「鰤を釣り、コードを書いて、ビール飲む。」in Cookpad Summer Internship 2022
はじめに
(とてもインターンの体験記とは思えないタイトルですが)ここでは2022年8月15日~9月2日の間に行われたCookpad Summer Internship 2022 15-day Tech Courseの概要&私がどんな3週間を過ごしたか(主観込み)を書いていこうと思います。
概要
一応概要を書きますが、ほとんどここに記載されています。
まず、今回のインターンは大きく分けて2部構成になっています。
前半5日間が講義プログラム、後半10日間がOJTプログラムになっています。
開催日程は3週間になっていますが、土日は休みです。
平日は基本的には10時~19時の休憩1時間で実施されます。
今回のインターンは前半の講義パートはオンライン、後半のOJTパートはオフライン(もちろんオンラインでも可)で開催されました。
講義期間
1日目
これからのインターン期間中に備えて準備をするのがメインです。
インターン参加者それぞれの自宅にPCが配送されるのでそれを受け取り、アカウント等も配布されるので、それらを用いてセットアップを行います。
その後Git/Githubについての講義が行われました。
2日目
「Swiftによるモバイルアプリケーションの開発についての講義」
講義用のレポジトリが用意されており、それを元に解説やハンズオンを行っていく形で進行していきました。今回はCookpadアプリの一部の機能を切り取ったminiCookpadが題材になっており、講義を進めるとminiCookpadが完成します。
基本的には講師が1人、困ったときに助けてくれるTAが数名(+αで野良の社員さんが助けてくれる)という構成でした。
3日目
「Rubyによるサーバーサイド開発についての講義」
こちらも基本的な構成は2日目と同じです。講義を進めていくと、前日に作成したminiCookpadのサーバー側が完成します。
BFF(backend for frontend)サーバーをRESTAPI/GraphQLを用いて作っていくというものでした。
4・5日目
「サービス開発講義」
この2日間は前日までの2日間と打って変わって、コードを一切書きません。
クックパッドが日々のプロダクトづくりに活用しているサービス開発の手法等が組み込まれた講義&ワークショップになっています。
ユーザーインタビューを行う。その課題を解決するためのアイデアをフレームワーク等を用いて考え、プロトタイプを作成する。次の日にインタビューをしたユーザーに触ってもらい、自分たちの立てた仮説の検証等を行う流れでした。
OJT期間
6日目以降
「OJTプログラム」
実際の現場に配属され、社員に混ざりながら実務を行うというものです。ここからは、配属先のチームや個人に与えられるタスクによって大きく内容が異なると思います。
今回はレシピ/マート/コメルコ/メーカーズタウン等様々な配属先が用意されており、その中でさらにサーバ/フロント/iOS/Androidに配属されていくような形でした。
配属は基本的には面接での本人の興味&やっていることを踏まえて、受け入れ人数を考慮して決めていたらしいです。ただ、思い通りに配属されなかった場合も、相談すればかなり柔軟に対応してもらえていました。
最終日
「成果報告会」
やり残した仕事を進めつつ、午後からの成果報告会に備えてその準備をしました。成果報告会では社員含めて50人くらいの人に対して発表を行います。その後、講評があり懇親会がありました。
ランダムイベント
その他
クックパッドには部活動制度があり、様々な部活動があります。
インターン中も部活動への勧誘が行われており、インターン生も参加可能なため、それぞれが好きな活動に参加していました。
私が観測していたインターン中に活動が行われていた部活動は、ダーツ部/釣り部/パフェ部/ボードゲーム部/料理スキル向上部/キャッチボール部等です。(なんか抜けている気がする)
他にも、コーヒー関連の機材が整っていたり、かき氷機が置いてあるので、それを使いたい人への使い方説明会が発生したり、毎日16時~20時まで4種類のビールが無料で飲めるのでそれを求めて集まった人たちでプチ飲み会が行われる等いろんな場所でイベントが発生していました。これらのイベントのおかげで、インターン生同士はもちろん、社員さんとの交流の機会はたくさんありました。
主観を交えた体験記
ここからは、私の感じたことや他のインターン生と話したこと等含めて書いていきます。
※あくまで私が感じたことなのでそこを念頭に置いて読んでください
どんな人が書いてるの?
この記事を読んでいる人の目的は様々だと思いますが、「クックパッドのインターン行きたいな~」と思っている人も多いのではないかと思います。
インターン参加者は皆それぞれ経歴や年齢、人柄などバラエティー豊かだったため、「○○な人が参加できる」とかはないですが、その中の1人はこんな人だよということで置いときます。
宇部高専卒→千葉大学編入→千葉大学大学院進学
現在修士1年生
大学は情報系。大学病院と共同で、医療画像×機械学習の研究を行う。
千葉大学編入後、web系ベンチャー企業でバイトを始める(2年間)
主にバックエンド(Django)を担当し、たまにちょっとした修正などでフロント(React)も触る。
企業の人などと話す際に作ったもの見せてって言われることありますよね?その時は会計君(個人開発)を見せていました。
とにかく多趣味で好奇心旺盛な性格です。
なぜクックパッドインターンに参加したか?
サマーインターンってたくさんの会社が行っており、日程超被りますよね(学生的には超機会損失。。。)その中でクックパッドを選んだ理由をいくつか紹介します。
食というドメインに興味がある(食が好き!)
講義パートに非常に興味があった
オフライン開催だった
給料が高い
就活イベントやTech系のイベント等でなにかと目にすることが多くつよい人がたくさんいそうだなという印象があった
講義期間
前半5日間の講義パートはコロナの影響もあり、オンラインで行われました。講義を受けてて新鮮だったのが、講義はやるけど進める人は勝手に進んでいいよスタイルでした。インターン参加者の経歴は様々です。講義で扱われる技術の経験値もばらばらなので当然ではあるのですが、この進め方のおかげで、それぞれのレベルにあった濃い講義になっていたと思います。
Gatherというミーティングツールを用いて講義を行っていたのですが、これがなかなか良かったです。
講義/解説を聞きたい人は大きなみんながいる部屋で。もくもく作業したい人は小部屋で。TAに質問がある人は中部屋で。等と目的に応じた使い方ができ、話したい人の近くに行けば会話できるし、オンライン感もあまり強くなかったです。
4,5日目のサービス開発講義では、「ユーザーインタビュー」や「ユーザーテスト」を実際に行いました。ユーザーインタビューはなかなかやる機会がないと思うので良い経験になったなと思います。
OJT期間
私は、クックパッドマートにiOSエンジニアとして配属されました。
ちなみに、iOS全く触ったことがなかったです。(普段もWindowsPCだし。。。)
私自身、クックパッドマートに行きたい。という希望は強くあったのですが、技術的に何が触りたいというのは、強いこだわりがなかったし、なんならiOS触ったことなかったから、触ってみたいくらいだったので、満足いく配属でした。
OJT期間中のタスクとしては、クーポン画面の改修&カート画面の一部改修を行いました。
もちろんSwift初めてで、分からないことだらけだったので、メンターに質問攻めしながら、タスクを進めていきました。(かなり手厚い対応だったので、非常に感謝している)
また、デザイナーとコミュニケーションを密にとりながら、タスクを進めていくのも非常に楽しかったです。
とても面白いタスクをもらったなと思いました。
ランダムイベント
先ほど、紹介したように、部活動制度が存在し、インターン期間中にも様々な部活が活動していました。
好奇心旺盛な私は、参加できるイベントにはすべて参加しました。というか、多分インターン中に行われたイベント全部に参加したと思います。
やはり、最も印象に残っているのは釣り部の活動です。
日曜の朝4時くらいに集合し、昼過ぎまで釣りを楽しみました。海の状態はあまりよくなかったですが、その中でも鰤(ま、ほんとはワラサだが)をなんとか釣ることができました。
しかし、ここで終わらないのがクックパッド。
次の日には、インターン生等を集め、釣った魚を中心にみんなで料理して食べようの会が開かれました。
副業で寿司職人をしている社員さんに寿司を作ってもらったりして、みんなでご飯を食べました。
他にも、WeWorkのビール飲み放題トラップにより、勝手に人が集まってくるので、そこでコミュニケーションが生まれたりして、業務時間外も非常に楽しく過ごせました。
感じたこといろいろ
会社単位で、インターンへの対応が手厚い。
エンジニア等(人事以外の社員)が様々なイベントを自発的に開催してくれて、交流の場を複数設けてくれた。ランチ等も積極的に誘ってもらえた。インターン生に良い時間を過ごしてもらおうという想いが非常に伝わってきてよかった。(ホテルもめっちゃよかった。ずっと住みたいレベルだった。)
ロジカルな考えをベースに作業している。
デザイン1つや実装1つを取っても、「なぜそのようにしたか?」というのが、しっかり説明がされている。さらに、それが見える場所に置いてある。個人開発だと、「何となくこっちの方が良さそうだからこうする。」みたいなことがある。しかし、それは当然許されず、説明できる仕事を意識することで、些細な差に気が付けるようになるし、より良いアイデアにつながるのかなと思った。
オフィスがとにかくよい
遊び心にあふれた出社したくなるようなオフィスだなと感じた。また、あらゆる場所に食に関するものが存在し、食を意識しないことが不可能なオフィスになっていた。クリエイターズテーブル(コーヒーを豆から作ったり、かき氷が作れたりする場所)も良かった。
不必要なコミュニケーションが頻繁に起こる。
あえて不必要と書いたが、ここで言いたいのは、業務に関係ないコミュニケーションが起こるということだ。例えば、クリエイターズテーブルでコーヒーを作ってると社員の人が寄ってきて話しかけてくれたりする。こういった、何気ないコミュニケーションが生まれることで、業務で迷った時などに、声をかけやすくなったりする。様々なところで雑談が行われている。そういった雰囲気が本来必要なコミュニケーションを取りやすくして、結果として、個人の成長やプロダクトの成長につながっていくのだろうなと感じた。
オフライン開催がほんとによかった
オフラインでの開催により、交流の機会がとても多かった。社員、インターン生共に交流することが多く、そういった場でこそ、社員の本音が聞けたりする。会社の雰囲気を知るにはこれが一番だなと感じた。そして、業務後にビール飲んだり、中華街に中華食べに行ったりするのがシンプルに楽しかった。今でも、インターン生と連絡を取り合ったりする。そういった横のつながりができたのも大きな収穫だったと思う。
最後に
いろいろ書いてきましたが、まず最初にインターンどうだった?と聞かれて思いつくのは、「めちゃくちゃ楽しいインターン」だということです。
その時その時を楽しく過ごすのを一番大切にしている私としては、学び多く、遊び多い(←ここは個人によるが)この3週間は素晴らしい時間でした。
このインターンで関わったすべての人に感謝しています!!!!
あと、インターン直後に体験記書こうと思って書いてたけど、なぜか途中で止めちゃって1か月後とかにまた途中から書き始めたので、変な部分あるかもしれないですが、そこは多めに見てください。
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