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<Vol.3>知らないことと知っていること

日本人同士の場合でもよくあることだが、「そんなことは当然知っているだろう」ということで上司が部下に物事を説明しない。ということがよくあると思う。それが理由でうまく物事が進まないなんてこともよくあると思います。

外国人の場合だと当然、日本人同士以上に知らないことがたくさんあります。それはビジネスに対するスキルや知識とは全く違う部分のことで、日本の習慣や長年生活する中で知り得る知識の部分である。

タイトル画像に入れているように例えば「明石家さんま」と言えば日本人なら誰でも知っているし、明石家さんまに関するエピソードやギャグを披露すれば理解してもらえることもあるが、外国人の場合だとそうはいかない。「明石家さんま」や「タモリ」といった日本人なら誰でも知っていることでも知らないということはよくあることである。

日常生活においてもそうである。大学生活4年間を終えて就職しようという外国人はある程度の理解は出来てきているが、まだ在日2年以内の留学生やワーキングホリデーの人たちだと「ファミマ」「マツキヨ」「自販機」とかそういうことが分からない場合もある。

そんな時に「なんでそんなことがわからないんだ!」と思うこともあるだろうが、その人にとっては一度も体験したことがないワードなので教えてあげなければならないことなのです。

ただ、ここで間違ってはいけないのが、「ファミマ」を知らないからと言って、その人のビジネススキルやクリエイティビティが低いという訳ではないということです。

そこで「どうせ何にもわかんない」からと勘違いして、外国人との距離を広げてしまったり、業務をしっかり教えないと、本当は得られていた利益や互いの成長はそこで完全にストップするだけでなく、下降していくことになってしまいます。これは間違いなく指導者の責任と言えます。日本人だろうが外国人だろうが、教えられる側だけの責任ではないと言えます。

これを読んでくださったあなたがもし自分以外の国のことについて問われたときにどれだけのことを知っているでしょうか?

韓国人なら誰でも知っているコンビニ名はわかるでしょうか?タイの有名芸能人の名前を1人でも言えるでしょうか?

これだけ毎日外国人のみんなと一緒にいる私も勉強不足で正直わかりません。

それを理由にあなたは「使えない」。

と評価されてしまってはどうでしょうか?もちろん努力は必要ですが、それ以外のスキルも思考力も情熱もあるのに、何も発揮できないまま終わってしまうということになってしまいます。

人が持っている本当の魅力をよく見てみると、本当の利益を互いに共有できることは間違いありません。対外国人においては特にそうだといえるでしょう!

明日から是非、そんな気持ちで向き合ってください。

いただいたサポートは、TOKYO GLOBAL LABという弊社の外国人留学生が日本のインバウンドの課題を解決するための活動に活用させていただき、皆様の役に立つ情報を提供いたします。よろしくお願いします。 https://tokyo-global-lab.com/