はじめての直島5
はじめての直島旅行記もこれで最後。
2日目の夜はベネッセアートミュージアムの地階にある日本料理一扇にて魚ちり鍋のコースを。
魚は土地柄やはり美味しい。
日本料理一扇の外には杉本博司の写真作品タイムエクスポーズドが並び、レストラン内にはアンディーウォーホールの作品が展示されている。
そして3日目。
朝食は前日と同じくテラスレストランでブュッフェ、ラインナップに変わりなし。
朝食後の散歩で海近くまで歩き、島の岸壁に飾られた杉本博司の写真を見に行く。
こんな場所に作品を飾るのはずるい。
何年かしてアクリルが割れ風化したその作品がまさにタイムエクスポーズドとして新たな作品として生まれ変わる。
ホテルをチェックアウトし宮浦港に向かう途中で杉本博司の手掛けた護王神社に立ち寄る。
家プロジェクトのチケットは購入していなかったので、石室内にはは入れなかったが今まで模型で見ていた護王神社をようやく見に来れた。
護王神社の形態は日本最古の神社の形。
神様が登るためとされる階段にはカメラで使用される光学ガラスが用いられ、最後の二段は空いている。
ちなみにこのガラス、一段で100万ほどするという。
これが地下の石室まで繋がっている。
次回来た際には是非石室内も見てみたい。
今回の直島滞在は本当に素晴らしいアートを巡る旅行だった。
直島のコンセプトからアーティストの選定までを手掛けたのは、元ベネッセの社員だった秋元裕二さんという方だと帰ってきてから知り合いに教えてもらった。
その後金沢21世紀美術館の館長になる方。
展示されている作品はもちろんそれぞれ素晴らしいが、結局のところ秋元さんのアートに対する造詣の深さ、潔さに感銘を受けていたんだと今思う。
直島は改めてまた訪れたい場所。
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