【SF】3,4,5月振り返り


ご無沙汰しておりました。
SnellとChapmanを獲得し、無理やりコンテンドの体を整えてスタートしたジャイアンツですが3,4月は低調に終わりコンテンドは厳しいかと思いましたが5月後半から息を吹き返し現地5/31時点で29勝29敗の5割で何とかWC圏内に踏みとどまっています。
今回はここまでの選手成績を中心に大まかに振り返りたいと思います。
 

(参考資料 https://www.baseball-reference.com/teams/SFG/2024.shtml)



野手陣

主な選手(成績は現地5/31時点)
Patrick Bailey .309 4HR OPS.847 OPS+149
LaMonte Wade jr .333 2HR  OPS.896 OPS+168
Matt Chapman .237 8HR OPS.718 OPS+111
Mickael Conforto .280 7HR OPS.821 OPS+140
Heliot Ramos .280 2HR OPS.770 OPS+128

昨年、一昨年とWARが11.5,8.7と低調に終わった野手陣ですが、今年は58試合終了時点で9.8と劇的な改善を見せております。
その一因はdWAR(守備WAR)がプラスを稼げるようになった点だと思います。
若手のBaileyとRamos、新加入のChapmanが守備で大幅なプラスを叩き出しなおかつ打撃面でも平均以上の打力を見せており、 それに加えてWade Jrが一時は首位打者になるなどの大活躍でこのまま行けば野手陣は十分コンテンダーのレベルだと言えると思います。
(といいながらWade jrは先日ハムストリングの故障で全治1ヶ月ほどかかる見込みです…)
特に今までプロスペクトランキングTOP100の常連だったRamosのブレイクはものすごく嬉しいです。
昨年からAAAの打撃成績も急上昇していましたし走力も守備力も平均以上なのでこのままの勢いで長くチームを支える選手になってほしいです。
2番手捕手として2021年の107勝に大きく貢献したCart Casaliの復帰もチームにとって大きなメリットになると思います。

投手陣

こちらは59試合終了時点でWARが1.3とかなり低調です。
エースのLogan Webbは12試合で72.1IP/ERA2.74, 新加入で今年から先発転向のJordan Hicksが12試合で63.1IP/ERA2.70,ルーキーKyle Harrisonが12試合で65.0IP/ERA4.15と健闘していますがこの3人に続く4番手以降の先発がなかなか結果を残せていない状況です。
リリーフは勝ちパターンのRyan WalkerとTyler Rogersは昨年と変わらぬ安定感を見せ、Erik Miller,Randy Rodriguezの左右の100マイルルーキーコンビも活躍し、Sean Hjelleが15試合でERA2.70とついにブレイクの兆しを見せ始めており戦える形はできてきたと思いますがクローザーのCamilo Dovalはコントロールが安定せず塁上を賑わせることが多く、Luke JacksonとTaylor RogersのFA組は三振も取れますし見た目の成績は悪くありませんが 安定感がなくハイレバレッジの場面では使いづらいですしエースのWebb以外安定して6イニング投げられる先発がいないので 必然的に1試合で起用するリリーフ投手の数も増え逃げ切りに苦戦しているというパターンが多い印象です。
4月に6試合で34IP/ERA3.18の好投を見せたKeaton Winnや2年連続150IPのベテランAlex Cobb、21年CY賞左腕Robbie Rayの復帰や昨年のCY賞左腕Blake Snellの復調が待たれます。
故障者組が戻ってくるまでは先日のPHI戦で4IP無失点の行動を見せたSpencer Howerdがローテに定着してくれればとりあえず戦える形はできるかと思います。

安定して6イニング投げられる投手が2,3人はいないとシーズンも戦い抜くことは厳しいのでプレーオフ進出へ向けて故障者組のできるだけ早い復帰、そしてHarrisonのさらなる成長が待たれます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?