【SF】TDL振り返り

今年もMLBファンにとっての夏の風物詩トレードデッドライン(TDL)が終わりました。
53勝55敗の借金2でTDLを迎えたジャイアンツはトレードを3件成立させました。
今回はトレードで放出した選手と獲得した選手を紹介していきます。


①Jorge Soler&Luke Jackson放出

今夏1件目のトレードはJorge SolerとLuke JacksonのATLへの放出でした。
対価はSabin Ceballos+Tyler Matzekです。
Ceballosの成績はこちらに貼っておきます。

このトレードの感想は3年42Mで加入したものの前半なかなか調子が上がらず、かつDHでのみの出場であったSolerと一部でDFA候補とも言われていたJacksonを年俸負担無しで放出することができ(Matzekの引き取りはありますが)、かつプロスペクトまで獲得できたのはいいトレードだと思います。

②Alex Cobb放出

2件目はCLEとのトレードでした。
Alex Cobbを放出しJacob Bresnahan+後日発表選手を獲得することになったようです。

BresnahanはAに昇格したばかりの19歳の左投手ですがRkで46イニングを投げ防御率2.54の好成績を残しており今後が楽しみな投手です。
CobbがTDL前にMLBに復帰できていればもう少し対価をもらえたと思いますが今期登板なしの状態での放出なのでこの条件でトレードをまとめられたのは及第点だと思います。

③Mark Canha獲得

このトレードがこの夏唯一の買いトレードでした。
DETからMark Canhaを獲得しEric Silvaを放出しました。
Canhaは対左投手時の1B/OFとしての起用になると思います。

獲得の意図としては現在ILに入っているWilmer Floresの替わりの右打者と言うことだと思います。
今年の成績で言うとFloresよりはアップグレードになると思いますが個人的にはCFで出ずっぱりのHeliot RamosのバックアップやRPの獲得の方が優先度は高かったのではないかと思います。
(RPはJordan Hicksの配置転換や内部昇格で何とかなるという判断かもしれませんが)
とはいえCanhaは地元球団であるSFへの移籍を喜んでいたようですしPOにも 5シーズン14試合に出場しているなど経験豊富なベテランなのでその経験とモチベーションの高さはチームにいい影響を与えてくれると思います。
対価のSilvaは今年からRPに転向した21歳のRHPで今年はAAでプレーしていました。
制球に苦しみ今年からRPに配置転換されていますがAAでK/9 11.1をマークしており支配力はあるのでハマればクローザーにもなれる実力も備えていると思うのでDETでの飛躍を期待しています。

感想

放出の噂があったSnellやConfortoをキープし、完全な再建ではなく余剰戦力を放出しつつPS出場を狙っていくという形を取ったのだと思います。
波に乗り切れず勝率5割にもなかなか届かない今シーズンですが8月前半は比較的楽なスケジュールですしここで貯金を作ってPO争いに絡み、なおかつ 来年に繋がる戦いをしてもらいたいです。


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