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≪Vol.53≫日本の若者事情のホントの話 part.2

前回の記事で、日本にいる日本人・外国人の若者事情について書きました。
日本にいる若者がどうなっていくのか?が少し感じられたかなと思います。

前回の話で、日本人の海外留学があまり増えていないという話もしたのですが、ちなみにどこに留学しているのか?について書きたいと思います。

図1

※こちらは文科省(JASSO)から発表されているものです。

2018年度なので、少し前ではあるのですが、
概ね予測できそうな留学先ではないかと思います。

1.アメリカ
2.オーストラリア
3.カナダ

こちらは短期の語学留学目的も多いと思います。
私も経験がありますが、英語を学ぶための留学をする人は多いと思います。

ちなみにアメリカに留学するとなると、
1年間に500万円程度必要と言われます。(学費、生活費)
それなりの富裕層ではないと、普通のルートで大学に通うというのは容易ではないと考えられます。

今は文科省「トビタテ!留学JAPAN」という制度もあり、国の支援を受けることが出来る場合もありますし、確かソフトバンクの孫さんも「孫正義育英財団」で支援していると思います。

そういうことがないと、なかなか1年間に500万円を払ってあげられる家族はいないと思います。そうなると日本の大学の制度を活用した一時的な交換留学や一時的な語学留学しかできないのではないかと思います。

いい話ではないかもしれませんが、
外国人が日本留学する理由の一つとして、留学費用が「安い」というのもあります。また留学期間中に「アルバイトをしてもいい」ということもあります。
もちろん、学習面、文化面、安全性、将来的な魅力など総合的に判断してのことではあります。

先日、オリエンタルラジオの中田敦彦がYouTubeで「世界の未来予想図」についてジム・ロジャースの本を参考に紹介していたのですが、私も以前に、ジム・ロジャースの本を読んで気になっていました。

私は読んでいたのは「お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する 」です。

この中で話されているのは、
今後、世界のリーダーはどうなっていくのか?
という話ですが、

ちなみに日本は今のままだと、全く可能性がない・・・
ということになっています。
なぜなら、少子化で、鎖国的なところがあるからです。
人が減って、外国人(移民)を受け入れないから、発展しようがないと。。

では、どこが覇権を握っていくのか。というと、
「中国」
だろうと言われています。

あまりいい加減なことは言えませんが、
10年前なら、中国の技術・商品・サービスに対して、
粗悪なイメージを持っていた日本人も多かった印象がありますが、
今はちょっと違ってきていると思います。

技術(テクノロジー)においては世界一とも言われていますし、
次々とサービスを開発し、世間で一般化されているものもあると思います。

そういう情報は、おそらく日本のテレビメディアでは
あまり言わないような気がしますが、
インターネットの世界では当然知られているのではないかと思います。

さて、そんな事情も踏まえ、
今後、日本人の留学先はどう変わっていくのでしょうか?
また、海外の若者の留学先はどう変わっていくのでしょうか?

僕は日本が海外の若者に選ばれ続けるために、
今、日本に留学している留学生に、
「日本でよかった!」と、
思われるようなことをし続けていくだろうと思いますが、
日本という大きな枠組みで見ると、
日本へ留学する魅力を具体的に伝えるときが今以上に来るのではと思います。

ちなみにジム・ロジャースの家族は
アメリカではなく、シンガポール在住で、中国語を学んでいるとか。

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