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≪Vol.236≫いい教科書がないってどういうこと??~外国人と働く~

なぜ日本人は「英語」が話せないのか?


という、日本にはずっと、ずっとある課題です。
なぜ日本人は「英語が話せない」のでしょうか?

おそらく勉強量は他国と比較してもそれほど変わらないでしょうし、決して少ないこともないでしょう。でも日本人は英語が話せない。

一般的に言われているのは
「必要に駆られていない」
「実際使うこともない」
という理由です。それが正解だと僕も思います。だって使わないのだもの、と。

もう少しそれを紐解いていくと、
「なぜ使わないのか」ということで言うと、
一般的に言うと「島国だから日本人しかいない」ということもあるでしょう。

別の目線が今回のテーマですが
「日本語の教科書が充実している」ということもよく言われています。


「日本語の教科書が充実している」

コレって日本人だとよくわからない。どういうこと?って思います。世界中教科書なんて同じようなものがあるんじゃないの。と。

でも、実際は違う。

10年近く前ですが、タイ人の留学生に「なぜ日本に留学しているの」と聞いたら「タイ語だといい教科書がないんですよ」と。

何を言ってるんだろう??ってその頃思っていました。翻訳してるものがあるんじゃないの。こんな時代なんだからと思ったりもしました。

時は経ち、先日本を読んでいると「フィリピン人はなぜ英語を使うのか」という問いに対して、「タガログ語だといい教科書がないから」という回答が出ていました。

だからフィリピン人は英語を学ばないと、必要な学習が出来ないということがあった(ある)ようです。


こういうことって日本人だとピンとこない。

もし現代に、
「日本人は日本語でインターネット検索しても、全然必要な情報がなくて、日本人はみんな図書館に行って調べている」のに「英語を理解している国々の人はインターネットで図書館にある情報以上の情報を家に居ながら、パソコン・スマホで情報収集している」としたら、これは大変なことです。

もしそうなら、日本人も速攻で英語を勉強して、英語の検索をして、他の国々の人と同じレベルの情報を取れるようにしないといけない。

日本人が思う「必要に駆られる」は、話さなければならない相手が近くにいるかどうか?というポイントにしていることも多いが、「教科書・情報」という観点については、意識することがないので、今でも英語が話せないのだろう。
#イイことでもないが別に生活を脅かすほど悪い話ではない
#今のところは


今日は、なぜ日本人は英語が話せないのか?について「母国語でいい教科書があるかどうか」をポイントに考えてみました。

国によっては「教科書がない人もいる」というのを知っておくことも大事だろうと思います。
日本国内でもスポーツで例えると、田舎には野球を教えられる人がいないから、都会の高校・大学へ行くといったようなことに似ています。


今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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