかくいう私だってマスクは外していない。外せない。
「周りの人たちと」「一斉に」「外していい」ということにならない限り、私は(公共の場で人目があるところ)ではマスクは外さないだろう。

これからの日本のコロナ対策に必要なのは、「何を選ぶか」という決断だろう。覚悟だろう。
マスクは外したい、ワクチンの副反応もいや、でも手厚い医療体制もほしい・・・はたぶん無理なのだ。

なお、さきほどの様子見マダムによれば、

・外国から来た外国人はマスクをしていない。日本がまさかまだこんなにマスクをする国だと知らずに来ているのだろう。
・意外と高齢者もマスクをしていない。
 認知症でマスクを家に忘れたのかもしれない。

ということであった。

みなさん、このお話は、どう感じましたか? 最後の部分、ちょっと「?」って思いませんでしたか?

▼私はジェットコースターには乗らない。
お化け屋敷も行かない。ホラームービーもゾンビドラマも見ない。
一番こわいのは、「隣のふつうの人の頭の中」だと思っているからである。

市井ウォッチしているとこれを再認識する。エクストラな人工的スリルなど不要だ。一番怖いのは生きている人間です。

今週はここまで。

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