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美術館日記⑦旧白洲邸 武相荘 2010.9.23

*この記事は過去に行った展覧会の感想をnoteにまとめ直しているものです。
現在行われている展覧会ではありません。
基本的に当時のものをそのまま書いています。
もはや登場する作品はおろか展覧会自体の記憶があやふやなものもあります…
太字のものは過去の私への現在の私からのコメントのようなものです。

@鶴川。すごい雨。雨やどりのちバス。
白洲正子、次郎の邸宅を公開している。
私にとっては本などを通して正子は親しみがあるものの
次郎は正直あまりよくわからないままで行く。

ノートに書いてあった順路図。「てきとう」だそう。

1階建ての平家 (だよね?)の家で入ると洋間。
料理も雑誌も洋風のもの。
飾り棚もどこのものかわからないけどかわいい。

廊下を歩いていくと和室①。着物がたくさん飾ってあった。
で、さらに家の奥の方に歩いていく横には和室②。
まつたけとか。おわん。なんていい暮らしなんだ。いろりとか。

で。そのさらに先には書斎。たくさんの本。
何読んでるのか気になる。
熊楠とか折口信夫にファーブル、能の本も。
とにかく色んなのがあった。
この本たちはここにいて幸せなのかな。
誰にももう読まれることのない本たち。
*カフェなどで明らかに飾りとして使われている古い洋書などにも同じことを感じたりします。こういった誰かの邸宅などにある場合、どんな本を読んでいたのかを知ること自体がその人についての貴重な情報だったりもすることはわかっているのですが…

物書き机の目の前にある窓から見える緑が鮮やかすぎて驚く。
雨粒で光り輝く葉っぱたちを視界の端っこに入れながら書物を読むことの贅沢。
「晴耕雨読」の生活に昔から人が憧れるのが一瞬でわかった気がした。
あまりの美しさに雨の日に来てよかったのかもと思う。

そこから進んであの場所はなんていうんだろう。たたき?
洋室とつながっている。
で、白洲家関連の資料。
他にもミュージアムショップとかお茶屋とかちょっとテーマパーク的だなと思った。
すごくきれいですてきな空間だった。

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