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Resilireのコーポレートミッションを改定しました。

「データでサプライチェーンをアップデートする」をミッションに頑張っています、Resilire津田です。

最近ResilireではCompany Deckの大幅アップデートを行いました。
有難い事に色んな方から「ResilireのCompany Deckが良い!!」と言ってもらえる事が増えてものすごく嬉しく思っています。

また、今回Company Deckのアップデートと共に、Resilireのコーポレートミッションも改定しました。

元々は「持続可能な社会を創造する」というものになっていましたが、「データでサプライチェーンをアップデートする」という内容になりました。

今回はミッション改定にあたり、背景や込めた想いについてお伝えできればと思い、noteを書いています。

今回のnoteでお伝えしたいことは、ざっくり以下になります。

  • サプライチェーンの進化をリードする存在を目指すということ

  • その中で持続可能な社会を創造するという最終着地点は変わらないこと

ミッション改定の背景

従来のミッションではResilireの目指している方向性や生み出す価値を誤認識させてしまう可能性があり、そこを解決しよう!
ということが背景にあります。

従来のミッションは抽象度が高く、Resilireが達成したいことが伝わりづらいという課題がありました。

この課題を解決し、正しくResilireの方針を認識して貰えるような情報発信にしたい!ということが改定の背景になります。

元々のミッション

元々のミッション「持続可能な社会創造」がどのように決められたのか、どのような想いでつけていたのかについてまずはお話しできればと思います。

Resilireは、気候変動リスク(特に自然災害)の予防に関心を持ち起業しました。

その際、なぜ気候変動リスクが増えている背景はなんだろうかと考え始め、それは地球温暖化による原因が大きいのではないかと考えていました。

ただ、人口が増えて生活が便利になればなるほど地球負荷が大きくなってしまうのは必然と考えた時に、そもそも地球自体も有限なのでは?と考え始め、気がついたら人類が地球以外の星で暮らす方法に思考を巡らせていました。

そんな挑戦ができれば面白いなと考えていましたが、どう考えても自分のトラックレコードでは挑戦できないなと考えていたので、直接的な気候変動リスクの予防から開始していこうという考えになりました。

その中で、私はリスクの抜本的な解消を目指し以下の流れで挑戦を拡げていきたいと考えました。
①自然災害リスクの低減→②環境負荷の低減(地球の存続)→③人類の火星移住(人類の存続)

目指すのは持続性の実現であると考えたときに、ミッションは自然と「持続可能な社会創造」になっていました。

サプライチェーンとの出会いと気づき

まずは自然災害のリスク予防を目指し、最もリスクのインパクトが生まれている箇所を探索していく中でサプライチェーンに出会いました。

そして、サプライチェーンはモノづくりを支える土台であり、人々の生活を支える重要な基盤であると認識しました。

タイミングとしても、サプライチェーンの不安定化やリスクの増加が非常に重要な社会課題となっており、サプライチェーンの安定化に貢献することは、社会にとって非常にインパクトが大きいだろうと考えました。

以下はサプライチェーンに直近3年で影響を与えている要素についてですが、自然災害以外にも多岐にわたります。

出所)公開情報; 専門家・有識者へのインタビュー調査; ボストン コンサルティング グループ分析

サプライチェーンのデータの重要性

上記のリスク予防を推進する上で何が必要か深掘りしていく中で以下に気づきました。

  • サプライチェーンのデータがないと抜本的なリスク予防ができない

  • サプライチェーンのデータがサイロ化していて、且つ巻き込むステークホルダーが多い為、可視化の難度が非常に高い

過去のサプライチェーン寸断の要因を分解すると、サプライチェーンが見えていないことで予防が推進できていなかったことや、リスクの影響範囲を把握するのに時間がかかり対応ができなかったことが大きく、データの可視化ができていれば防げたことが多くありました。

また、リスクだけでなく、近年では社会価値への対応としてGHG排出量の低減や人権尊重等サスティナブルな課題の推進も必要になりますが、それらもサプライチェーンのデータが無ければ実現できない為、データは極めて重要です。

新たなミッションに込めた想い

サプライチェーンデータの可視化は重要でありつつも、今まで多くの企業が取り組んできましたが可視化が進んできていません。

以下のデータでも説明しているように、日本だと16%、グローバルでも50%しか可視化が実現できていないというのが実情です。

出所)グローバルベストプラクティス企業を対象としたインタビュー調査; ボストン コンサルティング グループ分析

そこで、サプライチェーンのデータが繋がり合い、リスク予防や社会価値の対応を実現していくような、新たなサプライチェーンのデータ連携基盤を生み出そうと決意しました。

新たなデータ連携基盤のイメージ図

Resilireの導入企業では実際にサプライチェーンのデータ可視化が推進され始めており、その推進方法について経産省でResilireが発表させて頂いたりと、取り組みを加速させております。(Resilireの発表は以下リンクの資料6)
第3回 サプライチェーンデータ共有・連携ワーキンググループ

取り組む中で、Resilire以上にサプライチェーンのデータをグローバルで繋げることができる企業はいないのではないか?と感じたと共に、そのデータを活かすも殺すもResilireに掛かっていると気づいた時、強い使命感を覚えました。

Resilireのその使命感をシンプルにわかりやすく伝わるようなミッションを考えた結果、「データでサプライチェーンをアップデートする」というミッションに決まりました。

ミッションを考える様子

今回のミッションは、目指す方向について同じ目線感を持っているResilireメンバー全員で議論し決定しました。私個人の想いではなく、メンバー全員の想いが込められております。

そして私たちが実現したいことは創業時と一貫しています。

サプライチェーンのデータを繋げ、サプライチェーンを新たな社会の変化に適応したものに進化させることで、結果として地球全体の持続性を実現していきます。

新たなミッションに共感を頂ける方と、一緒に世界を変えていけると嬉しいです。

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